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電報とは?どんな時に送られる?送り方、歴史を紹介【例文付き】

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目次

電報とは電信による文書配達サービス

電報は電話が普及する前からあった、文書配達サービスです。

今や、インターネットの普及によりSNSやメールなどに取って変わわれた部分もありますが、かつては電報が一番早い連絡方法でした。

この記事では、電報の用途、送り方や例文、歴史を紹介します。

祝電や弔電に使われる

現在、電報は祝電や弔電で使われるケースが多いです。

祝電は結婚や入学、卒業などのおめでたい場面、弔電は故人とのお別れの悲しい場面で送られます。相反するような状況ですが、どちらも人生において大事な場面です。

上記のような人生の大きなステージに、SNSよりも電報が使われるのには意味があります。電報はフォーマルな場面に使われる伝達手段と、とらえる人が多いからです。

つまりSNSはちょっとした日常の連絡手段、オフィシャルなシチュエーションには電報というとらえ方です。

電報の送り方

今やSNSが普及している時代なので、緊急事態の伝達手段として電報を送ることはほとんどありません。そのため、SNSの使い方は知っていても電報の送り方はわからないという人も少なくないでしょう。

しかし、祝電や弔電などで電報を活用する機会もあります。いざという時のために送り方を覚えておくことをおすすめします。

電報は電話、郵便局、インターネットで申し込める

電報は、電話や郵便局、インターネットなどから申し込めます。

家にいながら送りたい人は電話やインターネット、郵便局に行って送った方が安心という人は直接出向いて送るなど、自分に合う送り方を選択しましょう。

インターネットの場合は、24時間受け付けているので、忙しい人におすすめです。

申し込み方の一例

申し込み方の一例として、郵便局のレタックスを紹介します。

インターネットを使って、レタックスで結婚式の祝電を申し込む流れは下記の通りです。

  1. 日本郵便のホームページ内にある「Webレタックス」のページをを開きます。
  1. 「Webレタックスを使う」をクリックします。
  1. 申込のページで、台紙やテンプレート化したメッセージ&イラストを選びます。写真をアップロードすることやオリジナルメッセージを入力することもできます。
  1. 宛先を入力して送信ボタンを押すと注文完了です。

郵便局のレタックスの場合、15時30分までに申し込むと当日に届くとなっています。しかし地域にもよるので、不安な場合は直接問合せてみてください。

台紙はシーンに合うものを

電報の台紙は相手の目に触れる大事なアピールになるため、シーンにふさわしいものを選びたいものです。

一般的に複数種類から選べるので、シチュエーションにあったデザインのものを選択しましょう。

祝電の場合は明るい雰囲気の台紙

祝電用の台紙は、祝い事ですので一般的に明るい雰囲気のものを選択します。たとえば、相手の好きな色を考慮しても良いでしょう。

弔電の場合は落ち着いた雰囲気の台紙

弔電の場合は、落ち着いた厳かな雰囲気の台紙がふさわしいです。

申し込むところにもよりますが、祝電と同じように弔電用の台紙がいくつかあるので、故人を偲ぶ気持ちにふさわしいものを考えて選択してください。

フレームや手提げ袋、プリザーブドフラワー付きの電報もある

NTT東日本で出している電報は、フレームやブリザードフラワーなどとのセットになっているものがあります。

参照 NTT東日本 D-MAIL https://www.ntt-east.co.jp/dmail/

ミッキーマウスなどのキャラクターを使ったかわいらしい祝電も多く、相手の好みを考えながら選べます。

また弔電の場合も、線香や手提げ袋とのセット商品があります。

シーン別の例文集

電報は、気持ちを込めてできる限り自分で書きたいものですが、忙しい毎日のために、じっくりと考えられないケースも多いです。またお悔みの際は悲しみのために、メッセージが思い浮かばないこともあります。

そんな皆さまのために電報の文例をシーン別で紹介します。

結婚式

出席予定だった会社の後輩の結婚式ですが、親戚の訃報が入ったために急きょ行かれなくなったケースです。

「×さん、ご結婚おめでとうございます。

出席したかったのですが、残念なことに身内の事情で欠席させていただきました。お二人の門出を心からお祝いいたします。」

入学式、卒業式

①遠方に住む孫が小学校に入学するケースです。

「〇〇ちゃん、入学おめでとうございます。

ランドセルを背負ったかわいい姿が目に見えるようです。夏休みには遊びに来てください。」

②かつての教え子の卒業式に転勤した先生が送るケースです。

「ご卒業おめでとうございます。

皆さんの入学したときの姿が目に浮かびます。私は多くの皆さまが入学する○○中学校の近くの小学校に勤務しているので、時々は顔を見せてくださいね。」

誕生日

遠方に住む祖母へ孫からの言葉です。

「ばあば、86歳のお誕生日おめでとうございます。

コロナが収束したら、そちらに遊びに行くので、元気でいてください。」

人事

先輩社員が出世したケースです。

「○○様、部長へのご栄進、心よりお祝い申し上げます。

○○様のご活躍を励みに、私も有意義な日々を過ごしていきたいと思っております。今後もよろしくお願いいたします。」

選挙

仕事先でつきあいのある人が市議会議員に初当選したケースです。

「△様、初当選おめでとうございます!

お仕事で培ったお力を地域活動に活かしてください。市民のためのご活躍を期待いたします。」

弔事

世話になった知り合いの父が亡くなったケースです。

「御尊父様のご逝去、謹んでお悔み申し上げます。

さぞかしお力を落とされているかとお察しいたします。ご冥福をお祈りいたします。」

電報の歴史

電報が日本に生まれたのは、1870年の東京・横浜間でした。電話より21年、郵便より2年、鉄道より3年早く生まれたことになります。

そんな電報はその便利さから、瞬く間に日本中に広まりました。北海道から鹿児島までつながるようになったのは、わずか5年後の1875年のことでした。

当初は「ブレゲ指字電信機」という機械を使っていました。電流を流して指定された字の位置まで回転させ、それを読み取って紙に墨で書き写すという手間のかかるものです。

1922年にはタイプライターで文面を打つようになり、1930年には新聞社の要望で写真電報が始まりました。そして年賀電報が1934年、現在のような慶弔電報が1936年と次々に進歩していきました。

やがて戦後の1952年にはNTTの前身である「日本電信電話公社」が誕生し、1963年には年間9461万通利用されました。

このようにして、電報は画期的な通信手段として発展していき、現在に至ります。

まとめ:電報は大事な場面で活躍する心に残る伝達手段

今やSNSやLINEなどですぐに情報を伝達できる時代です。

しかし昔ながらの電報という通信手段にも、独自の味があります。大事な場面でのメッセージに活用することで、より思いが伝わることもあるでしょう。

人と人との心を結ぶ電報を大切にしたいものです。

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