MENU

開眼法要・開眼供養とは?お布施の相場や準備品や流れについて解説

目次

開眼法要は墓石や仏壇に魂を入れる儀式

開眼法要(かいげんほうよう)とは、新しく建てた墓や仏壇を購入した時などに、仏の魂を入れ込むための儀式です。

同じ意味で「入魂式」「御魂入れ」「性根入れ」、お墓の場合は「お墓開き」などとも呼ばれます。

もともと仏像の目を開くという意味で、仏師が仏像の目を最後に描き入れ開眼法要をすることで、仏像に初めて霊魂が宿るとされていました。

この記事では、開眼法要に必要な準備やお布施、儀式の流れや参列する時のマナーなどについて解説していきます。

開眼法要を行う時の準備

開眼法要は僧侶や参列者を招いて行うので、不備のないよう準備をすることが大切です。

墓石が完成するまでには3か月前後かかるので、計画的に準備を進めましょう。

日程の決定

開眼法要のタイミングには、特にきまりはありません。

新たに墓を建てて納骨をする場合は、納骨式のタイミングとあわせて、1周忌などで行うことが多いようです。

一方、生前墓(寿陵ーじゅりょう)を造った場合は、墓が完成した時に行うのが一般的です。

参列者を招く場合は、お盆やお彼岸のような参列しやすい日程でも良いでしょう。

僧侶の手配

開眼法要での読経や儀式の進行をお願いする僧侶を依頼します。

菩提寺があれば住職に依頼しましょう。

菩提寺がない場合は、墓地や霊園の管理者に相談して紹介してもらうこともできます。

参列者への連絡

開眼法要は、法要後にお祝いの会食の席を設けるのが一般的です。

食事の手配があるので、参列の可否について確認する必要があります。

親しい人や親族だけで行う場合は電話連絡で大丈夫ですが、広く招待する場合は往復はがきなどで案内を送り、参加の可否について返信してもらうようにしましょう。

会場と食事・引き出物の手配

参加人数がわかったら会場と食事の予約をします。

参列者には引き出物を渡すのが一般的なので、引き出物の手配も行います。

お墓の準備

墓石が完成し墓に設置した後は、開眼法要までの間は墓石に白い布を巻くのが一般的です。

これは邪気が墓石に入らないようにするためで、開眼法要の当日に白い布を取り除きます。

墓や周囲の掃除も行い、きれいに整えておきましょう。

開眼法要のお布施

開眼法要では僧侶にお布施をお渡しします。

ここでは、お布施の相場や包み方のマナーについて解説します。

金額相場

開眼法要のお布施は、3~5万円が相場です。

納骨式を同時に行う場合は、1.5倍~2倍の金額を包むと良いでしょう。

お布施の他に、お車代として5千円~1万円を渡します。

また、会食に僧侶が参加しない場合は御膳料として1万円程度を包みます。

包み方

お布施の包み方は開眼法要のみを行う場合と法要と合わせて行う場合とで異なります。

開眼法要だけを行う場合は、お祝い事という意味でご祝儀用の包み紙を使用します。

水引は紅白の蝶結びで、のし無しの奉書紙を使います。

表書きは「内祝い」「開眼御礼」「御入魂御礼」など、寿陵の場合は「御建碑御祝」「建立御祝」「建立祝」「祝建碑」などとします。

開眼法要と納骨式などの法要を合わせて行う場合は、不祝儀用の黒白または双銀の結び切りの水引きのついた奉書紙または白無地の封筒を使用します。

表書きは「御布施」「入魂御礼」「志」などが良いでしょう。

なお、お車代と御膳料は白封筒に包み、表書きは「御車代」「御膳料」とします。

開眼法要の流れ

開眼法要は墓石や仏壇を設置する場所で行います。

墓石の場合は墓地のある屋外で行うので、什器などは当日に間に合うように現地に運ぶ必要があります。

また天候によっては傘やレインコートなどの準備も必要になるので、僧侶や参列者の人数に合わせて必要数を用意しておきましょう。

祭壇とお供物の準備

祭壇の上に三宝(さんぽう)を置き、その上にお供物を並べます。

三宝とは台座の上に四角い盆を乗せた仏事用の道具で、お供物をする時に使用します。

お供物は、左に昆布やシイタケなどの乾物、中央には故人の好きだった食べ物や飲み物、右は果物や野菜を供えるのが基本です。

さらに焼香用の香炉に種火を置き、ローソクにも火を灯します。

こうした祭壇やお供物については、お墓を建立した石材店に相談すれば手伝ってもらえる可能性があるので、相談することをおすすめします。

除幕

墓石に巻かれていた白い布を外します。

除幕のタイミングは読経後になることもあるので、僧侶に確認しましょう

読経および焼香

僧侶が読経をし、その間に僧侶の合図で参列者は祭壇に進み焼香を行います。

開眼法要終了

開眼法要が終わると僧侶が参列者にお話をして退席されるので、このタイミングでお布施を渡します。

お布施を渡す際は、小さな盆の上に袱紗に入ったお布施を乗せて、僧侶の前で袱紗を広げてお渡しするのがマナーです。

お墓の片づけ

お供物やお線香の残りなどをきれいに掃除してから、その場を去ります。

そのままにすると汚れがこびりついて取れにくくなったり、お供物を狙った動物が墓を荒らしにくる恐れがあります。

開眼法要に参列するときのマナー

開眼法要に参列する時は、まず確認したいのが開眼法要のみを行うのか、納骨式や一周忌などの法要と合わせて行うのかという点です。

開眼法要のみであればお祝いですが、その他の法要を同時に行う場合は弔事の場となります。

その点を考慮してマナーを守ることが大切です。

開眼法要のお祝い

開眼法要は墓石を建てたことをお祝いする儀式です。

お祝いのお金を持参する時は、赤白の蝶結びの水引で、のし無しの祝儀袋にお金を包み、表書きは「開眼御祝」や「開眼法要御祝」などとします。

一方、納骨式も行う場合は弔事ですので、不祝儀袋に包み表書きは「御仏前」とします。

金額は主催者との関係性によりますが、知人や友人であれば3千~5千円くらい、会食や引き出物がつく場合は1万円くらいが相場です。

服装・持ち物

納骨式を行う場合は喪服でも可能ですが、四十九日以降は落ち着いた色の平服での参加が望ましいでしょう。

というのも喪服は遺族の悲しみを再び呼び起こす可能性があるからです。

男性はスーツ、女性はスーツまたはワンピースやセットアップなどが良いでしょう。

開眼法要のみを行う場合も、仏前ということでアクセサリーや小物は控えめな色やデザインにしましょう。

また読経や焼香の際には、数珠を左手につけて手を合わせるのもマナーです。

まとめ

開眼法要は墓を建てた時や仏壇を新調した時に行うおめでたい儀式です。

その一方で、納骨式を合わせて行うことも多く、仏事ということもあって弔事の儀式というイメージが強いのは事実でしょう。

儀式の目的によって、慶事なのか弔事なのかを判断して相応しい対応を心がけましょう。

目次
閉じる