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砕石とは?読み方や意味、種類や材料、記号、メリット・デメリットを紹介

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砕石とは、大きな岩石を粉砕機で小さく砕いて作った人工的な石のこと

砕石は「さいせき」と読み、大きな岩石をクラッシャーと呼ばれる粉砕機で作った人工的な石を指します。

砕石は、「クラッシャーラン」または「バラス」とも呼ばれています。
岩石を砕いて作られた砕石の他に、コンクリートやレンガなど建設廃材を砕いて作られた砕石を「再生砕石」と呼びます。

砕石の材料は「砂岩」「安山岩」「花こう岩」

再生砕石の材料はコンクリートやレンガなどの建設廃材ですが、砕石の材料となる岩石にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁 採石業者の業務の状況に関する報告書の集計結果 (採石法施行規則第11条の規定による報告) 令和元年再々修正版

日本では「砂岩」「安山岩」「花こう岩」が多く産出され、砕石の材料もほとんどが「砂岩」「安山岩」「花こう岩」です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

砂岩

砂岩は砂が固まってできた岩石です。砕石の他建材として広く使用され、構造材や一般的な仕上げ材、屋根材などに用いられています。また、道路、石垣、石段などにも利用されています。

安山岩

安山岩はマグマが噴出して冷えたものです。安山岩は石垣や石壁、また砕石(砂利) としてコンクリートの骨材、土木用の基礎工事などに用いられています。

花こう岩

花こう岩は、マグマがゆっくりと冷えてできた岩石です。緻密で硬いことから、 石材としての利用が多く、石の鳥居や石垣、石橋、建築物の外壁、墓石など 広く利用されています。石材としては御影石とも呼ばれています。

砕石と再生砕石は記号で区別できる

砕石には「砕石」と「再生砕石」の2種類ありますが、その他に砕石の大きさを一定に調整しているか、調整をしていないかという基準でも区別をします。

それらの砕石を記号であらわしますが、記号はそれぞれを意味する英語の頭文字から引用され、組み合わせて使用されています。

・C:Crush「粉砕する」という意味があり、砕石をあらわします。
・R:Recycle「リサイクル、再生利用する」という意味があり、再生砕石をあらわします。
・M:Mechanically stabilized「機械的に安定した」という意味があり、砕石の大きさを調整した粒度調整砕石をあら わします。

記号名称砕石の種類
C砕石
クラッシャーラン
岩石を砕いただけのもの
砕石の大きさは一定していない
M粒度調整砕石
ミックス
砕いた岩石をふるいで分け調整を行ったもの
砕石の大きさが一定なもの
RC再生砕石
リサイクルクラッシャーラン
コンクリートやレンガを砕いただけのもの
砕石の大きさは一定していない
RM再生粒度調整砕石
リサイクルミックス
再生砕石をふるいで分け調整を行ったもの
砕石の大きさが一定なもの

記号の後ろに数字をつけることにより、砕石の大きさをあらわすことができます。

  • C-10:砕石で石の大きさが0~10mmのもの。
  • RC-40:再生砕石で石の大きさが0~40mmのもの。

砕石と砂利の違いとは

砕石とよく比較されるのが砂利ですが、それぞれの違いや特徴を見ていきましょう。

砕石砂利
形状粉砕機で砕いているので角がゴツゴツしている。川や海で取れる天然石なので角が丸い。
特徴角がゴツゴツしていることで、上から圧をかけると砕石と砕石がしっかり噛み合い、地盤が締まる。砂利は角が丸いために、上から圧をかけても噛み合わず、踏みしめてもずれて固まらない。
用途基礎や線路の路盤、駐車場など。庭や外構、インテリアなど。

砕石はしっかり地盤が締まる特徴があることから、道路の基礎や鉄道の路盤、駐車場などで利用されています。また砂利に比べ安価なため、外構やお墓回りに使用されることもあります。

砕石の使用するメリット・デメリット

砕石を使用する際のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

砕石を使用するメリット

① 玉砂利などに比べ安価である
② 歩くと音がするため、外構に利用すると防犯対策になる
③ 土に敷くだけなので、専門的な知識や工具がいらない
④ 土に敷き詰めると雑草対策になる

砕石を使用するデメリット

① 駐車場に利用した場合、砕石がタイヤで飛び散り傷がつくおそれがある。また砂埃がたつ。
② 岩を砕いただけなので見た目がゴツゴツとし、地味な印象になる。
③ 砕石敷きからコンクリート敷きや芝生敷きに変更する際、砕石を取り除く必要があるため撤去費用、処分費用がかかる。

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