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核家族とは?核家族のメリット・デメリットや終活の問題点を解説

目次

核家族とは夫婦とその未婚の子どもで構成される家族のこと

核家族とは夫婦とその未婚の子どもで構成される世帯をさします。

都市部への人口集中や少子高齢化などの影響で、日本の核家族は増加傾向です。

核家族の反対語は『大家族』『拡大家族』『複合家族』と呼ばれ、二世帯・三世帯家族などが含まれています。

核家族とは

核家族とは『夫婦のみ』『夫婦と未婚の子供』『父親または母親とその未婚の子供』で構成される世帯をさします。

  • お子さんのいない夫婦のみの家族
  • 夫婦と結婚していない子どもの家族
  • ひとり親と未婚の子どもの家族

核家族の定義に年齢は関係ないため、80代夫婦と50代未婚の子どもという構成でも核家族に該当します。

核家族は英語でどう表す?

核家族は英語で表すと『Nuclear Family』です。

核という意味の英語には 中核・核心を意味する核『core』と、小さな単位を意味する核『nuclear』の2種類があります。

核家族とは、両親と子供だけの家族で祖父母や親せきが同居しないという意味を持つため、小さな単位を意味する核『nuclear』という単語が用いられたと言われています。

核家族の語源

核家族という意味の『Nuclear Family』は、アメリカの人類学者ジョージ・マードックが用い始めた言葉で、『人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位』という意味があります。

『Nuclear Family』という言葉は第2次世界大戦後に入ってきた言葉で、当初は『核心家族』と言われていました。

核家族増加の原因とは?

平成30年に厚生労働省が行った調査では、2016年の核家族の割合は約60%と報告されています。

これからの日本において、核家族は増加していくという見解を示していて、高齢者の独居問題につながる可能性も示唆されています。

核家族が増加する原因はどこにあるのか、3つのポイントをご紹介しましょう。

家族に対する意識の変化

家族に対する意識の変化は、核家族を増加させた大きな原因の一つです。

以前は『直系家族』『跡取り』などという意識が高く、長男は家を継ぐために地元に残り、親と一緒に生活をしていくことが当たり前とされていました。

しかし近年ではライフスタイルの変化に伴って、家族に対する意識も変化しています。

自分の好きな仕事をする=家は継がない、後継ぎに縛られず子どもを持たない選択をするなど、個々の考えを優先する傾向が高くなっているのです。

産業の都市部集中化で、実家を出て働く人が増えていることも原因の一つと考えられます。

人間関係の煩わしさを避ける風潮

親と暮らす・親戚と暮らす・周囲の人と協力し合って暮らす…近年の日本では、このような人間関係の煩わしさを避ける風潮があります。

『隣に誰が住んでいるのかも知らない』という人は珍しくありませんし、『義家族や親戚付き合いを好まない』という人も少なくありません。

自分たちと子どもだけという世帯が当たり前になり、煩わしい人間関係を避けることが認められつつある風潮も、核家族を増やしていくといわれています。

未婚者の増加

未婚者が増加することで単独世帯が増加し、結果的に核家族の占める割合が高くなっているということも原因の一つです。

2021年に財務総合政策研究所が行った調査では、結婚生活に対する理想と現実のギャップが大きく、未婚率の上昇につながっていると報告されています。

  • 子どもを育てるには経済力が必要
  • 結婚生活を始める際のハードル(住居)がある
  • 男女ともに結婚・出産・子育ては大変だと認識されている

核家族が増加していることで、身体的・経済的・精神的に支えてくれる存在が薄く、責任の重さに躊躇してしまう若い世代が多いことが特徴です。

アニメからひも解く・核家族のメリットとデメリット

核家族にはメリット・デメリット双方が存在します。

家族をテーマとしたアニメを基に、核家族のメリットとデメリットをわかりやすく解説しましょう。

クレヨンしんちゃん【核家族】

クレヨンしんちゃんは核家族です。

父親・母親・本人・妹の4人家族で、父母共に実家は地方。

母親は専業主婦ですが、幼稚園生のしんちゃんと0歳児の妹の育児に奮闘中です。

クレヨンしんちゃんの家族が抱えるデメリットはワンオペ育児といえます。

父親は営業職で忙しく、帰宅時間も遅いのが日常です。

隣のおばさんや母親の妹が協力する姿が稀に見られますが、基本的には母親が一人で家事・育児を担当しています。

サザエさん【拡大家族】

国民的アニメの代表作ともいえるサザエさんは、昭和の拡大家族です。

サザエさんは結婚して子どももいますが、実家に住んでいます。

苗字が異なるので、婿養子に入っているというわけではありませんが、小学生の兄妹や父母と一つ屋根の下に住んでいます。

サザエさんの家族が抱えるデメリットは、プライバシーの確保でしょう。

小学生の兄妹は同じ部屋ですし、サザエさん家族3人のプライベートなスペースは一部屋だけです。

サザエさんの父親と夫の2人が働いているので、サザエさんと母親は専業主婦。

経済的な問題はなさそうですが、これから子ども達が大きくなるにつれて、プライバシーの問題は顕在化すると思われます。

ドラえもん【拡大家族から核家族】

ドラえもんがやってきた野比家は、拡大家族から核家族になっています。

父方の祖母が一緒に住んでいて、主人公ののび太はとてもかわいがられて育ちます。

祖母が亡くなり、父母とのび太の3人家族になったところへドラえもんがやってくるのです。

野比家も母親は専業主婦ですが、決して生活が楽というわけではありません。

できの悪いのび太は常に母親から叱られ、学校ではイジメられてばかりで、祖母の存在を懐かしく思っています。

ドラえもんが来て兄弟のように生活していますが、のび太一人ではさみしい生活になったのはデメリットと考えられるでしょう。

ちびまる子ちゃん【拡大家族】

ちびまる子ちゃんは三世代の拡大家族です。

父方の祖父母・父親・母親・姉の6人家族で、基本的に家族仲は良好ですが、母親にとって同居しているのは義父母であるためさまざまな我慢をしています。

父親はかなり放任気味ですが、まる子の絶対的な味方として祖父の存在があります。

3世代という大家族ではありますが、それぞれの足りない部分を補い合える大家族ならではのメリットが垣間見える設定です。

今後祖父母が老いていく過程で介護の問題などに直面する可能性はあり、同居である以上まる子たち世代にも影響があることが考えられます。

核家族における終活の問題点

核家族化が進む中で、終活には核家族ならではの問題点も挙げられます。

どのようなことが問題点として考えられるのかをご紹介しましょう。

孤独死の可能性

核家族化が進み、親戚や家族と離れて暮らす一人暮らしの高齢者が増加した場合は、孤独死の可能性が高くなります。

いつも誰かが見てくれている状態ではないため、急に何かが起きたときに気付いてくれるチャンスがありません。

終活は自分らしい最期を迎えるための準備です。

将来一人暮らしになる・家族が近くに住んでいないという場合は、介護・医療などの専門家を巻き込んで、頼れる存在を作っておく必要があります。

お墓の問題が深刻

自分の入るお墓が決まっていない状態で最期を迎えてしまった場合は、お墓の問題は非常に深刻です。

終活で自分の入るお墓や供養の方法などを決めておかなければいけません。

『まだ若いから』と思っていても、準備をしておくことをおすすめします。

また自分の代でお墓の継承者がいなくなる場合は、無縁墓とならないような手続きも必要です。

家族との話し合いも重要ですので、家族のいる人は早めにお墓の問題に取り組むことがポイントになります。

持ち家の処分

子どもがいてもそれぞれが独立している場合、自分の住んでいる持ち家をどうするのか、処分の方法について考える必要があります。

相続する身内がいない場合は、自分の代で何かしらの方法を考えなければいけません。

相続する場合も争族にならないよう、事前の話し合いも大切です。

子ども世代・孫世代にはそれぞれの生活もあるため、お互いに理解できるような結果にしないと残された家族が負担を背負うことになります。

核家族に関する素朴な疑問

核家族のメリットやデメリット以外に、核家族に関する疑問をピックアップしてみます。

単独世帯との違いは?

単独世帯とは、簡単にいうと一人暮らしの世帯のことです。

核家族世帯とは親とその子供が基本なので、構成が全く異なります。

核家族が引き起こす問題点は?

核家族が引き起こす可能性のある問題点はいくつか挙げられます。

  • 緊急時の対応が難しい
  • 虐待などの発見が遅れる
  • 家事・育児・仕事と負担が重なってしまうことが多い

拡大家族の場合は、お互いがお互いを補い合うことができます。

家事・育児・仕事を分担することで個々の負担が減り、目も行き届きやすくなります。

核家族が問題なのではなく、周囲に頼れる人がいない・家族と疎遠など、孤立した核家族が問題や課題を抱えているといえるでしょう。

核家族と拡大家族・子どもにはどちらが良い?

絶対にどちらかが良いということはありません。

住居の状況・同居家族の人間関係など、環境によって良し悪しは分かれます。

昔は祖父母との同居が当たり前で、近所には兄弟や親せきがたくさんいることもありました。

誰かがそばにいてくれているという状況は心強いですが、人間関係は複雑になりがちです。

メリット・デメリット双方が存在するため、一概には言えないというのが本当のところでしょう。

まとめ:核家族とは社会における家族形態の一つ

核家族とは日本の社会における家族形態の一つです。

対義語には大家族・拡大家族・複合家族などという言葉があります。

単独世帯とは異なり、核家族は夫婦とその未婚の子どもで構成される家族のことです。

核家族の問題は、終活の問題にも繋がってくる可能性があるため、年代に関係なく早めに準備を行うことがこれからのポイントになります。

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