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弔問客とは?|言葉の意味や弔問時に意識したいマナーを解説します

目次

弔問客とは故人や喪主の自宅を訪問し、お悔やみを述べる人のこと  

弔問客とは、故人や喪主の自宅などを訪問し、遺族へお悔やみを述べることを「弔問する」と呼ぶことから、これらを実施する人を意味する言葉です。出向く場所は、故人が安置されている場所(例:葬祭センターなど)であれば構わないため、自宅だけに限定されません。

さらに葬儀後に喪主の自宅を訪問し、お悔やみを述べる方も弔問客に該当します。

弔問客の意味をチェック

弔問客とは、故人や喪主の自宅などに訪れ遺族に対しお悔やみを述べる人のことです。自宅に訪れるタイミングは主に以下の2通りがあります。

●訃報を聞き、通夜前や通夜に訪れる

●葬儀や告別式への参加が叶わなかったため、後日訪れる

ただし現代では、通夜や葬儀、告別式が一連の流れとなっていることも増えてきました。そのため、こういった葬儀一連の儀式に参加頂く方全般を「弔問客」と呼ぶ場合も。弔問客には断定的な意味合いだけでなく、幅広い意味合いがあるといえます。

弔問客は英語で「condolence call」

弔問は英語に訳すと「condolence call」となり、弔問客は「a condolence caller」が妥当な表現です。

例文1:祖父の訃報の知らせを聞き、弔問客が訪れる

A condolence visitor visits after hearing the news of his grandfather’s obituary.

例文2:弔問客のおもてなしとして、お菓子を用意した

We prepared sweets as a hospitality for condolences.

弔問客と会葬者の違い

弔問客と似た言葉に「会葬者」があります。どちらも故人との別れを偲び、お悔やみに駆けつけてくださる人に変わりはありませんが、基本的には出向く場所や儀式、故人との関係性により使い分けられています。

会葬者は「葬儀や告別式に参加するお客様」

会葬者は、葬儀や告別式にご参列いただくお客様を意味した言葉です。故人と親しい間柄であった友人や知人、会社の関係者などが会葬者に含まれる一方、親族はお客様ではないため会葬者には該当しません。

関係性出向く場所出向く日にち服装
弔問客親族や近所の方、友人、知人など、故人とごく親しい人が中心1)通夜2)通夜前に故人が安置されている場所3)故人の自宅や喪主の自宅など。1)通夜前2)通夜当日3)葬儀一連の儀式に参列できなかった場合は、葬儀終了後の日程平服での訪問がマナー
会葬者友人・知人・会社関係者・近所など※親族は含まれない葬儀・告別式が実施される場所葬儀・告別式が実施される当日正式な喪服

現代では、慣習的に葬儀や告別式への出席者も弔問客と呼ぶケースもありますが、会葬者という言葉は、葬儀や告別式へ参加頂くお客様に用いる言葉です。弔問客との違いを理解しておきましょう。

弔問時のマナーをチェック

訃報を聞き、自宅等へ弔問に出向く場合は、弔問客としてのマナーを意識することが大切です。また、遺族は悲しみに暮れながらも、葬儀一連の準備に追われています。十分配慮し、迷惑にならないよう心がけましょう。突然の訃報にも対応できるよう、普段からマナーを把握しておくことも必要だといえます。

弔問客として適した服装は?

弔問客として訪問する際に、まず注意したいポイントが服装にあります。葬儀や告別式とは違い、弔問時は平服で伺うことがマナーです。喪服で伺うと「あらかじめ準備していた」ように見えるため、注意が必要です。とはいえ、派手すぎたりカジュアルすぎる服装はNG。地味なカラーをチョイスするといいでしょう。

服装アクセサリーヘアスタイル・メイク
男性ビジネススーツやジャケットにパンツ・スラックスがおすすめ。色は黒や濃い色がベターアクセサリーを付けている場合は外す。結婚指輪は付けていてもOK。清潔感を意識し、整える。
女性ジャケットにブラウスとスカートのアンサンブルなどがおすすめ。肌の露出を控えたワンピースや、パンツスーツでもOKアクセサリーを付けている場合は外す。結婚指輪は付けていてもOKだが、石付きデザインの場合は、石を内側に回し見せないようにする。清潔感を意識し、整える。メイクは薄めを意識する。

通夜前の弔問に香典は持参しない

通夜前の弔問時に香典を持参することは失礼に当たります。これは、喪服の着用と同じく「あらかじめ準備していた」ように見えるためです。あくまでも訃報を聞き、遺族へのお悔やみを述べることが目的のため、香典は持参しないようにしましょう。この他、手土産やお供えなども不要とされていますが故人の好みである果物やお菓子、お花のアレンジなどを持参することは問題ありません。何か持参したいと思う場合は、用意されると良いでしょう。

遺族に会ったらお悔やみの言葉をかける

自宅に向かう場合、玄関先で遺族に出会うことが予想されます。まずはその場所でお悔やみの言葉を伝えましょう。その際は、不幸が続くことを連想させる忌み言葉(重ね重ね、つねづね、次々、など)は口に出さないよう注意して下さい。この他、故人の死を直接的に表現する「病死」や不吉なイメージを与えかねない「消える」なども避けます。

【言葉かけの例】

●この度はご愁傷様です。

●突然のことで信じられません。心からお悔やみを申し上げます。

お悔やみを伝えた後は静かに帰宅する

遺族は通夜や葬儀の準備に忙しくしていることが多いため、お悔やみを伝えた後は速やかに帰宅しましょう。品物を持参している場合も玄関先で手渡し帰宅します。自ら故人への対面を申し出ることはマナー違反です。遺族から故人への対面をすすめられた場合にのみ、謹んで対応しましょう。

遺族と親密な関係であるならば、葬儀等のお手伝いを申し出ても構わないため、一声かけると良いでしょう。弔問に伺った時点でお手伝いの気持ちがある場合は、エプロンを持参することもおすすめです。

弔問を控えた方がいい場合

訃報を聞き、すぐにでも駆けつけご挨拶を済ませたいと思っている場合でも、弔問を控えた方がいい場合もあります。ご自身の状況もふまえ、遺族に迷惑や心配をかけてしまわないよう、配慮する気持ちが大切です。

自身の慶事が控えている

ご自身の出産が間近である場合や身内の結婚式などの慶事が迫っている状況であれば、遺族への思いやりとして、弔問は避ける方が無難です。

自身が病気療養中など外出が困難である

すぐにでも駆けつけたいお気持ちは察しますが、ご本人が病気等で療養中であったり、怪我などで外出が困難である場合は、弔問を控えた方が良いでしょう。

急逝で遺族が動揺している

長い闘病後の訃報や高齢による訃報であったとしても、遺族は故人の死に動揺されていることでしょう。事故などで急逝された場合であれば、なお動揺していることが想像できます。大切な人を失って悲しみに暮れている遺族に迷惑をかけないよう、弔問を控えることも思いやりだといえます。

遺族が承知してくれる場合は、弔問に出向く事もOK

様々な事情が背景にあったとしても、遺族側が承認して下さるなら、弔問に出向く事も構いません。一人で出向く事が難しい場合は、付き添いと共に訪問してもOK。しかし、無理をして遺族側に迷惑をかけないよう注意することが大切です。

葬儀後に弔問する場合はどうする?

弔問は、義務ではないため「手を合わせたい」「お悔やみを直接伝えたい」などの気持ちで実施することです。そのため、通夜だけでなく、葬儀・告別式に参加できなかった場合は、後日弔問に訪れることも問題ありません。しかし、後日の訪問であれば遺族への配慮を優先し、弔問を検討しましょう。

遺族への連絡は必須

弔問したいと思う場合、遺族への連絡は必須事項です。必ず「弔問に伺いたいが、構わないかどうか」を確認しましょう。遺族の気持ちや事情が最優先のため、弔問の日程は遺族側の都合に合わせ、断られた場合は諦める気持ちも大切です。

四十九日までに弔問するのが一般的

弔問する日程は、葬儀や告別式の片付け等が落ち着いた頃から四十九日頃までが良いとされています。葬儀後すぐは遺族も片付けに追われていることが考えられ、日にちが長く過ぎてからでは、弔問客をおもてなしするための準備が負担になってしまうためです。

「四十九日を過ぎたら弔問はNG」と定められているわけではありませんが、遺族に確認し日程を調整しましょう。

香典やお供え物を持参して

通夜や葬儀・告別式に参加出来ず、香典をお渡しできていない場合は、葬儀後の弔問時に香典を持参しましょう。手土産は不要ですが、お供え物を持参することはOK。お花やお菓子、果物を持参されると良いでしょう。故人が好んだ品物を用意することも良いですね。

弔問客とは遺族にお悔やみの言葉をかけるために訪問したお客様のこと

突然の訃報に動揺しているのは、遺族も弔問客も同じです。しかし、遺族側は葬儀等の準備に追われていることが予想できます。弔問客としてお悔やみを伝える気持ちよりも、遺族への配慮を優先することも必要。心配りを忘れず、故人の最期を見送りましょう。

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