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玉砂利とは?読み方・意味・サイズ表記や種類や用途・英語を紹介!
玉砂利とは、丸みのある小さな石を指し化粧砂利とも呼ばれる
玉砂利は「たまじゃり」と読み、丸みのある小さな石を指し化粧砂利とも呼びます。
主に庭や外構に敷き景観を整えるために使用しますが、内装やインテリア、お墓周りにも用いられます。
玉砂利のサイズは、尺貫法の「分(ぶ)」であらわす
玉砂利の大きさは、日本伝統の寸法規格である尺貫法の「分(ぶ)」であらわします。1分はセンチメートル法で換算すると約3mmです。
- 2分:直径約6mm
- 3分:直径約9mm
- 5分:直径約15mm
- 8分:直径約24mm
また7厘(りん)(約2~5mm)以下のサイズの石は「砂利」と区別します。
玉砂利の代表的な種類4選と用途を紹介
ここでは代表的な4つの玉砂利を紹介します。
「白玉砂利」は和洋庭や鉢植えの装飾、インテリアにもおすすめ
白玉砂利は白い石灰岩を加工したものです。和洋どちらの庭にも合い、鉢植えの装飾や室内のインテリアにもおすすめ。
さらに白玉砂利は高級感があり、雨や水に濡れると独特の輝きがあります。庭全体に敷き詰めても圧迫感がなく、清潔で明るい印象になります。
「那智黒石」は碁石で有名、内装や庭園、お墓におすすめの高級品
那智黒石は三重県熊野市神川町で産出される粘板岩の一種で、碁石の材料として有名。表面を磨かれたものは濡れたような光沢があり、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。
和風の庭との相性がよく、また飲食店やホテル・旅館など施設内の坪庭や内装にも使用されています。
那智黒石は上品な光沢があり高級感もあることから、お墓周りに使用される化粧砂利としても人気です。
「大磯」は水槽の底砂や和風庭園、神社の敷砂利として人気
大磯は緑色やグレーの色合いが特徴です。その落ち着いた色調から、古くから日本庭園や神社の敷砂利として用いられてきました。
アクアリウムや水槽の底砂としても人気が高く、お墓周りの化粧砂利としても使用されています。
「五色石」は色彩豊かで池の底石や和風庭園におすすめ
五色石はその名の通り、五色の石で構成されています。
それぞれの石には、茜・若菜・柑子・納戸・白という和風な名前があり、昔から日本庭園や盆栽の装飾などに用いられてきました。
赤や白、青など鮮やかな色彩が特徴ですが上品な雰囲気を醸し出すことから、お墓回りの化粧砂利としても用いられています。また池や水槽でも色彩が映えることから、底石として人気です。
玉砂利の使用するメリット・デメリット3選
玉砂利を使用する際のメリット・デメリットをそれぞれ3つ紹介します。
玉砂利を使用するメリット3選
- 庭の外観を整え、統一感が出る
大きな面積に玉砂利を敷き詰めると統一感のある庭になります。また植木などを移動する必要がないのも利点です。 - 雑草防止になる
玉砂利を敷くことにより雑草が生えにくくなり、庭の景観維持につながります。 - 防犯対策になる
泥棒や侵入者は「光」と「音」を嫌います。玉砂利の上を歩く音は70db(デシベル)以上といわれ、生活音の50dbより大きく防犯対策におすすめです。
玉砂利を使用するデメリット3選
- はき掃除や除雪がしずらい
玉砂利敷きは、掃除がしづらく落ち葉などは一枚ずつ掃除する必要があります。また除雪時には玉砂利を巻き込んでしまい、玉砂利を敷きなおす手間がかかります。 - ベビーカーや自転車、車椅子には不向き
敷地やアプローチが玉砂利敷きの場合、ベビーカーや自転車、車椅子は玉砂利に車輪をとられ動かしにくくなります。また女性のヒールも玉砂利にめり込みヒールを痛める原因となります。 - 白い石は汚れる
白玉砂利は雨や泥で汚れていきます。また数年経つと苔が生える場合もあり、石の位置を変えたり洗浄したりとメンテナンスが必要です。
玉砂利の英語表記
玉砂利は英語では「gravel」とあらわします。
「gravel」を使用した例文
日本語:日本庭園には玉砂利をよく使う
英語:Cobbled gravel is often used in Japanese gardens
日本語:お墓の周りに玉砂利を敷き詰める
英語:Place cobble gravel around the grave.