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お墓の水抜きとは?基礎工事?施す理由とメリットも紹介
お墓の水抜きとは雨水などが溜まりにくいよう水抜き穴を施すこと
お墓の水抜きとは、お墓の土台に雨水などが溜まりにくくすることです。
お墓を建立するときに基礎工事の段階で土台や外柵に排出用の水抜き穴を開けることが多いと言われています。
花立にも水抜き穴を開ける
水抜き穴は、土台や外柵だけでなく、花立に施すケースも見られます。
古い花立は、直接水を入れることから水抜き穴が開けられています。年数の経過とともに開けられた穴が狭くなり、石の劣化やひび割れを招くことも考えられます。特に積雪地域にあっては花立内の凍結が要因で破損することも多いようです。
なお、近年では、ステンレス製の花筒などを用いるお墓が増えています。これによって花筒に入れた水と石材とが直接触れ合うことは少なくなりましたが、石の劣化予防として花立にも水抜き穴を施すケースが見られます。
花立てが長持ちするよう、穴の点検や修繕などを検討すると良いでしょう。
水抜き穴のメリット①お墓が長持ちする②カロートへの浸水予防
水抜き穴を施すことで得られるメリットは
- お墓を長持ちさせられる
- 遺骨を安置するカロートへの浸水予防につながる
主にこの2つがあげられます。
①お墓を長持ちさせられる
お墓は石でできているため、水が溜まらないようにも感じますが、実は表面に無数の小さな穴が空いています。ここから水分が内部まで浸透し、次第に乾燥しにくくなっていきます。この吸水・乾燥を何度も繰り返すことが、墓石の劣化原因の一つとされています。
不要な水分をできるだけ排出し、水が溜まりにくい環境を整えることがお墓を長持ちさせることに繋がります。
②遺骨を安置するカロートへの浸水予防となる
お墓に水が溜まりにくいようにすると、故人の遺骨が安置されているカロート、いわゆる故人が眠っているところへの浸水の予防にも繋がります。
カロートには地上型と地下型があり、地下型の場合は風通しが悪く、雨や結露などで水が溜まりやすくなります。雨が降る度にカロートが浸水していては、骨壷はもよとり、カロート全体にカビを招いてしまう原因にもなります。
カロートへの浸水が気になる場合は、カロート底面に水抜き用の穴を開けるなど、水が溜まりにくくなる対策を検討する必要があります。
お墓の水抜きについてよくある質問
まとめ:お墓の水抜きとは墓石の劣化を防ぎ長持ちさせるための加工
お墓の水抜きとは、墓石の劣化を防ぎ、長持ちさせるために お墓の土台に雨水などが溜まりにくくすることです。
お墓を建立するときに、基礎工事の段階で、土台や外柵に排水用の水抜き穴を開けることが多く、花立にも施すケースも見られます。
一方、代々受け継がれているような古いお墓では、この穴が開いてないものも少なくありません。このため、故人の遺骨が安置されているカロートにも浸水しやすく、骨壷はもよとり、カロート全体にカビを招くことも考えられます。
水が溜まりにくい環境を整えることで劣化を防ぎ、長持ちさせられると言われています。これから建立する場合はもちろん、古いお墓であっても、不要な水分をできるだけ排出する水抜き加工を検討してみると良いでしょう。