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宅墓とは?読み方や意味は?メリット・デメリットを紹介

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宅墓とは自宅内に設置できる小型のお墓のこと

宅墓とは、「自宅墓」とも呼ばれる自宅内に設置できる小型のお墓のことで、手元供養の一つと言われています。

読み方は「たくぼ」。

少子高齢化や核家族化が進行し、生活スタイルも多様化している昨今では、後継者の問題も重なって、従来のようなお墓を残せないという人も少なくありません

このため、墓地にお墓を建てずに故人やご先祖様を供養していきたいと考える人が増えつつあると言われています。宅墓は、現代の生活スタイルにマッチした新たな供養方法の一つと言えるでしょう。

開発は滋賀県にある老舗石材店『浦部石材工業』

宅墓の開発は、滋賀県にある老舗石材店「浦部石材工業」。

2015年に商標登録がなされ、自宅に設置できるコンパクトなサイズの宅墓は、故人を身近に感じ、心のよりどころとして同じ時間が過ごせることに注目が集まっています。

宅墓の種類は全4種、価格は7万円〜14万円

宅墓には1人用と夫婦で入れる2人用タイプの全4種類があり、価格は7万円〜14万円が目安です。石の色や石彫面数、デザインが選べるセミオーダータイプのため、故人らしいデザインを用意することができるでしょう。

なお、宅墓でも小ぶりの墓石を用意する場合は、2寸サイズの骨壷を用意し、そこに少量の遺骨を入れて納骨します。

ここで言う納骨は、墓地、埋葬等に関する法律に定める「焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」という規定に触れないため、違法行為ではありません

宅墓のメリット・デメリット・注意点

考えられる宅墓のメリット・デメリットは次の通りです。

宅墓のメリット

宅墓のメリットは、

  • 自宅でお墓参りができる
  • お墓の用意や管理にかかる費用を抑えられる
  • お墓の管理で子孫への負担を減らすことができる
  • ペットの供養でも設置できる
  • 引越しの際も一緒に移動できる

などがあげられます。

宅墓のデメリット

一方、デメリットは、

  • 考え方の違いから親族と揉めてしまうことがある
  • 災害などで遺骨を紛失してしまう可能性がある
  • 宅墓を設置した人が亡くなった後は、遺骨の行き先が曖昧になる

などが考えられます。

注意点:親族と話し合って設置することが大切

宅墓に限らず、お墓を建てるか建てないかの選択は、親族はもちろん家族の中でも意見が分かれることがあります。後になって、「やっぱり従来のお墓が良かった」というトラブルを招くことも考えられるため、宅墓を設置する際は必ず親族や家族間で話し合い、意見を合致させておくことが大切です。

また、宅墓であっても「お墓は要らない」と考えている人もいます。こういった考え方についても、親族間において早めに整理しておくと良いでしょう。

宅墓についてよくある質問

宅墓に納められなかった遺骨はどうすればいいの?

一般的に、宅墓に納める骨壷はコンパクトなサイズのものであり、遺骨の全てを納めることはできません

納めきれなかった遺骨は、

  • 代々のお墓や永代供養墓、納骨堂などに納める
  • アクセサリーなどの手元供養品に納める
  • 散骨する

など、さまざまな形で供養すると良いでしょう。

また、2寸の骨壺分だけを拾骨し、残りは火葬場で引き取ってもらえる場合もあるので拾骨の際は、火葬場と相談してみると良いでしょう。

宅墓を管理する人がいなくなったらどうするの?

宅墓に限らず、一般墓であっても将来的にお墓を管理する人がいなくなる可能性は捨てきれません。その際は、永代供養や合葬塔、散骨、樹木葬などの形をとって、供養すると良いでしょう。

なお、宅墓を設置する際に「管理する自分が他界したらどうしてほしいのか」をあらかじめ明確にしておくと、家族に安心を残すことができるでしょう。

h2まとめ:宅墓とは手元供養の一つとして自宅内に設置できる小型のお墓

宅墓とは、自宅内に設置できる小型のお墓のことで、手元供養の一つです。

宅墓のデザインは、1人用と夫婦で入れる2人用タイプがあり、その種類は全4種、価格は7万円〜14万円が目安。設置する際は、2寸サイズの骨壷に少量の遺骨を納骨します。

なお、宅墓には、自宅でお墓参りができる、お墓の用意や管理にかかる費用を抑えられるな

どのメリットがある一方で、親族間での考え方の違いや、宅墓を設置した人が亡くなった後

はどうするのかなど、整理しておくべき事柄が考えられます。

後になって「やっぱり従来のお墓が良かった」というトラブルにならないよう、宅墓を設置する際は、必ず親族や家族間で話し合い、意見を合致させておくことが大切です。

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