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礼拝はキリスト教だけ?礼拝の意味・キリスト教の教派ごとの違い・教会における礼拝の流れ・仏教やイスラム教の礼拝について解説

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目次

礼拝とは神仏に拝むこと

礼拝とは、神仏を拝むことです。宗教によって、やり方は異なります。ここでは、キリスト教、仏教、イスラム教で説明します。

この記事では、その他に教派ごとに異なるキリスト教の礼拝・キリスト教徒が日曜日に礼拝に行く意味、教会での礼拝の流れ、仏教、イスラム教の礼拝の詳細、よくある質問を解説します。

キリスト教では主日礼拝を指す

キリスト教で礼拝というと、主日礼拝(しゅじつれいはい)を指すことが多いものです。主とは神様のこと、日は日曜日を意味します。

つまり、主日礼拝とは、日曜日に行う礼拝のことです、

仏教の礼拝は「らいはい」と読む

仏教における礼拝は「らいはい」と読みます。

仏教では、両手を合わせて合掌します。このやり方はインドから伝わったものです。右手は仏様、左手は人間や動物といった生き物を表します。

両手を合わせることで、仏様と俗世界のものが一体化することを表しています。

イスラム教はサラー

イスラム教の礼拝は、サラー、またはサラートと呼ばれます。10歳以上の人が正しい方法で行うことを奨励されています。

礼拝は、アッラーとのコミュニケーションとされており、より豊かな人生を送るために必要と考えられています。

キリスト教の礼拝は教派ごとに異なる

キリスト教徒の礼拝は、教派ごとに異なります。キリスト教の宗派は、いくつかありますので、ここでは、カトリックとプロテスタントの違いを説明します。カトリックでは礼拝をミサ、プロテスタントは礼拝と呼びます。

カトリックではミサ

カトリックは、ローマ教皇の元で発展した宗派です。カトリックでは、信者が集まって祈りをささげる儀式をミサと呼び、神様の教えを伝える神職者を神父と呼びます。

伝統を重んじた考え方で、教会を信仰のシンボルとするため、華やかな雰囲気の教会が多く存在します。また、良いことをすると、救われるという教えもあるため、修道士や修道女は、感染危険を恐れずに流行病の患者のお世話をしてきました。マザー・テレサもカトリックの修道女です。

礼拝はプロテスタント

プロテスタントは、ルターの宗教改革によって誕生した宗派です。聖書を大事にし、神様の前では皆平等という考え方です。カトリックのような善行を善しとするのではなく、神様(イエス・キリスト)を信じれば救われるという考え方です。また、神職者を牧師と呼びます。

毎週日曜日に行われる礼拝では、牧師による神様のお話を聞きます。この礼拝は、信者でなくても参加できます。

日曜日に礼拝をするのはキリストが復活した日だから

ここからは、キリスト教の礼拝ということで、プロテスタントの礼拝について伝えます。まずは、日曜日に礼拝する理由です。それは、キリストが復活した日と信じられているからです。以下では、信仰の中心について詳しく説明していきます。

キリストの復活を信じるのが信仰の中心

毎週日曜日に礼拝するプロテスタントは、聖書を中心に信仰を深めています。聖書によると、日曜日にキリストが復活したとされています。

キリストは日曜日の早朝に十字架の死から復活したと聖書に書かれています。そのため、プロテスタントは、毎週日曜日に教会に集まって礼拝します。この礼拝のために人々は日曜日に仕事を休むようになりました。それがきっかけで日曜日が休日として認められたと言われています。

一般的な教会における礼拝の流れ

ここからは、一般的な教会における礼拝の流れを説明します。お祈りに始まり、最後は献金で終えます。

大体の教会やプロテスタント系の幼稚園や学校なども、こうした流れで礼拝が行われています。

お祈りする

まずは、神様の対話となるお祈りをします。このお祈りは、叶えたいことをお願いするというよりも、神様にお話をするイメージです。

司会者が祈る、牧師が祈る、めいめいが個別に祈るなど、教会によってさまざまです。

讃美歌を歌う

参加者全員で神様を讃える歌である讃美歌を歌います。教会によって形式はさまざまで、アカペラだったり、オルガンやピアノで伴奏があったりします。

讃美歌はいろいろな種類がありますが、あまり音程が上下しないものが多く、比較的歌いやすいです。

牧師の話を聞く

礼拝のメインは、牧師の話です。主に聖書の話をしてくれますが、聖書を知らない人でもわかりやすくためになる話です。

礼拝には、子供が来ていることも多いので、比較的子供にもわかるような話をします。特に信仰心がなくても、心に響く話が多いものです。

献金する

最後に献金しますが、額やするかしないかも自由です。献金するとしても、1000円台くらいの人が多いです。子供の場合は500円玉一枚という場合もあります。

たいていは、ここに入れてほしいということで、袋などが回ってきたり、献金箱が置いてあったりします。このお金は参加費ではなく、神様への気持ちです。そのため、特にしなくても大丈夫です。

仏教やイスラム教の礼拝

仏教やイスラム教の礼拝についても紹介します。仏教の合掌礼拝、イスラム教の一日5回の礼拝について掘り下げてみます。

仏教は合掌礼拝

仏教では合掌礼拝(がっしょうらいはい)が行われます。手を合わせて体を斜め45度に傾けてお辞儀します。そして、ゆっくりと体を持ち上げて合掌を解きます。

この合掌礼拝は、仏教全般で葬儀の際に行われるものですが、宗派によっては多少の違いがあります。

浄土真宗本願寺派、大谷派によって数珠の数が異なります。しかし、合掌礼拝して南無阿弥陀仏を唱えるところは同じです。
浄土宗108玉の水晶がついた数珠を使います。合掌礼拝してから南無阿弥陀仏を唱えます。
真言宗数珠を大事にしている宗派です。振分数珠と言われる数珠を中指に二重にかけて握るように持ちます。そして、合掌礼拝して南無阿弥陀仏を唱えます。
天台宗平玉のある数珠を人差し指と中指にかけます。そして、合掌礼拝して南無宗祖根本伝教大師福聚金剛の宝号を唱えます。
曹洞宗・臨済宗数珠を二重にして使います。合掌礼拝後、南無釈迦牟尼仏を唱えます。

イスラム教は一日5回の礼拝

サラーまたはサラートと言われるイスラム教の礼拝は1日5回です。以下に順を追って説明します。

①ファジュル:明け方から日の出までに行います。モスクに行く場合もありますが、寝床の横で行うこともあります。

②ズフル:正午から昼過ぎまでに行いますが、正午ちょうどはNGです。昼過ぎの修業後に行う人もいます。

③アスル:昼過ぎから日没の間に行います。ズフルから、余り時間を置かないので、忘れてしまう場合もあるようです。

④マグリブ:夕焼けが見えなくなるまでに行います。仕事や学校が終わる時間にあたるため、集団で行うことが多いです。

⑤イシャ―:寝る前に行う最後の礼拝です。

よくある質問

キリスト教の礼拝に行く際の持ち物は?

特にありません。献金をする場合は、多少のお金をもっていきます。聖書や讃美歌は、教会に置いてあります。

キリスト教の礼拝の服装は?

服装は自由です。普段着で大丈夫ですが、どんな雰囲気の服を着れば良いか気になる場合は、教会のHPをご覧ください。

教会の礼拝は献金なしでもいい?

献金は自由なので、しなくても大丈夫です。

Qキリスト教徒でなくても礼拝に行っていい?

キリスト教徒でない人が礼拝に来てもらえることを教会側は喜んでくれます。イースターやクリスマスの礼拝などに行くのもおすすめです。

まとめ:礼拝は神仏に拝むこと・仏教・キリスト教・イスラム教それぞれのやり方がある

礼拝は神仏に拝むことです。仏教の場合は「らいはい」と言い、合掌して拝みます。キリスト教は日曜礼拝があり、イスラム教は1日5回礼拝します。

このように、礼拝はそれぞれの宗教の考えにより、礼拝の仕方が異なります。しかし、敬虔な心で祈るというところは同じです。

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