MENU

    導師とは?|意味や役割、お布施の金額相場や渡し方を解説

    目次

    導師(どうし)とは法要を執り行う高僧の呼称

    導師とは、法要を執り行う僧侶の呼称(こしょう)で、住職の資格をもった高僧が務めるのが一般的です。導師は人々に仏の教えを説き、正しい道へと導く役割を担います。ここでは、導師の意味や役割、導師へ渡すお布施の金額や渡し方の作法について解説していきます。

    導師の意味や役割をチェック

    導師は、葬儀をはじめとした法要を統括する僧侶や、大勢の僧侶が集まる法会(ほうえ)の中心的な役割を担う高僧の呼称です。導師として認められるのは、住職の資格を有する僧侶のみで、住職以外の僧侶は「役僧(やくそう)」や「伴僧(ばんそう)」「お立合い」などと呼ばれます。

    導師は英語で『guru』

    導師は宗教によって呼び方が異なりますが、英語では『guru』が広く伝わりやすいでしょう。guruはもともとヒンドゥー教の導師に用いる呼称で、精神的な指導者という意味もあります。

    ちなみに、他の宗教では導師を以下のように呼びます。

    ・イスラム教:imam

    ・キリスト教:priest

    ・宗教の指導者:master

    例文1:

    I will visit a guru in India.

    私はインドの導師に会いにいきます。

    例文2:

    He followed the teachings of his guru.

    彼は導師の教えに従った。

    導師と僧侶の違い

    導師は葬儀や法会などで中心となる僧侶の役割を表す呼び方です。同じ僧侶を、普段は和尚様(おしょうさま)やご住職様(ごじゅうしょく)と呼んでいる場合も、法要や法会では「ご導師様」と呼ぶのがマナーです。

    また、死者が迷わず旅立てるように僧侶が読経をすることを「引導(いんどう)を渡す」と言うことから、この言葉に由来して、導師のことを引導師と呼ぶこともあります。

    導師の種類と役割

    導師にはいくつかの種類があります。法要を中心となって進める大導師(だいどうし)、大導師を補助して読経を一部行う脇導師(わきどうし)や時導師(じどうし)などがあり、それぞれ役割が異なります。

    葬儀や法要の規模によっては、導師の下に役僧(やくそう)がつくことも。役僧は導師の指示に従って進行補助を担う役割で、住職資格は必要ありません。

    導師の種類とそれぞれの役割は以下の通りです。

    導師の種類役割
    導師・大導師葬儀や法要を中心的に執り行い、その場にいる僧侶の中でもっとも位の高い者が務める。菩提寺の住職や住職資格を有する僧侶が務める。
    脇導師その場で導師の次に位の高い僧侶で、導師に順ずる役割を果たし、読経の一部を担当する。菩提寺の副住職が務める場合と、同宗派の別の寺の住職資格を有する僧侶に依頼する場合とがある。
    時導師(じどうし)導師や脇導師以外で、部分的な役割を担う。
    唱導師(しょうどうし)法会で率先して読経する。複数の僧侶を統率するため、高僧が務めるのが一般的。

    導師を呼ぶ人数

    現代、特に都市部では、導師一人で葬儀を執り行うケースが増えていますが、本来は複数の僧侶を呼ぶことが、良しとされています。

    仏教では、一人では成し遂げられないことも、複数の力をあわせることで達成できるという「大衆威神力(だいしゅいじんりき)」という教えがあります。そのため故人を成仏させるうえでも、複数の僧侶の法力を結集させることが大切とされており、導師が一人で葬儀を執り行うことを「略式」とみなす宗派もあります。

    導師の人数はお布施の金額にも関わるので、何人お願いするかを迷う時は、葬儀社や菩提寺に相談することをおすすめします。

    導師へのお布施の金額相場と渡し方のマナー

    導師には、お布施を渡すのがマナーです。導師の種類によって金額が異なり、人数が多いほど、お布施の金額も高くなるのが一般的です。また、お布施の渡し方やタイミングにも決まりがあるので、失礼のないよう覚えておきましょう。

    お布施の金額相場

    お布施の金額相場は、導師一人あたり15万~30万円です。導師の金額を基準に、脇導師は導師の半額、役僧が3分の1程度とされています。

    お布施額は地域や宗派によって異なるので、菩提寺や葬儀会社にしっかり確認することをおすすめします。お布施の金額について確認することは失礼ではないので、金額を聞いたうえでお願いする僧侶の人数を調整したり、総額を伝え人数をお任せしたりすると良いでしょう。

    お布施の渡し方

    お布施は法要前の挨拶の際に渡すのがマナーです。複数の僧侶をお願いした場合は、まとめて包む場合と、個別に包む場合とがあります。

    まとめて包む場合は、代表で導師に渡します。菩提寺に全ての僧侶をお願いした時は、まとめて渡してOKです。

    個別に包む場合は、それぞれの導師の役割別に金額を分けて包み、個別に渡します。菩提寺以外のお寺にも依頼した時は、個別に渡しても良いでしょう。

    お布施以外の金銭と渡し方

    葬儀や法要では、お布施以外に僧侶にお金を渡す場合があります。寺以外で行った場合はお車代を、法要後の食事に僧侶が参加しない場合は御膳料(ごぜんりょう)を渡すのが一般的です。

    お布施が本尊に納める金品であるのに対して、お車代や御膳料(ごぜんりょう)は僧侶への感謝をあらわす金銭なので、個別に渡すのが一般的です。

    寺で法要を行った場合や僧侶が食事に参加された場合は、これらは渡す必要はありません。

    まとめ:導師は故人が迷わずに旅立てるよう導いてくれる方

    導師という呼び方は、普段はあまり馴染みがありませんが、葬儀では必ず使う呼称なので覚えておきましょう。導師の種類によって、役割や格が異なり間違えると失礼になる可能性があります。故人が安らかに旅立つために導いてくれる方なので、敬意を込めて接するようにしましょう。

    目次
    閉じる