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通夜見舞いとは？何を渡す？のし袋のノウハウ・渡すタイミングや服装。注意点を解説
目次
通夜見舞いとは遺族への気遣い
通夜見舞いとは、家族が亡くなり、悲しむ間もなく、各種手続き、お通夜、葬儀告別式と大変な思いをしている遺族への気遣いです。
この記事では、通夜見舞いにふさわしいもの、お金を持参する場合に使うのし袋のノウハウ、渡すタイミングや服装、注意点、通夜見舞いに関するQ＆Aをお伝えします。
親しい人が渡す
通夜見舞いは、故人と親しい人が遺族への気遣いとして渡すものです。したがって、会社の部下や同僚くらいの間柄では、渡さないでしょう。
故人の家族とも顔見知りなくらいの親しい間柄と考えられます。それほどの仲ではないのに、渡すとなると遺族の負担になってしまうかもしれません。
ただし、お世話になった会社関係の方なので、どうしても何か渡したいと考える場合は、葬儀社に相談してみてください。地域の風習なども関わるので、一言尋ねておいた方が無難です。
一部の地域の風習
通夜見舞いは、一部地域の風習です。したがって、風習がない地域も存在します。
通夜見舞いのある地域
- 千葉県成田市付近
- 埼玉県秩父市付近
- 茨城県の一部
- 新潟県
- 九州の一部（福岡圏など）
通夜見舞いはどんなものが良い？
通夜見舞いには、どんなものを持参すれば良いか説明します。遺族への労いと考えますと、すぐその場で食べられる物やお茶菓子、お茶菓子などを買える程度のお金がふさわしいと思われます。
すぐに食べられる物
大事な方を亡くして、悲しみに浸る間もなく、各種手続き、お通夜、葬儀告別式と忙しい時間を過ごさなければならない遺族は、食事する間もないかもしれません。
そんな遺族を気遣って、食べ物を持って行くのはおすすめです。しかし、日持ちのしないような物は避けた方が無難です。たとえば、おにぎりやサンドイッチ、お弁当類など。
こうした物は、すでに用意されている可能性があります。また、食べる時間がない場合も考えられます。
その点、クッキーおせんべいのように、個包装で日持ちのするものの方が安心です。たとえ、その場で食べられなくても、後で食べたり、参列者にふるまったりできるからです。
お金ならば1000～3000円
物を買いに行く時間がない、何を買ったらよいかわからないという場合は、お金でも大丈夫です。
金額は1000～3000円という負担にならない程度が望ましいです。ちょっとしたお茶菓子などを買える程度と考えておくと、わかりやすいでしょう。
詳しく知りたい場合は、地域の風習を調べてみてください。
通夜見舞いのし袋のノウハウ
通夜見舞いをお金で渡す場合は、のし袋を用意します。ここでは、のし袋の表書き、どんなのし袋を使うべきか、説明します。また、通夜見舞いと印刷されているのし袋が売られていることも挙げてみました。
御通夜見舞いと書く
通夜見舞いをお金で渡す場合は、のし袋を使います。表書きは「御通夜見舞い」「御見舞い」です。「御霊前」と間違えないように気を付けましょう。
お香典のように薄墨を使い、外袋の表側、中央部分に書きます。その下にはご自身の名前を記してください。
中袋の表中央部分に金額を書きます。裏側の右下には住所氏名もお忘れなく。
金額は縦書きで「大字（だいじ）」と呼ばれる難しい漢数字を使います。なぜ、あえて難しい字を使用するかというと、第三者による金額の改ざんを行われないようにするためと言われています。
以下は大字による金額表記です。
- 1,000円→壱阡圓
- 2,000円→弐阡圓
- 3,000円→参阡圓
- 5,000円→伍阡圓
白地に黒白の水引きが付いたのし袋を使う
通夜見舞いに使うのし袋は、白地に黒白の水引きの付いたものを使います。
のしは、何度も繰り返したくないという意味から結びきりです。ただし、黒白の水引きであれば、結びきりになっているので、そんなに気にしなくても大丈夫です。
のし袋を購入する場合は、黒白の水引きを念頭に置いておけば、間違いなく購入できます。
通夜見舞いと印刷されているのし袋がある
地域によっては、「御通夜見舞い」と印刷されているのし袋も売られています。もしも、お近くで、売られていれば、購入しておくと表書きなどを気にせずに済みます。
通信販売でも「御通夜見舞い」と印刷されたのし袋を購入できます。近くに売っている店舗がない方に便利です。いざというときのために、何枚かまとめて買っておくと後で助かることもあるでしょう。
通夜見舞いを渡すタイミングや服装
通夜見舞いを渡すタイミングや服装を紹介します。お通夜前に渡すこと、喪服を着用しないことについてです。
お通夜の前に渡す
通夜見舞いは、お通夜が始まる前に渡します。
通夜見舞いは、お通夜の差し入れなので、お通夜終了後では意味がありません。また、お通夜の最中ですと、遺族は対応できないものです。
遺族のことを考えますと、お通夜前がベストなタイミングです。
喪服は着用しない
お通夜見舞いを渡す時は喪服を着ません。平服で紺色やグレーなど、地味めの色を選びます。引き続きお通夜に出席するならば、喪服を持参して着替えましょう。
もし、家が近くであれば、後で着替えて出直すといった形でも大丈夫です。
地域によっては、お通夜のお手伝いをするケースもあります。その場合は、黒いエプロンなどを持って行くと役に立ちます。
通夜見舞いを渡す際の注意点
通夜見舞いを渡す際に注意すべきことを説明します。香典とは別であること、お金を渡すのであれば新札はNG、通夜に参列する時に持参することについてです。
香典とは別
通夜見舞いと香典を一緒にするのは間違いなので、気を付けたいものです。
香典はお通夜、葬儀、告別式に持参するお金のことです。急な不幸で遺族には、金銭的な負担がかかるため、少しでも協力したいという意味で持って行きます。
それにくらべ、通夜見舞いは、急な不幸で疲れている遺族を慰める差し入れです。
新札はNG
香典と同じように、通夜見舞いをお金で渡す場合、新札はNGです。その理由は、新札だと故人が亡くなることを予期してきれいなお札を取っておいたように思われるからです。
たまたま新札しか手元にないならば、一度折ってから入れるようにします。のし袋に入れる際は、人物の顔の向きをそろえるようにしましょう。
通夜に参列する時に持参する
通夜見舞いは、お通夜に参列する時、お通夜が始まる前に持参します。
ただし、地域性の強い風習なので、地域ごとに異なる部分も多くあります。予め、地域の風習を詳しい方に聞いておきましょう。
通夜見舞いに関するQ＆A
通夜見舞いに関するQ＆Aです。物やのし袋、渡すタイミングに関しての質問です。
- Q通夜見舞いはどんな物がいい？
-
A.すぐに食べられるお菓子等が喜ばれます。しかし、その日に食べられるかわからないので、日持ちする個包装のクッキーやおせんべいなどがおすすめです。
おにぎり、サンドイッチなどの生物は、その日に食べられるかわからないので、避けた方が無難です。
- 通夜見舞いはどんなのし袋を使う？
-
黒白の水引きの物が望ましいです。「御通夜見舞い」と印刷されたのし袋も売っています。
- 通夜見舞いを渡すのはお通夜の前？後？
-
お通夜の前です。お通夜や葬儀告別式に渡す「御霊前」「お香典」とは、異なります。
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まとめ：通夜見舞いは遺族への気遣いとして品物やお金を渡す
通夜見舞いは、遺族への気遣いとして渡すものです。お菓子類を渡す場合もありますが。お金を渡すこともあります。いずれにしても、遺族が負担に感じない1.000～3.000円程度です。
地域によって異なる風習なので、詳しい人に聞くなど、よく確認しておいた方が良いでしょう。
