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お別れの会とは?開催方法や費用相場は?参加する際のマナーについても解説

目次

お別れの会は葬儀後に改めて行う故人を偲ぶための会

お別れの会とは、家族葬や直葬など近親者だけで葬儀を行った後に、改めて故人にゆかりのある人が集まって生前の姿を偲びお別れをするための会です。「偲ぶ会」とも呼ばれます。宗教儀式としての葬儀とは異なり、故人と親しかった人たちがお別れの区切りをつけるために行うことが多いようです。

ここでは、お別れの会を開催する方法や費用相場、お別れの会に参加する際のマナーについて解説していきます。

お別れの会と一般の葬儀との違い

一般的な葬儀は遺族が主催し、通夜・葬儀・火葬の順に宗教的な儀式を中心に営まれます。当然ながら、その場には故人の遺体が安置されているので、棺越しに故人と対面しお別れすることが可能です。

一方、お別れの会は遺族に限らず、友人・知人・同僚、会社などが主催することも可能です。既に故人は火葬されているので棺はなく、祭壇を設置するかどうかも自由です。焼香台を設ける場合もありますが、香を捧げたいという希望者への配慮から設置されるケースが多く、宗教儀礼という意味合いは薄くなります。会場や演出に決まった型はなく、主催者が自由に決められるのも特徴です。

お別れの会を開催するのはどんな時?

かつてお別れの会と言えば、大企業の役員や政治家、芸能人などが亡くなった際に行う特別な会という印象でした。数百人を招いての大規模なお別れの会が開かれ、ニュースになることもありました。

現在は、有名人に限らず一般の人でも開催を希望するケースが増えています。故人と親しかった人たちが集い、生前の思い出を語り合ったり、悲しみを分かち合ったりするための会として認知されつつあります。

お別れの会が増えているのは、葬儀の多様化も影響しています。最近では、コロナ禍の影響もあり、以前にも増して家族葬や直葬などの、いわゆる「密葬」のニーズが高まりました。密葬は原則として、一般の会葬者は参加できないので、改めてお別れの会を開催するケースが増えています。

お別れの会のスタイル

お別れの会は、告別式に近いセレモニースタイルと、会食パーティースタイル、さらに2つを組み合わせたスタイルなどがあります。

セレモニースタイルは会場正面に生花祭壇を飾り、参加者は祭壇の前に着席します。司会者が故人の略歴を紹介し、弔辞のスピーチなどが続きます。最後に参加者が一人ひとりが、祭壇に献花を捧げるという流れが一般的です。その後、会食となる場合もあります。

会食パーティースタイルは、参加者が会食をしながら故人との思い出を語り合うスタイルです。献花を済ませてから、食事に移る場合が多いようです。弔辞や故人のエピソード紹介は会食中に行われます。

お別れの会の一般的な流れ

お別れの会の内容に決まりはありませんが、一例としてセレモニースタイルのお別れの会の流れを紹介します。

  1. 開会
  2. 黙とうを捧げる
  3. 故人の略歴紹介
  4. 参加者による追悼の言葉
  5. 弔電紹介
  6. 遺族または主催者挨拶
  7. 献花
  8. 会食
  9. 閉会

お別れの会の開催方法

お別れの会を開催する場合は、お別れの会をプロデュースする会社や葬儀社に相談することをおすすめします。実績があり、さまざまな提案をしてもらえるので、会のスタイルの自由度は上がる可能性があります。

誰が主催する?

お別れの会を誰が主催するかも自由です。遺族以外では、故人の友人や知人、同僚が発起人となることもあります。ただし遺族以外が主催する場合は、必ず遺族に相談し、開催してもよいか確認するのがマナーです。

お別れの会の会場

会場は斎場の他、ホテルやレストラン、故人にゆかりの場所などにすることが多いようです。ただし、生花祭壇を設置したい場合や遺骨を持ち込みたい場合は、斎場が良いでしょう。広いスペースが確保でき、遺骨の持ち込みが制限される心配もありません。

一方、限られた親族や親しい人たちと、故人にちなんだ場所でお別れの会をする場合は、より会場の選択肢は増えます。カフェや船上、スポーツバー、バスや鉄道を貸し切って行われることも。

開催の時期

開催時期も自由です。しかし、亡くなってからあまり時間が経つと、悲しみが薄れ、参加者が集まりにくい可能性があります。四十九日くらいまでに開催するケースが多いようです。

それ以降は、一周忌や故人の誕生日や記念日など、節目のタイミングで開催する場合もあります。

また、準備は会場の選定や案内状の送付なども考慮すると、2ヵ月前くらいには始めた方が良いでしょう。

お別れの会の費用相場

お別れの会の費用相場は、1人1~2万円で計画するのが一般的です。費用は主催者が負担する場合もあれば、会費制にする場合もあります。

費用に含まれるのは、会場、料理、演出、引出物などです。

お別れの会に参加する時のマナー

お別れの会が増えてきたとはいえ、まだまだ一般的といえるまで認知度は高くありません。そのため、案内状が届いた時にどのように参加すれば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

ここでは、お別れの会に参加する際に気を付けたいマナーについてお伝えします。

服装

案内状にドレスコードが書かれていれば、それに従いましょう。故人の趣味の仲間が主催する場合は、趣味にちなんだ服装で参加する場合もあります。

特にドレスコードが書かれていなければ、スーツやジャケット、女性は控えめな色のセットアップやワンピースなどで参加すると良いでしょう。

なお、喪服での参加が求められることは稀です。特に会食スタイルの場合、喪服は場の雰囲気にそぐわず、却って失礼になる可能性もあります。

香典

香典についても、案内状の記載を確認します。会費制の場合は香典は必要ありません。また会費は現金で支払うので、不祝儀袋や袱紗は必要ありません。

一方、会費制ではなく、案内状に香典を辞退する旨の記載がない場合は、香典を持参するのがマナーです。香典額は1~2万円が相場です。葬儀と同様に、香典を不祝儀袋に入れて袱紗に包み持参します。不祝儀袋の表書きは、「香典代」「御香料」「御花料」などが良いでしょう。

持ち物

バッグや靴、アクセサリーなどは、華美な色やデザインは避けるのがマナーですが、葬儀のように神経質になる必要はありません。また、基本的には数珠は必要ありません。

お花を持参したい時は、主催者に確認することをおすすめします。会場によっては飾るスペースが確保できなかったり、遺族によっては持ち帰りが難しかったりする場合もあります。

その他に気を付けたいマナー

お別れの会のスタイルは自由でアットホームな雰囲気で行われることも多く、葬儀のような堅苦しいマナーもありません。だからと言って、故人をからかうような会話や必要以上に盛り上がることはNGです。お別れの会は、故人を偲ぶとともに、遺族をはじめ残された人たちが故人の死を受け入れるための会でもあります。

遺族への配慮を忘れないことが、もっとも大切なマナーです。

まとめ

お別れの会は新たな追悼の形として、これからさらにニーズが高まっていくことが予想されます。背景には、コロナ禍で家族葬や直葬が増えたことに加えて、故人を偲ぶ時間をしっかり取りたいと感じる人が増えていることも関係しています。その意味で、お別れの会は遺族をはじめ、残された人たちが気持ちを整理するための場と捉えることもできるでしょう。

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