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過去帳で家のルーツを知ろう!意味・どこで書いてもらうか・購入先・タイプ・保管先を解説

目次

過去帳は先祖の情報が書かれている帳面

仏壇で目にすることが多い過去帳は、その家のご先祖様の情報が書かれている帳面です。ページをめくっていきますと、家族のルーツ、すなわち自分のルーツがわかります。この記事では、そんな過去帳について使うシーン、その意味などをお伝えします。

過去帳を使うシーンとは?

過去帳は、どんなシーンで使われるものでしょうか。過去帳でわかること、歴史を遡ってわかるかつての役割とともに説明します。

過去帳で故人の戒名や俗名、亡くなった年月日などがわかる

過去帳でわかることは故人の戒名や俗名、亡くなった年月日、享年です。その家にもよりますが、遡ると400年くらいの歴史が見えるケースもあります。

このように、過去帳はご先祖様から受け継がれてきた家の歴史がぎっしりつまっています。祖父母より前の代となると、過去帳を見ないとわからないものです。

かつては戸籍の役割をしていた

元々、過去帳は、現在の戸籍のような役割をしていました。その歴史を紐解いていきましょう。

かれこれ400年以上前の1600年代になる江戸時代、人々は亡くなると菩提寺のお墓に入ることが義務付けられていました。そのために檀家制度ができ、お寺が檀家を管理するようになったのです。

管理の効率化のために過去帳が作成されました。つまり、過去帳はお寺にとっての檀家リストのようなもので、檀家の数、お墓に入っている故人情報などを整理するのに使われたと言われています。

こうして、過去帳は各家庭のみでなく、菩提寺でも保管されました。菩提寺としては、過去帳を見れば檀家情報がわかるので、あれば便利だったのでしょう。現在で言えば戸籍のような役割も担っていたと考えられます。

家のルーツを調べたい時

家族のルーツを調べておきたいと思ったときに過去帳を確認すると良いです。

たとえば、自分史を書きたいと思ったとき、子供が学校の宿題や自由研究などで家の歴史を調べる時などに役に立ちます。

また、歴史好きな人が自分の家の歴史に興味を持った時に見ることもあるでしょう。

月命日や法要の時

故人の月命日や法要の時は、過去帳を見台にのせて開いておくことがあります。

たとえば、大好きだったお祖父さん、お祖母さんの月命日には手を合わせて拝みたいものです。

また、三回忌、七回忌などをいつにするか決める際も、故人の亡くなった日を正確に把握する際にも過去帳を見ます。

過去帳は誰が書くのか?

過去帳の内容は、誰が書くものか、決まっていません。ここに考えられる4つのパターンを挙げます。

菩提寺の住職に頼む

菩提寺の住職に頼むという方は多いでしょう。歴史に遡っても、過去帳は菩提寺が管理していたと思われるので、菩提寺の住職に書いてもらうのは、自然の流れともいえます。

戒名を付けてもらった時や法要の時に頼むというパターンが多いでしょう。この場合は、過去帳を用意しておき、住職に書いてもらいます。お布施は法要と一緒で大丈夫です。

過去帳のみだとかかる費用はお布施として5千円から1万円

法要などと別に、過去帳の記入のみを頼む場合は、お布施として5千円から1万円を渡すことが多いです。

ただし、お寺によっては、金額が決まっているケースもあるので、尋ねてみると良いでしょう。

過去帳を用意した人が書く場合もある

過去帳を用意した人自身が書く場合もあります。故人と一番縁が深かった人が書くのが良いともされています。

しかし、実際には書き慣れないことが多く、難しいものです。その際は、菩提寺のお寺に相談しながら取り組んだ方が良いでしょう。

業者に頼むこともできる

過去帳を書いてくれる業者も存在します。「過去帳代筆記帳」で検索してみてください。

年中無休のサービス業者が多いです。お値段は業者ごとに異なりますので、よくチェックしておくことをおすすめします。

過去帳と位牌の意味の違い

過去帳と位牌の意味の違いもご紹介します。過去帳と位牌の意味は、混同しがちなのでここで整理しておきたいものです。また、過去帳が位牌の代わりになる浄土真宗についても説明します。

過去帳は家族の家系図を意味する

過去帳は家系図を意味すると言っても良いでしょう。なぜならば、過去に遡り、何代も前のご先祖様から、最近亡くなった方の戒名や俗名がすべて記載されているからです。

過去帳を最初からめくっていくと、過去から現代に至るまでの家族の人員構成がわかるので、家系をたどっていくことになります。

位牌は故人そのものを意味する

位牌は故人そのものを意味します。位牌には過去帳と同じように故人の戒名、没年月日、俗名、享年が記されています。

ただ、位牌に書かれているのは故人一人のみです。ご先祖様からの記録となる過去帳とは意味が異なります。また、50回忌を節目に菩提寺で処分することもあります。

過去帳位牌
記載されていることご先祖様から最近亡くなった方の戒名、没年月日、俗名、享年故人一人の戒名、没年月日、俗名、享年
意味すること家族の記録(家系図)故人そのもの
菩提寺で処分するか否か処分することはない。50回忌等を節目に菩提寺で処分

浄土真宗は位牌の代わりになる

浄土真宗の場合、位牌はありませんので、過去帳法名軸が位牌の代わりになります。

しかし、亡くなった直後の白木の仮位牌のみは仏壇に置きます。四十九日後の本位牌は作らず、過去帳をその代わりとして扱います。

浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに浄土で仏となると、考えられているからです。

過去帳の購入先

過去帳の購入先は仏具店や通販サイトです。仏具店に出向いて買うこともできますが、仏具店のオンラインショップで購入することも可能です。

お値段はお店にもよりますが、大体1,700円くらいから2万円前後でしょう。

仏具店

上記は「お仏壇のはせがわ」の公式サイトです。このように仏具店で過去帳を扱っています。

家の近くにある場合は、出向いて購入しても良いですが、遠方にある場合は、オンラインショップで購入できます。

通販サイト

https://www.amazon.co.jp/dp/B096F16WW9

amazonや楽天のような通販サイトで購入することもできます。

こうした通販サイトでは、あらゆる店舗で扱っている過去帳を見比べることができるので便利です。

過去帳の種類は2つ

過去帳は大きく分けて2つの種類があります。和綴じタイプと折本タイプです。それぞれの特徴を説明します。 

和綴じタイプ

https://item.rakuten.co.jp/soushido/5005/

和綴じは、糸でかがってとじる伝統的な製本テクニックです。古くは平安時代から用いられてきたといわれています。オーソドックスな雰囲気が多くの人に支持されています。

折本タイプ

https://item.rakuten.co.jp/jataka/nq001060/#nq001060

折本タイプは、山折り、谷折りを順番に組み合わせ、蛇腹に折って本にしたタイプです。お経本や御朱印帳などによく見られます。渋い和のテイストが感じられます。

過去帳の保管先は仏壇

過去帳の保管先は、仏壇の引き出しです。仏壇に引き出しがない場合は、湿気の少ない場所に置きましょう。

過去帳は法要が近づいたら、引き出しから出します。そして「見台」という台に載せて仏壇に置きます。見台は、過去帳購入の際に、いっしょに買っておくと良いです。

過去帳は家系図の意味・お寺などで書いてもらい仏壇で保管する

仏壇でよく見る過去帳には、先祖代々の情報として戒名、没年月日等が記録されています。

また、過去帳は家系図のような意味もあるので、故人そのものである位牌とは意味が異なります。

そんな過去帳は通販や仏具店で購入できます。中の内容を書くのは菩提寺の住職でも、購入者本人や業者でもOKです。

保管先は仏壇の引き出しですが、引き出しがない場合は、湿気の少ない場所に置いておきます。

このように過去帳を通して、家のルーツがわかります。故人の月命日や法要の際は、仏壇に過去帳を開き、手を合わせましょう。

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