本ページはプロモーションが含まれています。
仏教徒とは?人口が多い国はどこ?仏教徒になる方法についても紹介
仏教徒とは仏教の教えを実践している人のこと
仏教徒とは、仏教を信仰し、お釈迦様が説いた教えを日々の生活の中で実践している人のことです。また、これは在家者、出家者を問いません。
読み方は「ぶっきょうと」、英語では「Buddhist」となります。
仏教徒人口が多い国はアジア圏
インドが発祥の地である仏教。世界中に広まりを見せつつも、中国や日本、タイ、ミャンマー、スリランカなどアジア圏に多い傾向にあります。
世界の仏教徒人口は約5億人。これは、世界の総人口の7%から8%に当たる人口です。
また、仏教は「上座部仏教」と「大乗仏教」に分派しながら布教されていきました。
上座部仏教と大乗仏教の違いは?
- 上座部仏教
上座部仏教は現存する最古の仏教宗派で、小乗仏教とも言われています。また出家が必要不可欠。家庭を持たず、厳しい戒律に従った生活が義務付けられています。
また、個人が修行し「悟り」を開くことを目的としていることも特徴的です。
上座部仏教の多い国:スリランカ・ミャンマー・タイ・カンボジアなど、東南アジア
- 大乗仏教
大衆の中に入り、教えを広め、多くの人を救っていくなかで「悟り」を開くことを目的としているという特徴があります。
また、必ずしも出家する必要はありません。在家のままでも良く、家庭(配偶者)を持っていても問題ありません。
五戒などの基本的な戒律を守り、朝夕お経を唱えるなど、規則正しい生活をしていれば、仏になることも可能だとも説かれています。
大乗仏教の多い国:中国や日本、韓国など東アジア
※信徒数は上座部仏教よりもはるかに多いと言われています。
仏教徒になるには仏教の真理を理解することがスタート
仏教徒になるには、仏教の真理を理解し、信仰心を持つことから始まると言われています。お釈迦様の生涯を学ぶところからスタートしてみることも良い方法でしょう。
また、宗派ごとの考え方についても理解を深めましょう。仏教にはお釈迦様の教えのどこに重きをおくかによって、さまざまな考え方の宗派が存在しています。
次に、自分自身が信仰したい宗派寺院などを尋ね、勉強会や講座への参加を通じ僧侶や在家信者との交流を持ちましょう。
なお、公式な仏教徒となるためには、最終的に仏門に帰依することが求められます。また、宗派によっては受戒(戒律を受け、仏弟子となり、戒名を授かること)を進める場合もあります。
仏教徒が守るべきとされる「五戒」とは
仏教では、仏教徒の最低限の守るべき倫理基準として五戒というものを定めています。
五戒とは?
五戒とは、仏教徒が守るべき基準となる、以下の5つの戒のことです。
不殺生戒:生き物を殺してはならない。
不偸盗戒:盗みを働いてはならない。
不邪淫戒:不貞行為(不倫)を行ってはいけない。
不妄語戒:嘘をつかない。
不飲酒戒:お酒を飲まない。
なお、戒とは、道徳的美徳といった概念のことであり仏の戒めを自発的に守ろうとする心の働きのこと。五戒=規則ではないことから、仮に守らずに過ごしていても罪に問われることもありません。
仏教徒に関してよくある質問
まとめ:仏教徒とは五戒を守って仏教の教えを実践していく人
仏教徒とは、仏教を信仰し、お釈迦様が説いた仏教の教えを日々の生活の中で実践している人のことを指しています。また、これは在家者、出家者を問いません。
また、仏教徒はアジア圏に多いことで知られており、日本国内では約8,400万人(令和2年12月31日時点)が仏教系の信者だと発表されています。
仏教徒になるには、仏教の真理を理解し、信仰心を持つことから始まると言われています。お釈迦様の生涯を学ぶところから入ってみるのも良い方法でしょう。仏教徒となった場合は、五戒を守り生活していくことが大切です。