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黒檀とは?仏壇やピアノに使う木材?読み方、意味を紹介
黒檀とは東南アジアなどに広く分布する木のこと
黒檀とはカキノキ科カキノキ属の熱帯性常緑樹です。東南アジアからインドやスリランカの南アジア、アフリカにかけて広く分布しています。
日本では、沖縄県などの一部で生息が見られますが、ほとんどは主にアフリカやインドネシアなどの熱帯地域から輸入されているのが現状です。
読み方は「こくたん」。英語訳は「ebony」です。
2種類の黒檀がある
黒檀には数種類あると言われていますが、大きくは
- 全体的に真っ黒な「セイロンエボニー:本黒檀」
- はっきりした縞模様が特徴の「マッカサルエボニー:縞黒檀」
の2種類に分けられます。
なお、黒檀は成長が非常に遅く、幹の直径が18㎝に成長するまで200年かかると言われています。比重はかなり高く、希少性が高いことも特徴です。
黒檀は堅く耐久性・音響性に優れている
黒檀は、その字が示すとおり最も黒くて堅く、耐久性・音響性にも優れていることから、古代から世界各国で銘木として珍重されています。
活用例はさまざまで
- ピラミッドの副葬品
- ピアノの黒鍵
- ヴァイオリンなど弦楽器の指板
- 三線の棹
- カスタネット
- チェスの駒
など。
このほか、正倉院の宝物にその素材が使用された例もあります。
仏壇や仏具に加工されている
黒檀は、耐久性に加え、油分を多く含んでいることから磨くと光沢が出ます。
このため、仏壇や仏具、また、印鑑やお箸などにも加工されています。
数珠やパワーストーンとしても人気
黒檀は、そのシックな見た目から数珠やパワーストーンとしても人気があります。
邪気を寄せ付けないという意味合いがあることから、お守りとして持っている人も多い様子。
このほか
- 精神の安定
- リラックス効果
- 気持ちを穏やかにする
- 健康の促進
という意味も持ち合わせています。
黒檀についてよくある質問
まとめ:黒檀とは仏壇や仏具などに加工される希少な木材
黒檀とは、熱帯性常緑樹でその字が示すとおり最も黒くて堅く、耐久性・音響性に優れるという特性を持っています。このため、古代から世界各国で銘木として珍重され、ピラミッドの副葬品をはじめピアノの黒鍵やヴァイオリンなど弦楽器の指板に加工され、日本国内では正倉院の宝物にその素材が使用された例もあります。
黒檀は、油分を多く含んでいることから、磨くと光沢が出ます。このため、仏壇や仏具などにも加工されています。
邪気を寄せ付けないという意味合いがあり、数珠やパワーストーンをお守り代わりに持つという人も多い様子です。
しかし、成長が非常に遅く、生息地が限られていること、素材として利用できるには長い年月を要するため、希少性の高い木と言えます。