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巻石(まきいし)とは?外柵との違いは?意味や役割をわかりやすく解説
「巻石」とは墓石を囲うための石でできた枠のこと
「巻石(まきいし)」とは、お墓の土台部分を囲むように設置された石のこと。また、石塔を囲むように設置されたものも巻石と呼ぶことがあります。
「境界石」とも呼ばれるように、お墓の境界を明確にする重要な石です。
「巻石」と「外柵」の違いは?
「巻石」と似た意味で使われるアイテムに、「外柵(がいさく)」があります。外柵は墓石の周りを囲む枠のこと。そのため「巻石」と「外柵」の違いが何かと思う人もいるでしょう。
厳密には、「巻石」は「外柵」の一部。巻石という石の上に外柵が乗っている状態です。そのため、別のものであってもほぼ同じ意味で使われています。
地域によって呼び名が違うことも
「巻石」と「外柵」は似たものを指すため、ほぼ同義で使うことも多いですが、地域によって呼び名が変わることも。一般的には、関西(西日本)では「巻石」、関東(東日本)では「外柵」が使われることが多いようです。
それぞれが何を示すのか抑えておけば、混乱せずに理解できるでしょう。
「巻石」の持つ意味
お墓を仕切る巻石ですが、巻石には大きく三つの意味があると言われています。
お墓とお墓の境界線
巻石があることでお墓の区画がはっきりし、境界もわかりやすくなります。霊園などではお墓とお墓が隣り合って建てられますが、巻石があると、隣接する墓地との境界線が明確になるのです。
あの世とのこの世の境界線
お墓の巻石は、浄土と俗世界、つまりあの世とこの世との境界も意味しています。巻石の内側は聖地とされ、お墓の敷地内に入ればそこは浄土の入り口とされるのです。
土が流れることを防ぐ
巻石は境界を示す以外に、お墓の劣化を防ぐ役割も持っています。巻石を設置することにより、土の流出などを防止することができるのです。土が流出してしまえば、お墓は傾き、形を保つことはできなくなるでしょう。そのためお墓をしっかり長く守っていくうえで、巻石は重要な役割を果たしているのです。
「巻石」の種類
巻石にはいくつか種類があり、デザインなどを選ぶことが可能です。お墓を囲んだだけのシンプルな形から、入り口の階段がつく「くり段式」、入口を広くとる「広口式(通し階段式)」などがあります。さらに最近では「バリアフリー」のデザインなども増加しているようです。
もちろんデザインや種類によって、価格も変動します。気になる場合は直接問い合わせてみるといいでしょう。