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坐蒲とは?坐禅に必要?おすすめはビロード?素材・作り方を紹介
坐蒲とは坐禅で使用する座布団のこと
坐蒲とは、坐禅のときにお尻の下に敷く座布団のことです。
読み方は「ざふ」。
曹洞宗では円形、臨済宗では長方形のものが使われるなど、同じ禅宗でも宗派によって違いが見られます。
坐蒲を用いるのは背中を伸ばしやすくするため
坐蒲の有無で、坐禅の質に大きな違いが生じる様子です。曹洞宗の開祖「道元禅師」は、坐禅には坐蒲を用いるようにと述べられています。
坐蒲の端の方に腰を下ろし、両膝で畳を押さえるようにして座ると、安定し、良い姿勢を長く保つことが可能となります。
坐蒲を選ぶときは素材に着目しよう
坐蒲は、さまざまな価格帯のものが登場しています。インターネット通販や仏具店などで販売されています。
坐蒲を新しく購入する際は、長時間良い姿勢で坐禅を続けられるよう、坐蒲の中綿や表布の素材にも着目することがおすすめです。
中綿はパンヤがおすすめ
中綿をポリエステルの綿で仕上げているものも多く見かけます。しかし、長時間座ることや、坐禅の習慣を長期的につけたいと思っている場合は、「カポック」という植物の実に詰まっている天然の綿であるパンヤが使われているものがおすすめです。
パンヤは、ポリエステル綿と比べると固くてへたりにくく、耐久性に優れているという特徴があります。
表布はビロードがおすすめ
坐蒲は、中綿を包むように表布で覆われていますが、長時間座ることから表布の素材にも注意したいものです。綿素材で仕上げられているものは、安価ではありますが座ったときに滑りやすく、座禅用としては不向きと言われています。
そこでおすすめの素材がビロードです。
綿素材のものと比べると、より高価となるほか、ホコリなどがつきやすいという点は避けられませんが、滑りにくいため重宝しているという意見も多く聞かれます。
坐蒲についてよくある質問
まとめ:坐蒲とは坐禅で用いる円形や長方形の座布団のこと
坐蒲とは、坐禅のときにお尻の下に敷く座布団のことで、曹洞宗では円形、臨済宗では長方形のものが使われます。
長時間座り続けるには、坐蒲自体の仕様も重要な要素です。おすすめの中綿はパンヤで、表布はビロードです。
▶︎パンヤ・ビロードについて詳しくはこちら
毎日の習慣に坐禅を取り入れてみたいと思うときは、これらの素材で仕上げられた坐蒲を活用してみましょう。