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勤行とは?読み方・意味は?宗派による違い・日常的な勤行の注意点

目次

勤行とは仏教の務めに励むことを意味する言葉

勤行とは「ごんぎょう」と読み「精進すること」を意味する言葉です。「お勤め(おつとめ)」とも呼ばれることもあります。

この他、毎日決まった時間に読経することや、仏道修行に邁進することの意味が転じ「特定のことに対して一生懸命に打ち込む」という意味で使われることもあります。

勤行の種類

勤行は、僧侶が本尊に向かい読経することだけではありません。家庭でも仏壇の前で日課として念仏を唱えることも、日常的な勤行だといえます。

他にも

  • 彼岸会や盂蘭盆会(うらぼんえかい)など、お寺の年中行事で行われるもの
  • 故人の追善法要

なども勤行に含まれます。

「仏教徒として善い行いをすること」が勤行の目的

勤行は、仏教における修行のすべてにおける根本。毎日実践することで、規則正しい生活が送れるため、善行を成すとともに健康維持にも繋がります。

また、時間に縛りがなくいつでも始められるという意味で最も手軽な修行といえます。しかし自分で決め、一人でも毎日継続するためには、怠けたい心に打ち勝たなければなりません。

手軽である中にも、厳しさも兼ね備えているといえるでしょう。

毎日決まった経典を読経することは心を安定させ、心配事があっても乗り越えられるようになるとも考えられています。

勤行は宗派によって違いがある

勤行は毎日継続していくものですが、その内容には宗派の経典によって違いがあります。

宗派別・勤行の違い一例

宗派勤行の一例
天台宗・法華経(ほけきょう)や般若心経(はんにゃしんぎょう)を朝夕の2回唱える
・線香を焚く。
真言宗・朝夕共に大日経(だいにちきょう)や理趣経(りしゅきょう)を読経する。
・合掌と礼拝に重きをおいているため、数珠を左手に持つ。
・線香を焚く。
浄土宗・三宝礼(さんぽうらい)や懺悔偈(さんげげ)など本尊である阿弥陀如来の前で唱える。
・他にも勤行に用いられる経典は様々ある。
・1日6回が原則だったが、3回、朝夕の2回など多様化してきている。
曹洞宗・朝夕の2回、三尊礼文(さんそんらいもん)・修証義(しゅうしょうぎ)などを唱える。
・仏前で正座し、深呼吸する。
臨済宗・1日に1回、坐禅和讃(ざぜんわさん)・舎利礼文(しゃりらいもん)などを唱える。

勤行を日課にするなら時間・身なり・継続に注意!

勤行は仏門に精進する僧侶だけのお勤めと認識されることもありますが、故人や先祖の供養などを目的に日常生活に勤行を取り入れる事も可能。

日課として勤行に取り組む場合は以下の2つのポイントに注意しましょう。

①時間を決める

お寺では、朝は早朝4時〜6時頃、夕方は16時〜18時など決まった時間に勤行することが日課です。これにならい、一般家庭でも時間を決めて勤行に取り組むことが大切です。

最低でも朝は午前中に、夕方は日付が変わる前までに行うと良いですね。

②身なり・姿勢を整える

朝・夕どちらの勤行も身なりを整えて仏前に参ることが大切です。たとえ休日であっても、眠い顔のままやパジャマ姿などで勤行に取り組むことは避けましょう。

最高の礼を尽くすという気持ちで姿勢を正し、正座します。朝は「行って参ります」、夜は「本日もありがとうございました」という挨拶を込めると良いとされています。

勤行とは仏に手を合わせ、お経を読み拝むこと

「お勤め」と表されることも多い勤行。「仏門に精進し、励むこと」という意味があります。

また、最近では仏壇を前にして「読経すること」の意味でも、用いられています。

そのため、僧侶が本尊などに読経することだけではなく、一般の家庭で仏壇を前に読経することも勤行の一つだといえます。

勤行は、日課として決めた時間に仏壇を前にして継続することが大切です。しかし、決めた時間にできない場合でも、継続に重きを置き、柔軟に対応することも一つの方法です。

また、自ら読経できない場合は、アプリや動画などを活用する方法もあります。

まずは、仏壇を前にして毎日手を合わせることから勤行を始めてみましょう。

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