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葬儀場とは?6つの種類とメリット・デメリット、選ぶ時に確認したい項目を解説

目次

葬儀場とは通夜や葬儀・告別式など葬儀全般の儀式を執り行う場所のこと

葬儀場とは、故人の通夜や葬儀、告別式を実施する場所のことです。「斎場」も同じ意味で用いられるほか「葬祭会館」「葬祭センター」などと称されることもあります。

葬儀場には、市町村や自治体が運営する公営のもの、また葬儀社等が運営している民営のものが存在します。

その他、自宅で葬儀を行う場合は自宅が、お寺で葬儀を行う場合はお寺が、葬儀場であると言えるでしょう。

斎場は「儀式が行われる場所」を意味している

葬儀場の別称である「斎場」。現在では、葬儀を行う場所としてとらえられていますが、本来は神道用語の1つであり「儀式が行われる場所」という意味があります。そのため、古来から斎場では葬儀だけでなく祭祀(さいし)も行われ、神聖な場所として位置付けられてきました。

斎場には最高位という意味合いも

世界文化遺産の1つである沖縄県の「斎場御獄(せいふぁうたき)」は琉球王国最古の聖地。御獄は南西諸島に分布している「聖地」の総称であり、国家的な祭事を実施した場所でもあります。

斎場には「最高位」との意味もあり、現代における斎場も故人に対して儀礼を実施するための最も尊い場所であると言えるでしょう。

葬儀場の種類は6つ

葬儀場として葬儀一連の儀式を実施できる施設は、大きく分けて以下の6つ。

①公営の葬儀場

②民営の葬儀場

③寺院

④教会

⑤自宅

⑥公共施設(集会所や公民館など)

それぞれのメリットだけでなく、デメリットも理解した上で葬儀場を選ぶことが大切です。

①公営施設

《メリット》

行政が公営施設として運営している葬儀場は、地域住民であれば利用することができ、利用料を安く抑えることが可能です。

また公営の葬儀場は火葬場を併設しているケースが多く、火葬場までの移動に対する負担も軽減することができるでしょう。

《デメリット》

故人もしくは喪主がその地域の住民で無い場合は利用を断られることもあります。さらに民間の葬儀場と比較すると、施設数が少ないこともデメリットの1つ。費用面で負担を減らせることから希望者が多く、予約がなかなか取れないケースもあります。

また、公営の葬儀場を利用する場合でも、葬儀の実施は葬儀社に依頼することが一般的。葬儀場選びと平行して葬儀社選びを進めなくてはならないことは、苦労が伴う場合もあります。

②民営の葬儀場

《メリット》

民営の葬儀場は、企業や宗教団体が運営しており、公営の葬儀場と比較すると数が多く日にちや場所など、希望する施設の予約が取りやすいメリットがあります。

さらに、広い駐車場が完備されている、アクセスが良い場所にある、バリアフリーにも対応し設備が整っているなど、安心して利用できることもメリットです。この他、遺族や故人の希望に添うような葬儀プランを対応してもらえたり、葬儀後の法要(一周忌など)にも対応してもらえることも魅力です。

《デメリット》

公営の葬儀場よりも料金が高いこと、火葬場を併設していることが少ないため火葬場を別途予約する必要があることや、移動手段の確保が必要というデメリットもあります。

③寺院・④教会

《メリット》

仏教徒は寺院で、キリスト教徒の場合は教会を葬儀場にし、葬儀一連の儀式を実施することも可能です。特に菩提寺としてお世話になっている寺院、ミサなどで利用している教会を葬儀場に選べば、葬儀の依頼もスムーズに進むでしょう。

自宅付近に寺院・教会がある場合は、近所の方々も参列しやすいこともメリットの1つ。厳粛な雰囲気や神聖な場所で葬儀を実施できることは、公営・民営の葬儀場では味わえない体験にもなります。

《デメリット》

菩提寺・教会での葬儀は、檀家や信者に限定されます。さらに、自宅から寺院や教会が離れている場合は遺族だけでなく参列者に負担を強いることも考えられます。

葬儀専門の施設ではないため設備が整っていない場合や、駐車場の台数が限られていることなどもデメリットとなるでしょう。

⑤自宅

《メリット》

自宅を葬儀場とし、故人を見送ることも可能です。自宅で過ごす故人と家族の時間がとれることや、近所の方々も参列しやすくなります。さらに利用料金もかからない上、利用時間に制限もありません。時間に追われず故人を見送れることも大きなメリットとなるでしょう。

この他、故人の遺志として長年暮らした自宅から見送ってもらいたいとの希望があった場合は、遺族側も高い満足感を得られることが期待できます。

《デメリット》

自宅で葬儀を行う場合は、参列者が入っても葬儀を行える広さの部屋の確保や、仏具の設置ができるかどうか、駐車場の用意が可能かなど、事前準備に手間がかかることはデメリットといえます。

参列者が多い場合は、自宅に入りきらないことで近隣住民に迷惑を掛けてしまうことに繋がりかねません。

さらに自宅を葬儀場とする場合は、自宅の住所を周知することになってしまいます。不特定多数の方に個人情報が伝わることにも注意が必要です。

この他、葬儀を行う部屋の片付けが必要になったり、家庭のプライベート空間も見られてしまうなども自宅を葬儀場にすることのデメリットだといえるでしょう。

⑥公共施設(集会所や公民館など)

《メリット》

団地やマンション住まいの場合は、多くの参列者を自宅に招き葬儀を執り行うことが難しくなります。この場合は、地域の公共施設でもある、集会所や自治会の公民館などを葬儀場として利用できるケースもあります。利用料が抑えられる他、近所の方々が参列しやすいことがメリットです。

《デメリット》

集会場や公民館などの公共施設は、葬儀場として作られた場所ではないため設備は充実しておらず、利便性が高いとは言えません。また、地域住民が利用できる場所のため、地区外の住民の場合は基本的に利用できません。葬儀後の後片付けの負担が遺族側にかかることもデメリットといえます。

偲ぶ会やお別れ会であればホテルを会場にすることも可能

遠方からの列席者が多数いる場合、宿泊の用意ができるホテルでの葬儀は、参列者にとっても大きな安心材料といえます。

しかし、多くのホテルでは、遺体を館内に搬送することや、線香や焼香を断っています。これは、葬儀の参列者だけでなく一般利用として訪れている方もいることに理由があります。

そのため、ホテルは葬儀場としてではなく「お別れ会」や「偲ぶ会」として利用されることが一般的です。

飲食のサービスが充実しており、会場の設備が整っているホテルでのお別れ会は、参加者に対するおもてなしの視点としても最適の場所となるでしょう。

要Check!各葬儀場のメリット・デメリット

葬儀場メリットデメリット
①公営施設・利用料を抑えられる
・火葬場を併設している場合、移動の手間が省ける
・地域住民でないと利用できない
・施設数が少なく、希望日の利用が叶わないケースもある
・老朽が伴う場合は、バリアフリーに対応していない場合もある
②民営施設・葬儀専門の施設のため、便利
・利便性の高い場所にある施設も多い
・施設数が多い
・希望の葬儀スタイルがある場合は、柔軟に対応してもらえる事も多い
・他の葬儀場と比較すると、費用がかかる
・火葬場を併設していないことが多いため、移動手段を用意する必要がある
③寺院・④教会・厳粛な雰囲気での葬儀が叶う
・寺院や教会が自宅付近の場合、近隣の方の参列がスムーズ
・葬儀専門の施設ではないため、利便性に欠けることもある
・希望する寺院、教会が自宅から離れている場合は、移動に負担がかかる
⑤自宅・費用がかからない
・時間の制限がないため、故人をゆっくり見送る事ができる
・慣れ親しんだ自宅からの見送りは、大きな満足感を得られる
・葬儀中や葬儀の準備で近隣の方に迷惑をかけてしまうケースもある
・個人情報を伝えなければならない
・準備や後片付けなど、遺族側の負担が大きい
⑥公共施設(集会所や公民館など)・利用料を抑えられる
・近所の方の参列がスムーズ
・葬儀専門の施設ではないため、利便性が高いとは言えない
・地域の住民でないと利用できない
・片付けなどの負担が遺族にかかる

葬儀場を選ぶ時のポイント

葬儀場を選ぶ場合は、地域によって数が違うとはいえ、複数の会場から選ぶことが可能です。決定前に確認しておくと安心なポイントがあるため、希望の場所で葬儀を実施できるよう、準備しましょう。

大切な家族を亡くした直後は、余裕のない心境が予想できます。選択肢が多く悩む場合は、生前にセレクトしておくことも必要な準備といえるでしょう。

希望日に空きがあるか

希望日に利用できるかどうかはまず確認しておく項目です。

葬儀の日程は、菩提寺や僧侶、遺族、参列者の予定だけでなく、火葬場の空き状況などにより決定します。葬儀場に空きがなければ、日程を再度調整する必要もあるため必ず確認しておきましょう。

利用料金は予算内か

葬儀場を利用する場合、公営・民営問わず利用料金がかかります。利用料金が予算内に収まるかどうかは重要なチェック項目です。

利便性が良いか

参列者は、バスや電車、自家用車など様々な交通手段での来場が考えられます。そのため公共交通機関からの距離の確認は必須。距離がある場合は葬儀場までの移動方法を確認しておきましょう。もちろん駐車場の有無や収容台数も忘れず確認してください。

葬儀場の広さは妥当か

葬儀の参列者は想像より少ない場合もあれば、想像を大きく上回ることも考えられます。多かった場合でも対応できるかどうかも想定し、葬儀場の広さは妥当かを確認しておくと安心です。

家族葬で実施したいと考えている場合も、参列人数に見合う広さの会場利用を意識しましょう。参列人数に対し、会場があまりにも広すぎると、寂しい印象になってしまいます。

遺族や故人が希望する葬儀スタイルに適する広さかを意識し、葬儀場を選ぶと良いでしょう。

宿泊を希望する場合、対応してもらえるか

葬儀場によっては、通夜のあと遺族が宿泊できない場合もあることには注意が必要です。また設備は葬儀場により異なるため、宿泊が可能な場合でも、簡易なシャワーしかない場合や、寝具をレンタルしなければならないなど、遺族側に負担がかかるケースもあります。

一方、浴槽やテレビなども完備している施設もあるため、宿泊を希望する場合は宿泊施設についても確認しておくと安心です。

葬儀場とは葬儀一連の儀式をおこなう場所

葬儀場は、故人を見送るために葬儀を行う場所であり、施設数が豊富である民営の他、葬儀費用を抑えられる公営施設、厳粛な雰囲気で葬儀を実施できるお寺や教会などが該当します。他にも、自宅や集会所、公民館などの施設で葬儀を実施する場合は、その場所が葬儀場となります。

どの施設にもメリットとデメリットがあります。故人を見送るには、どんな葬儀場を希望するか、遺族側で意見をまとめておくとスムーズです。さらに会場を選ぶ時には日程や広さ、予算などに着目し、候補を絞っていくと良いでしょう。

葬儀場をどこに決定したとしても、故人に敬意をはらい冥福を祈る気持ちが何より大切。希望に沿う場所を選び、心残りがないよう故人をお見送りしましょう。

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