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仏性とは何か?意味・英語訳を例文とともにわかりやすく紹介

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仏性とは生類が持っている「仏になれる要素」のこと

仏性とは「ぶっしょう」と読む仏教用語です。語源はサンスクリット語のbuddhadhātuブッダダートゥ

意味は、衆生しゅじょう(人間だけでなく動物など他の生命体も含めた一切の生きとし生けるもの(生類)のこと)が持っている「仏としての本質・仏になれるいん(要素)」のことです。

また、「ほとけしょう」と読む場合もあります。この場合は、仏のように慈悲深い生まれつきの性質を指す言葉となります。

仏性の英語訳:Buddha nature

仏性は英語に訳すと「Buddha nature」となります。仏性を用いた英語訳例文は以下の通りです。

例文1)仏性は人間の心にそなわっている

Buddha-nature is in the human heart.

例文2)仏性の原理を追求する

Pursuing the principle of Buddha-nature.

如来蔵の異名ともされる

仏性は、如来蔵にょらいぞう異名いみょう(別の呼び方のこと)と言われることがあります。

如来蔵とは、衆生は如来(仏)となる本性を有しているにもかかわらず、煩悩によってそれが覆われ隠されていると説くものです。

仏性には「煩悩で仏になれる因が隠れている」という意味合いは含まれていませんが、仏になれる因を持っているという点は如来蔵と同じです。

これが如来蔵の異名とも言われる理由だと言えるでしょう。

覚性と訳されることも

仏性は覚性かくしょうとも訳されます。

覚性とは、一切の衆生が本来的にそなえ持っている悟りの智慧を意味する言葉です。

言い換えれば、全ての生き物は生まれつき仏になれる要素を持っているということ。つまり、人間である私たちは、仏陀の教えを真に理解し、体得・実現できる能力を生まれつきに持っているということになります。

まとめ:仏性とは 生類が生まれつき持っている「仏になれる要因」のこと

仏性とは 、衆生(一切の生類)が生まれつき持っている仏としての本質・仏になれる因(要素)を意味する仏教用語です。

仏教では、人間である私たちには仏になれる因(要素)が生まれつきにそなわっている、と説いているのです。言い換えれば、私たち人間は、仏陀の教えを真に理解し、体得・実現できる能力を生まれながらに持っていると言えるでしょう。

私たち人間は仏の教えを聞き、その教えに従って修行を積み、努力を重ねることができます。その結果、仏のような慈悲深い人になれる可能性を秘めているとも言えるのではないでしょうか。

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