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白木祭壇とは?値段や由来・選ぶときのポイント・設置される葬具の名称と意味を解説します

目次

白木祭壇とは一般的な仏式の葬儀で用いられる代表的な祭壇のこと

白木祭壇とは、白木を使い決まった形で構成された祭壇のことで仏式の葬儀に用いられる祭壇です。祭壇の上部には棺を納めるための輿(こし)を飾り、灯篭や行灯、四華花などを装飾するというパターンが決まっています。遺族の希望に応じて袖を追加するなど、葬儀の規模や希望されている祭壇の大きさに合わせてサイズを変更することも可能です。

白木祭壇の値段は?

葬儀費用の半分を占めることも多いと言われている祭壇の費用ですが、白木祭壇は20万円程度から用意が可能です。しかし、価格帯は幅広く、大きい祭壇を希望する場合は500万円を越すこともあります。

また、祭壇自体は葬儀社が保有していることが多く、レンタルで用意することが一般的です。そのため提示された値段には

●祭壇のレンタル費

●材料費

●設備費

●設置にかかる人件費

などが含まれています。

また、白木祭壇でもお花を多く飾ることを希望する場合は、基本料金に追加となるケースもあります。

自宅葬の場合は?

自宅葬の場合も白木祭壇を用意することは可能です。葬儀社によっては自宅葬用として小型に設計された白木祭壇を保有していることもあります。希望する部屋に適したサイズを設置してもらえるかどうか、葬儀社に相談してみましょう。

白木祭壇を選ぶときのポイント

人生において祭壇を選ぶシーンは数多くありません。故人や家族の意志を尊重し、どんな祭壇を用意するか検討していくことが大切なポイントです。

参列者の人数を想定して

白木祭壇を含め、故人の祭壇を検討する際は葬儀の参列者がどの程度になるかを想定し、準備する必要があります。

例えば、家族葬など少人数で実施することを決めているのに祭壇が大きすぎる祭壇を用意してしまうと、参列者が圧倒されてしまう恐れもあります。一方、人数が多いにもかかわらず、小さい祭壇を用意することも不適切だといえるでしょう。

予算の範囲内で検討する

祭壇を用意するために必要な料金は、用意する祭壇の大きさに比例します。小さければコストも少なめですが、大きければそれなりに料金がかかってくるのです。

祭壇は故人を弔う気持ちで用意する物です。高額な料金で用意した物が必ずしも素晴らしいものとは言いきれません。予算の範囲内で用意すると良いでしょう。

その他の祭壇と比較してみる

用意できる祭壇は白木祭壇だけではありません。故人の希望や参加人数を考慮し、他の祭壇とも比較・検討していきましょう。

花祭壇

花祭壇とは、その名の通り生花で飾り付けた祭壇のこと。「花が棺を囲むことで悲しみを癒し、和む空間作りができる」と、リクエストが増えている祭壇です。

生前に好んでいたお花を使用したり、趣味など故人を象徴するようなデザインを用意したり…比較的自由なデザインを決められることが花祭壇に注目が集まる理由のひとつだといえます。

折衷祭壇

折衷祭壇とは、白木祭壇に生花を装飾した祭壇です。厳かな雰囲気の中に生花の華やかさが加わり迫力の見た目が完成します。

豪華な印象になる分、他の祭壇と比較すると料金設定も高め。そのため、喪主側の負担を少しでも減らすべく、親族などから供花として送られた生花を祭壇に組み込むサービスを展開している葬儀社もあります。

遺影や棺を囲む祭壇

前途したように祭壇の料金は用意する大きさにより異なります。家族葬であれば大きな祭壇を必要と感じないことも多いでしょう。しかし故人にお花を贈りたいと思う方は、遺影や棺周りに生花を飾るアレンジがおすすめです。

小規模な葬儀や家族葬のニーズが増えた昨今では、故人の遺影周りや棺を生花で飾るタイプの祭壇も増加しています。さらに大きな祭壇と比較すると棺との距離を近くできるため、故人を近くに感じながら偲ぶことも可能です。

白木祭壇の由来

白木祭壇の由来は、土葬が主流だった時代の「野辺送り」にあります。当時は、白木で作られた輿に棺を納め、故人を墓地に送っていました。この時に組まれた列のことを野辺送りといいます。

しかし、現代では火葬が主流となり、火葬場へも霊柩車で移動することが一般的。野辺送りを実施することが珍しくなっています。

その昔ながらの葬儀情景を模したものこそが白木祭壇です。白木祭壇に用いられている葬具は野辺送りで使用されていたものをイメージし、飾られています。

葬具の名称と込められた意味

名称読み方意味由来
四華花しかばな白い紙の横に細かく切れ目を入れ、細い棒や竹串に螺旋状に巻き付けた葬具の一種。お釈迦様が亡くなった際、沙羅双樹(さらそうじゅ)の白い花で体をおおったと伝えられおり、それにちなんだ葬具。数が4本だったことから四華花と名付けられ、昔はこの四華花を立てないと成仏できないと考えられていました。そのため葬列や野辺送りではなくてはならない重要な役割を担っていました。
輿こし祭壇の一番奥に飾ってある葬具のこと。棺を納められる「本輿」と棺を納められない「半輿」があります。棺を納めた輿を担ぎ、墓地まで運ぶ「野辺送り」を実施していたことに由来しています。現代では野辺送りの実施も珍しくなったため、祭壇に飾られるようになりました。また、本来の使用目的とは異なり、装飾としての意味合いが強く、半輿を設置することが多いです。
※棺は輿に関係なく、祭壇の前に安置されることが一般的となっています。
六灯篭ろくとうろう祭壇の左右に各3つずつ設置される灯篭。合計6つであるため六灯(又は六灯(ろくちょう)と呼ばれます。延び贈りを実施し故人を送っていた時代は、夜間に自宅から寺院までの誘導時の灯篭は欠かせない存在でした野辺送りが珍しくなった今では、祭壇に六灯篭が設置されるようになりました。灯篭の数が6つなのは、「命があるものは6つの世界を臨廻転生する」と考えられている、六道にちなんだと言われています。
行灯あんどん室内用の灯篭のこと。祭壇の上部に設置される物は、寺院にある行灯をイメージした物もあります。火には明かりを灯す照明としての意味だけでなく「先祖と生きている人々を結ぶための役割」があると言われています。

白木祭壇とは野辺送りの情景を現代にも残している弔いのかたち

厳粛さを感じさせてくれる白木祭壇は、昔ながらの野辺送りが形を変え現代の葬儀シーンに残ったもの。形が変わっても、故人を偲び晴れやかに送りたいと願う気持ちは、今も昔も代わりはないでしょう。

そのため、大型の祭壇を設置することや予算を多く費やせばよいのではなく、故人を弔う気持ちを優先することが大切です。他の祭壇の種類とも比較し、予算の範囲内で用意するとよいでしょう。

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