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斑レイ岩とは?|意味や特徴、他の岩石との違いを解説

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斑レイ岩とは火成岩の一種

斑レイ岩とは、火成岩(かせいがん)と呼ばれる岩石の一種。マグマが地下深くでゆっくりと固まってできた岩石です。

ここでは斑レイ岩の特徴や、ほかの岩石との違いについて説明します。

斑レイ岩の語源や特徴

斑レイ岩は火成岩と呼ばれる岩石のひとつです。火成岩はさらに火山岩と深成岩に分類されますが、斑レイ岩は深成岩に該当します。

斑レイ岩は英語で「gabbro」

斑レイ岩は英語名は「gabbro」。もともとはイタリアのトスカナ地方において、工芸家が呼んでいたgabbroという石材名に由来するようです。当初は蛇紋岩や輝石などからできる特殊な火成岩に使われていましたが、時を経て、今のような意味で使われるようになりました。

漢字では「斑糲岩」で「粒状で黒い斑点のある石」という意味

斑レイ岩は、正しくは「斑糲岩」と書きます。ただし漢字が非常に難しいため「斑レイ岩」や「斑れい岩」「はんれい岩」と表記するのがほとんどです。

「斑(はん)」は“まだら”と言う意味で、「糲(れい)」とは“くろごめ、玄米”と言った意味。そのため「粒状で黒い斑点のある石」というのが、「斑糲岩」の意味になります。

斑レイ岩の性質

斑レイ岩は深成岩のひとつで、同じ深成岩には花崗岩(かこうがん)や閃緑岩(せんりょくがん)が分類されます。有色鉱物である角閃石や輝石を多く含んでおり、全体が黒っぽい岩石が多いです。また、無色鉱物はほとんどが斜長石であり、石英やアルカリ長石はほとんど含みません。

非常に耐久性が高く、経年劣化がほとんどないため、石材としても広く利用されています。

斑レイ岩を含む火成岩の種類と違い

斑レイ岩は、火成岩のひとつです。火成岩はマグマの冷え方によって、さらに火山岩と深成岩に分かれます。

火山岩と深成岩

マグマが冷えて岩石となるとき、マグマは地上や地上近くで急激に冷やされたものを火山岩と呼びます。一方、地下深いところでゆっくりとマグマが冷えて固まってできたものは深成岩と言います。

さらに火山岩と深成岩は、含まれる鉱物の違いでも分類が可能。火山岩は流紋岩、安山岩、玄武岩の三種類に分類され、深成岩は花崗岩、閃緑岩、斑レイ岩に分かれます。

含まれる鉱物の違い

火山岩と深成岩は、含まれる無色鉱物が多いと白っぽく、有色鉱物が多いと黒っぽく見えます。この色と岩石の種類について、対応を表にして確認しておきましょう。

分類・色灰色
火山岩流紋岩安山岩玄武岩
深成岩花崗岩閃緑岩はんれい岩

斑レイ岩の用途

深成岩である斑レイ岩は、非常に硬く吸水率も低いため、墓石など多くの石材に用いられています。

閃緑岩と合わせて「黒御影」とも言われる

斑レイ岩のなかでも黒いものは、閃緑岩と合わせて「黒御影(くろみかげ)」として、石材にもよく利用されます。表面を磨くと美しい艶が出るのが特徴です。

まとめ:斑レイ岩はマグマからできた岩石

斑レイ岩はマグマが地下深いところでゆっくりと冷やされ、岩石となったもの。黒御影として美しい光沢が魅力的な石材です。探してみると、意外と身近なところから見つかるかもしれませんね。

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