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法身とは?三身のひとつ?読み方や意味、法身説法を簡単に解説

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法身とは仏の身のあり方を表す三身のひとつ

法身とは、仏の身のあり方を表す仏教用語で、三身さんじんと言われるもののひとつです。読み方は「ほっしん」。

三身:法身ほっしん報身ほうじん応身おうじん

三身とは、大乗仏教で説かれる仏の身のあり方(仏身)のことで、法身ほっしん報身ほうじん応身おうじんの三つを言います。

三身説は、他にも「法身・応身・化身」「自性身・受用身・変化身」などもあります。よく用いられている説がこの「法身・報身・応身」の三身説です。

それぞれの意味は以下の通りです。

法身:仏の真理そのもの

法身は、永遠不変にして色も形もない仏の真理そのもののことで、正しい教え、衆生を救済するための力を意味しています。

「真理を体得した身体」という意味で、法仏ほうぶつ法身仏ほっしんぶつ法性身ほっしょうしんなどと言われることもあります。

法身の代表的な仏は毘盧遮那仏びるしゃなぶつです。

報身:正しい教えを説く仏の姿

報身は、本願をたて修行によってそれを成就じょうじゅした仏のことで、正しい教えを説く仏の姿を意味します。

報身の代表的な仏は阿弥陀仏です。

応身:人々を苦悩から救うために人の姿で現れる仏のこと

応身は、人々を苦悩から救うために、娑婆しゃば(この世)に人の姿で現れる仏のことです。

応身の代表的な仏は釈迦牟尼仏です。

法身に関してよくある質問

法身の読み方、意味は?

法身の読み方は「ほっしん」です。

法身は仏の真理そのものという意味をもつ、仏教用語です。大乗仏教における仏の身のあり方を意味する「三身」の一つです。

▶︎仏の三身について詳しくはこちら

法身説法とは?

法身説法ほっしんせっぽうとは真言宗の教義であり、大日如来が法身の位において自らが説法をするという意味の仏語です。

この他にも、法身はあらゆる形で現れるため、風の音や虫の声なども全てが仏の説法であるという意味もあります。

まとめ:法身とは仏の真理そのものを意味する仏語

法身とは、大乗仏教で説かれている仏の身のあり方を意味する「三身」の一つです。三身は、法身・報身・応身の三であり、法身には「仏の真理そのもの」という意味があります。

また、法身は色も形もないため、風の音や虫の声なども説法であるとして、法身説法と言われることもあります。

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