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境内とは?読み方・意味・類語・英語・マナーを紹介!
目次
境内とは、神社や寺院の敷地内のこと
境内は「けいだい」と読み、
- 境界の内側、区域内。
- 特に、神社や寺院の敷地内。
このように2つの意味があり、特に神社や寺院の敷地内を指す言葉です。
宗教法人法では「境内地(けいだいち)」と呼び、神社や寺院、教会や修道院が活動を行う土地を指します。
一般的に境内と外を分ける境には、神社なら鳥居、寺院なら山門(さんもん)と呼ばれる門が建っています。
境内の類語と使い分け
境内の類語は、神域(しんいき)、神苑(しんえん)、寺内(じない)、山内(さんない)、寺中(じちゅう)の5つです。
境内は神社にも寺院にも使いますが、類語の中では神社と寺院で使い分けます。
神社編
- 神域:神社の区域内、神が宿るとされる一帯
- 神苑:神社の敷地内、または神社の庭園
寺院編
- 寺内:寺院の中、寺の境内
- 山内:山の中、寺の境内
- 寺中:寺の中、寺の境内、大寺の境内にある小寺、塔頭 (たっちゅう)
境内を英語で表す・例文を紹介
英語で境内は「precincts」とあらわします。
類語の英語は以下の通りです。
- 神域:Shinto shrine precincts
- 神苑:shrine gardens
- 寺内:inside a temple
- 山内:within the grounds of a temple
- 寺中:sub-temple
「precincts」を使った例文
日本語:境内は縁日で賑わっている
英語:The precincts of the temple are crowded with people at the fair.
神社や寺院の境内での禁止事項やマナー
神社や寺院の境内は厳粛な祭祀の場であり、神聖な場所です。公園などの公共施設ではありませんのでくれぐれも注意しましょう。
昨今一部の参拝者のマナーの乱れから、禁止事項を設けている神社や寺院もあります。
代表的な禁止事項と、知っておきたいマナーや参拝ルールについてそれぞれ紹介します。
神社や寺院の境内での代表的な禁止事項
神社や寺院によっては「禁止事項」を設けHPで公開しています。代表的な禁止事項を一部抜粋して紹介します。
- 無許可での営業・取材・勧誘・ビラ撒き・アンケート等の行為
- ドローン(小型の無人飛行機)やラジコンの無許可の使用や飛行の禁止
- 犬の散歩は控える、また境内では犬を抱える(神聖な場所を排泄物で汚さないため)
- 指定場所以外での喫煙
- 他の参拝者への迷惑となる行為
神社と寺院で共通する境内の代表的なマナー3選
- 境内の参道は左右どちらかを歩くようにし、中央は歩くのを避ける
- 露出が多い服装や派手な装いは慎む
- 参拝者が共同で使用する手水舎(てみずや、ちょうずや)の柄杓(ひしゃく)は次の参拝者のことを考えて、使用したら必ず元に戻す
神社と寺院で異なる境内マナーとは
「忌中」といわれる期間(神道:50日間、仏教:49日間)は、神社へのお参りは控えます。つまり境内に入るのを慎みましょう。
「忌中」は故人の死を悼み、御霊(みたま)を鎮める期間のため、神事や結婚式などの出席は控え慎んだ生活を送ります。しかし、忌明け後であれば参拝をしても問題ありません。
寺院は「忌中」でも参拝できます。