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参道について知りたい!参拝ルール・境内との違い・産道との関係・英語・有名な参道・よくある質問をご紹介ご紹介

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目次

参道とは参詣するための道

参道は参詣するために通る道のことです。その中でも人通りの多い場所を表参道と言います。

この記事では参道で参拝するルール、境内との違い、参道と産道の関係、英語での言い方、おすすめの参道、よくある質問をご紹介します。

人通りの多いメインの通りは表参道という

神社の正面に位置する人通りの多いメイン通りを表参道と言います。以下は表参道でよく知られている神社です。

・福島県・福島稲荷神社

・栃木県・宇都宮二荒山神社

・東京・明治神宮

・鹿児島県・照国神社

参拝における参道でのルール

ここからは、参拝における参道でのルールを紹介します。主なルールは以下です。

・鳥居で一礼

・参道の真ん中を歩かない

・参道の左端を歩く

これらについて詳しく説明します。

鳥居で一礼

参道に入る前に神社の鳥居で一礼します。神様に敬意を表すための作法なので、神社を出る時も必ず丁寧に一礼しましょう。帽子を被っていたら取ってお辞儀をするようにしてください。

鳥居は人間界と神様の世界の境目とされています。そのため、これからお邪魔いたしますという気持ちも込めて一礼したいものです。

参道の真ん中は神様の道なので歩かない

鳥居をくぐって参道に入るとそこは神様の道です。特に真ん中は神様が通られる道とされているので、歩かないようにしてください。

仮に向こう側に行くために参道を横切る場合は、敬意を込めて会釈して通るようにしましょう。または真ん中部分で立ち止まり、神様の方を向いて一礼をする方法もあります。いずれにしても、神様への敬意を忘れないようにすることが大事です。

参道の左端を歩く

参道の真ん中は神様の道なので、左端を歩くようにします。なぜ左側が良いかというと、神道においては左が尊いとされているからです。

考えられる理由は天照大御神がイザナギノミコトの左目から生まれたとされるからです。一説によるとイザナギノミコトが左目を洗った際にお生まれになったとされています。

左側は神様、人間は右側と位置づけられるのも、そのためと考えられます。

そんなことから、神社では、神様を敬うためにあえて尊い左側を歩いて身を清めるのではないでしょうか。

境内との違い

神社の境内と参道の違いについても知っておきたいものです。この二つはよく使われる言葉ですが、どこまでが境内なのか、参道はどの部分になるかなど、詳しく説明します。

境内は神社の敷地内のこと

境内とは、神社の敷地内のことで境界の内側を意味します。法律では、宗教法人が使う土地を境内地と呼びます。

また、境内は他の土地とは異なる聖域です。神社の行事を行うための土地と解釈できます。昔から税金は取られず役人が出入りできない場所でした。

争いごとや血なまぐさいことは禁止された区域で、庶民の憩いの場所としても使用されていました。お祭り、相撲、芸能の興行等も行われていたようです。

参道は神社内の道

参道は境内とは異なり、神社の境内の中にある拝殿に向かう道です。神社の鳥居をくぐり、本殿へ続く道は正面の参道です。メインの参道は表参道と呼ばれています。それに対して脇道は裏参道と呼ばれます。

また、参道の中央にある神様の通り道は、正中(せいちゅう)と言います。

参道と産道の関係

ここからは、参道と胎児の通り道である産道との関係を説明します。主に以下についてです。

・参道は産道を表す

・鳥居は股を表す

・社殿は子宮を表す

神社のカタチを上から見ると、女性の出産シーンのように見えると言われます。そのことから、参拝によって新しい自分に生まれ変わると解釈されます。

参道は産道を表す

神社の参道は、胎児の通り道である産道にたとえられます。つまり、神社にお参りするのは、生まれる前の自分に会いに行くようなものです。

境内に入ったとたん、生まれる前の姿になると考えられます。参道も産道も同じように「さんどう」と読むのもそのためでしょう。

鳥居は股を表す

神社の鳥居は女性の股を表しています。ちょうど妊婦が脚を開いて赤ちゃんを産む姿に似ています

一説には、お参りの時に納めるお賽銭は男性の精子を表しているとも言われています。そして、参拝する時の縄付きの鈴の縄は男性器、鈴は睾丸を表しているという説も存在します。因みにこの鈴は本坪鈴(ほんつぼすず)という名です。

社殿は子宮

神社のメインの建物となる社殿は子宮を表します。そのため、神社はお宮と言い、子宮は子の宮と書くのでしょう。

このように、子宮にいる胎児が産道を通り、お母さんの股から外の世界に出て行くという一連の流れを行うのが神社の参拝です。参拝することで、人はもう一度生まれ変わると考えられます。

英語で参道はapproach

英語で参道はapproachです

明治神宮の参道:the approach to the Meiji Shrine

伊勢神宮への参道:The front approach to Ise-jingu Shrine

参道入口の門:The gate at the entrance of an approach to the temple

おすすめの参道

多くの人が訪れるおすすめの参道を紹介します。以下に3つ挙げます。

・明治神宮の参道

・稲荷参道

・熱田神宮の参道

それぞれの特徴をまとめました。

明治神宮の参道

出典:明治神宮

明治神宮の参道は3つです。

・南参道

・北参道

・西参道

南参道はJR原宿駅や地下鉄明治神宮前駅から神宮橋を通ります。北参道は代々木駅から入ります。そして、西参道は最寄り駅が小田急線の参宮橋駅です。

参道には玉砂利といわれる小石が敷き詰められ、歩いている人の心と体を清めてくれます。そのため、神聖な気持ちでお参りに行けます。

稲荷参道

出典:日枝神社

東京都千代田区永田町にある日枝神社の稲荷参道を紹介します。

境内から西へ続く稲荷参道です。そこでは、朱色の鳥居が並ぶ「千本鳥居」が目を引きます。それは輝くような鮮やかな朱色です。こうした稲荷神社の鳥居は赤ではなく朱色で塗られることが多く「いなり塗」「いなり絵の具」ともいわれます。

朱色の「朱」は日本語の「あけ」です。「赤」「明るい」という意味があります。そして、稲荷大神への信仰心、生命、大地、創造も表しています。

熱田神宮の参道

出典:熱田神宮公式サイト

大鳥居を抜けるとそこには正参道があります。大きなクスノキなど緑あふれる境内が魅力的です。

街の中にありながらも静かな境内です。参道脇にはクスノキの他、ケヤキ、カシ、シイ、ムク、イチョウなどが存在します。

有名な植物は花のみが咲き実がない「ならずの梅」、弘法大師が植えたとされる「大梅」、茶人に愛されている「太郎庵椿」等。

メインの参道は南門ですが、境内が広いので東西に分かれて回ることが可能です。南新宮社を過ぎると元の参道に戻れます。

よくある質問

参道に玉砂利があるのはなぜ?

玉砂利の玉は御霊(みたま)の意味があります。その他、玉のような赤ちゃん、美しい、大切な物、宝石という意味も存在します。

砂利は細かい石のことで、「さざれ(細石)」から来ているという説も有力です。

これらのことから、玉砂利とは魂がこめられた美しい宝石と解釈できます。神社は神聖な場所なので、美しく清らかな状態にしておきたいという願いが込められているのでしょう。

裏参道からお参りしても良いでしょうか?

どこから入っても問題はありません。神社の参道は人々のために開かれている場所だからです。

八幡様の参道が長いのはなぜ?

特別長いとされている鶴岡八幡宮の参道を例にして説明します。

その理由は、源頼朝公が京都を意識したためと言われています。つまり、八幡宮を京都御所、参道を都大路と見立てたからです。

参道を歩く時に気を付けることは?

「正中」と言われる中央部分を避けて歩くようにしてください。そこは神様が通られる場所だからです。

しかし、初詣などで人があふれるほどに多い時は、さほど気にする必要はありません。

まとめ:参道は神様に通じる重要な道

神社の参道は本殿におられる神様に通じる重要な道です。参拝するために必ず通る道だからです。

通る際は「正中」と呼ばれる中央部分は避け、左端を通るようにします。正中は神様が通られる道とされているためです。

また、参道は産道、鳥居は女性の股、本殿子宮にたとえられ、人の生誕にも関係していると考えられています。

参道を通って本殿にたどり着いたら、二礼二拍手一礼で神様にご挨拶をしましょう。

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