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市葬とは?市が施主になる葬儀・市民葬や区民葬・県民葬・国葬との違い・英語表現を解説

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目次

市葬とは市が行う葬儀

市葬とは市が行う葬儀です。この記事では、鳴門市で定めた市葬の規則、市民葬や区民葬、県民葬、国葬との違い、英語表現、よくある質問を紹介します。

市が施主(喪主)になる

市葬の喪主(施主)は市です。

喪主施主も葬儀を取り仕切る中心人物を指します。市葬の場合、その役割を市が行うというわけです。

市に功績があった人を悼む

市に功績があった人を悼む葬儀なので、市が取り仕切ることになります。

たとえば、市の福祉に力を尽くした、子どもたちの教育に力を尽くした、自治会長として市全体をまとめたなどの功績が考えられます。

鳴門市で定めた市葬の規則

鳴門市では、市で定めた市葬の規則があります。どんなことを定めているのか紹介します。

鳴門市で市葬で定めていること

鳴門市で市葬に関して定められていることを挙げます。

  • 市葬は鳴門市が行う葬儀のこと。
  • 市葬は名誉市民※、市長、鳴門市に貢献したと市長が認めた人物が亡くなった時に行うことができる。
  • 市葬を行う際は、円滑な運営のために鳴門市葬葬儀委員会を置き、市長が委員長になる。
  • 副委員長は委員長が委員の中から任命する。
  • 市葬執行の決定は委員長が会議において行う。

※名誉市民:鳴門市民または鳴門市に縁の深い者で市に貢献した人物

参考

https://www.city.naruto.tokushima.jp/contents/reiki_int/reiki_honbun/o003RG00000828.html

https://www.city.naruto.tokushima.jp/contents/reiki_int/reiki_honbun/o003RG00000009.html?id=j2

名誉市民の例

令和2年6月25日、市議会の同意を得て、コロナで亡くなったコメディアン 故志村けんさんが東村山市の名誉市民になっています。

理由は「東村山音頭」で東村山市の存在を日本全国に紹介した市にとっての恩人だからです。

市葬と市民葬や区民葬との違い

市葬と似た言葉に市民葬・区民葬があります。特に市民葬は、市葬と一字違いなので、間違える方も少なくないものです。

ここでは、その違いを紹介します。

市民葬や区民葬は自治体による葬儀プラン

市民葬や区民葬は、自治体によって考えられる葬儀プランです。ただし、協力する葬儀会社等の民間サービスがあってのことです。

自治体によっては、葬儀費用の一部を負担しますので、比較的安価で葬儀を行うことが可能です。大体は祭壇、霊柩車、火葬料金込みの金額です。それ以外のサービスを望む場合は、オプションで追加しなければいけません。

しかし、すべての市町村で行われているサービスではありません。

市葬と県民葬の違い

市葬と県民葬の違いも紹介します。県民葬は県、県議会、市長会が主催して行う宗教とは関係のない儀式です。

市ではなく、県が主催になるところが市葬と異なります。

県民葬は県に功績のあった人を悼む

県民葬は、県に功績のあった人を悼む儀式です。下記で実際に行われた事例、今後予定されている県民葬を紹介します。

山口県で安倍氏の県民葬が計画されている

山口県では2022年7月、銃弾に倒れて亡くなった元内閣総理大臣、安倍晋三氏の県民葬を予定しています。

開催時期は2022年10月15日で、下関市の海峡メッセを予定しています。安倍晋三氏

の選挙区が山口県であったこと、県への功績などが評価されたものと思われます。

沖縄県で翁長元知事の県民葬

過去2018年には、沖縄県で元知事の翁長氏の県民葬が行われました。

そこでは、現沖縄県知事の玉城氏が、県民を代表して哀悼の意を込めた式辞を読みました。県民の意思を反映すべく、基地問題と向かい合い、県政に励んだ翁長氏の功績が評価されたものと考えられます。

市葬と国葬との違い

ここのところ、取りざたされているのが故元内閣総理大臣 安倍晋三氏の国葬です。国葬も市葬と言葉のニュアンスが似ていますが、意味は異なります。

国葬は国家に功労のあった人の葬儀

市葬が市に功績のあった人のため行う儀式であるのに対して、国葬は国に功績のあった人を悼むものです。

国葬は国家の儀式として国の資金で行われる

国葬は、国家の儀式として国の資金で行われます。2022年7月に亡くなった元内閣総理大臣 安倍晋三氏の国葬は2022年9月27日に行われる予定です。

古くは、大久保利通氏、岩倉具視氏など、名だたる政治家の国葬が行われていました。しかし、第二次世界大戦後は余り行われることはありませんでした。今回は、元内閣総理大臣の吉田茂氏に次いで二人目です。

市葬は英語でmunicipal funeral

市葬は英語でmunicipal funeralと表現します。municipalは日本語に訳すと「市町村の」「地方自治体の」という意味、funeralは葬儀です。

または「funeral conducted by a city 」と表現することも可能です。

市葬に関するQ&A

市葬に関する質問です。市民葬との違い、どんな功績の人を悼む儀式かについてです。

市民葬との違いは?

A市民葬は、市が比較的安価のお葬式をプロデュースするものです。ただし、専門知識のある葬儀社や火葬場の協力を得ます。

市葬の場合は、市に功績のあった人の死を悼み、市が施主や喪主の役割を果たして行う葬儀です。

市葬はどんな功績の人を悼むものですか?

Aたとえば、市長として市政を支えた人、市の規定に基づき、名誉市民となった人などが考えられます。

名誉市民は市の認知度を高めた、福祉活動にいそしんだなど、何かしら市に貢献している人で市内在住、または市に縁が深い立場の人です。

まとめ:市葬は市が中心になって展開させる葬儀、市民葬、県民葬、国葬とは意味が異なる

市葬は、市が施主や喪主のように中心的役割を果たす葬儀です。市に功績のあった方が亡くなった際に行われます。

似たニュアンスの言葉として、市民葬、県民葬、国葬がありますが、それぞれ意味や目的が異なります。

市民葬は市が葬儀業者に協力してもらい、安めの価格で行う葬儀、県民葬は、県に功績があった方の葬儀を県の予算で行うものです。

また、国葬は国に功績した人の葬儀を国家行事として国の予算で行います。

それぞれの意味を取り違えないようにお気を付けください。

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