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宗教不問とは?自由にお墓を建てられる墓地?納骨堂もある?意味を紹介

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宗教不問とは宗教を問わずお墓を建てられる墓地、霊園のこと

お墓の“宗教不問”とは、宗教を問わずお墓を建てられるという墓地や霊園を指します。つまり、仏教・神道・キリスト教などの宗教に関する制限はなく、無宗教の人でもお墓の建立が可能です。

読み方は「しゅうきょうふもん」。

公営・民営の墓地や霊園は宗教不問が多い

憲法第20条に記される「信教の自由」に則り、都道府県や市区町村などが管理・運営している公営の墓地や霊園は、その多くが宗教不問とされていて、民営墓地もこれに準じます。

しかし、公営墓地は、その地方自治体に居住している人の生活環境整備の一環という側面もあり、多くは居住要件が設けられています。

檀家でないと利用できない寺院墓地

公営・民営墓地の利用条件とは異なり、檀家でないと利用できない墓地が寺院墓地じいんぼちです。

寺院墓地は、各宗旨・宗派のお寺が管理・運営を担っています。節目ごとの法要や供養を手厚く受けられる点が、宗教不問などの墓地や霊園との違いだと言えるでしょう。

宗教不問と宗旨・宗派不問とは意味合いが異なる

墓地などを利用する上で、宗教不問とは別に「宗旨・宗派不問」という文言も見かけます。これには、大きく分けて、以下の3つのタイプに分けられます。

①宗旨・宗派は一切不問というケース

仏教徒であれば宗旨・宗派を問わず利用が可能です。

②宗派不問または在来仏教に限るとの一文が入っているケース

従来から存在する仏教宗派(13宗)であれば利用できます。言い換えれば、この13宗に当てはまらない宗派や教団は使用できません。

※在来仏教とは?

在来仏教とは、日本古来から根付いている13の宗派を指します。

法相宗ほうそうしゅう律宗りっしゅう華厳宗けごんしゅう真言宗しんごんしゅう天台宗てんだいしゅう日蓮宗にちれんしゅう浄土宗じょうどしゅう浄土真宗じょうどしんしゅう融通念仏宗ゆうずうねんぶつしゅう時宗じしゅう臨済宗りんざいしゅう曹洞宗そうとうしゅう黄檗宗おうばくしゅうが該当します。

③過去の宗派は不問としているケース

これまでの宗教・宗派は問わないものの、これから先はそれを管理しているお寺の宗派に従うのであれば利用できます。

宗旨・宗派不問とは、宗教を問わないとする宗教不問とは意味合いが異なり、仏教徒であることを前提としています。さらに宗旨・宗派を不問としているケースでも、宗教不問の意味合いを含んでいる場合もあります。

宗教不問についてよくある質問

宗教不問であれば自由にお墓が建てられる?

宗教不問としている墓地や霊園であれば、どの宗教の人であっても、自由にお墓を立てることが可能です。無宗教の場合でも利用できます。

しかし、公営の場合は、その地方自治体に居住している人の生活環境整備の一環という側面もあり、居住要件が設けられています。

また、お寺の境内の一画に宗教不問の民営墓地や霊園を設けている場合は、お墓は自由に建てられますが、法要は管理している寺院が担うと定めているケースも見られます。

建立前に後々の法要についても確認しておくと良いでしょう。

宗教不問の納骨堂もある?

ロッカー式や仏壇式、自動搬送式など、様々なタイプを持ち、注目が集まる納骨堂。宗教不問とされる場合もあれば、寺院の墓地内にあるもの、在来仏教のみを対象としているものなどさまざまです。

利用する際は、どのタイプのものなのか、確認しておくことが大切です。

まとめ:宗教不問とは宗教を問わない墓地や霊園、納骨堂のこと

宗教不問とは、宗教を問わずお墓を建てられるという墓地や霊園、納骨堂のことです。憲法第20条の「信教の自由」に則り、都道府県や市区町村などが管理・運営している公営の墓地や霊園はその多くが宗教不問とされており、民営墓地もこれに準じています。

つまり、宗教不問と謳われている墓地であれば、仏教、神道、キリスト教などの宗教に関する制限はなく、無宗教であっても、お墓の建立が可能です。

一方、宗教不問とは別に「宗旨・宗派不問」と謳っているものがあります

これには、いくつかのパターンがあると言われていますが、どのパターンであれ、仏教徒であることが前提。その上で、宗旨や宗派は問わないとしているため、宗教を問わないとする宗教不問とは意味合いが異なります。

▶︎宗教不問と宗旨・宗派不問の違いについて詳しくはこちら

まずは、利用したい墓地に宗教に関する制限があるのかどうか、利用を検討する際に確認しておくと良いでしょう。

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