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経典とは?意味・読み方は?仏教だけではない?経典の種類を簡単に紹介

目次

経典とは仏教の教えを記した書物のこと

経典とは、「きょうてん」または「きょうでん」と読み、仏教における教典(きょうてん:宗教の根幹をなす最も基本的な重要書物、また、それぞれの宗教の教えが記されたもの)のことです。

また、キリスト教の「聖書」、イスラム教の「コーラン」も教典に該当します。

「経典」の「経」は「縦」を意味する

経典の「経」は、サンスクリット語の「スートラ」を漢訳したものとされています。スートラは「縦」と言う意味があり、縦糸のように不動不変の真理を著していると考えられています。

経典は教義別に分類すると3種類

仏教で使用されている経典は、教義別に次の3つに分類されます。

①小乗経典(しょうじょうきょうてん)

②大乗経典(だいじょうきょうてん)

③密教経典(みっきょうきょうてん)

①小乗経典:釈迦の入滅後、その教えを口伝えでまとめたもの

小乗経典は、お釈迦様の入滅後において、お釈迦様が直接弟子に説いた教えを口伝えでまとめたものです。

代表的なものは、阿含経(あごんきょう・あごんぎょう)です。

②大乗経典:在家信者へも釈迦の教えを説くために作られたもの

大乗経典は、お釈迦様の入滅後数百年が経過してからまとめられたものです。一般的な仏教徒へも釈迦の教えを伝えるために作られたとされています。

また、日本仏教の主な宗派の経典は、いずれも大乗経典に分類されます。

有名なものとして、

・阿弥陀経(あみだきょう)

・観音経(かんのんぎょう)

・般若心経(はんにゃしんぎょう)

・無量寿経(むりょうじゅきょう)

・法華経(ほけきょう)

などがあげられます。

③密教経典:密教のなかでのみ伝えられる経典

密教経典は、その名の通り、密教のなかでのみ伝えられるものです。

資格を授かった者以外には教えを説かないとされており、外部に伝わることのない秘密の経典と言われています。

キリスト教とイスラム教の経典(聖典)

キリスト教など他の宗教においての経典は、教徒が守るべき教え、決まりを示した神聖な書(聖典)がこれに類するものとなります。

キリスト教の聖典:聖書

キリスト教の聖典は聖書です。聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」があります。

旧約聖書:ユダヤ民族と神との間に結ばれた契約

新約聖書:イエス・キリストを通して神と人間とに結ばれた「新しい契約」

イスラム教の聖典:コーラン

イスラム教の聖典はコーラン(クルアーン)と呼ばれるものです。コーランはイスラム教の開祖ムハンマドに唯一神アッラーから示された啓示をまとめたものです。

まとめ:経典とは仏教の教えをまとめた書物のこと

経典とは、仏教の教えを記し、仏教の教義をまとめた書物のことです。また、キリスト教では聖書、イスラム教ではコーランがこれに当たります。

経典は、教義別では3種類(小乗経典・大乗経典・密教経典)に分類されます。日本の仏教の多くの宗派では、般若心経など大乗経典に属するものが現在も用いられています。

葬儀や法事の場で僧侶が経典を読経している際は、読経の拝聴に集中し、仏の教えを感じましょう。その上で、心を落ち着かせ、故人を偲ぶ時間とすると良いでしょう。

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