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お悔やみ欄とは?|死亡広告との違い、掲載方法について解説します

目次

お悔やみ欄とは故人の訃報や葬儀情報を掲載している新聞の記事欄

新聞の発行部数や購読者数が減少していることもあり、お悔やみ欄のことを知らない方もいるのではないでしょうか。この記事では、お悔やみ欄の詳細や掲載の方法についてを解説していきます。またお悔やみ欄と混同されがちな死亡広告との違いにもふれているため、ぜひご一読下さい。

お悔やみ欄の内容をチェック

お悔やみ欄とは誰かが亡くなったことや葬儀、告別式等の日程などが掲載されている新聞記事(掲載欄)のことです。紙面上に掲載するスペースが決まっており、各新聞社では毎日訃報を掲載しています。

お悔やみ欄は英語で『Condolence column』

お悔やみ欄は英語に訳すと『Condolence column』になります。

例文1:父の訃報をお悔やみ欄に掲載する

Post my father’s obituary in the condolence column

例文2:恩師の訃報をお悔やみ欄で確認した

I confirmed the teacher’s obituary in the condolence column

お悔やみ欄に掲載されている内容

掲載されている情報は主に下記のいずれかです。

1)死亡事実について

故人の名前や年齢、死亡日時、死因、葬儀・告別式の日時と会場、喪主の名前など

※死因は遺族の希望により非公開とする場合もあります。

2)葬儀後の情報

葬儀が行われたあと、葬儀を実施した事実情報

一般的には、1)の死亡事実や葬儀の概要を掲載している内容が多いです。

お悔やみ欄の掲載方法

お悔やみ欄への掲載を希望する場合、遺族が新聞社に直接申し込むこともありますが、葬儀会社が新聞社への掲載を代行してくれることが一般的な流れです。お悔やみ欄への掲載を希望すると、葬儀会社を経由し各新聞社(地元新聞社と全国紙)に訃報の情報がFAXが送られ、掲載の準備が進みます。死亡届を提出したら自動で掲載されるわけではないため注意しましょう。

また不特定多数に個人情報が伝わるという側面もあるため、掲載しないことも可能です。遺族や故人の遺志を尊重し掲載するかどうかを検討しておくとスムーズですね。

またお悔やみ欄はあくまで新聞記事のコーナーです。そのため掲載は最終的に新聞社の判断となります。掲載を予定していた日に事故や事件などの大型ニュースが入れば掲載されないようなケースもありうるのです。故人、遺族共に掲載を強く希望した場合でも確実に掲載されるわけではないことも念頭におきましょう。

「死亡広告」との違い

お悔やみ欄に似た言葉として「死亡広告」があります。別名「お悔やみ広告」「黒枠広告」と呼ばれています。どの呼び方であっても、お悔やみ欄と死亡広告は大きく違うポイントがあります。

どこに違いがあるのか、しっかり把握しておきましょう。

どちらも新聞に掲載する訃報情報だけど…

お悔やみ欄はすでにご紹介したとおり、新聞へ掲載する訃報情報欄です。似た言葉である死亡広告との違いには、無料で掲載できるのか、有料なのかがあります。

死亡広告は有料である分、必ず新聞に掲載されることが大きな強み。確実に新聞へ訃報情報を掲載して欲しい場合は、死亡広告を利用することが望ましいです。

死亡広告の需要

死亡広告の需要は地域によって大きく違いがあります。首都圏では社葬・法人葬は比較的多いものの、個人で死亡広告を掲載する人は減少傾向にあります。一方、地方では需要は残っており、例えば沖縄では死亡連絡を電話では行わず、新聞へ死亡広告として掲載することが一般的です。

死亡広告の掲載方法

死亡広告を掲載するには、新聞社または広告会社や葬儀会社に代行手続きを依頼することで掲載が叶います。掲載内容は、お悔やみ欄と同様で故人の名前や葬儀の日程・会場等の紹介、また葬儀を終えた後の報告も可能です。

新聞社によっては原稿の締め切り時間を設定していることも。依頼する場合は、事前に確認しておく方が安心です。

死亡広告の文例

死亡広告には掲載内容として故人の享年、死亡の年月日、住所や葬儀の日程、喪主の名前などが構成されています。なお依頼する新聞社によっては、定型文などのひな形を用意されていることが多いです。

定型文 文例

父◎◎◎◎ 儀

かねて病気療養中の処◎月◎日午後◎時永眠いたしました

ここに生前のご向上に深謝し謹んでご通知申し上げます 通夜葬儀は仏式にて執り行います

一、通夜 ◎月◎日 午後六時から

一、葬儀 ◎月◎日 午前十一時から

一、場所 ◎◎◎斎場

        ◎◎県◎◎市一丁目三ー八

令和◎年◎月◎日

◎◎県◎◎市五丁目七ー三

喪主 ◎◎ ◎◎

参照 西日本新聞社 ご不幸広告のしおり https://www.nishinippon-adv.jp/download/document_fukou.pdf

ホームページ等でひな形を公開している新聞社も多いので、どのような内容が掲載されるのか、掲載したい新聞社に問い合わせておくと安心ですね。

死亡広告を掲載する料金は?

死亡広告の料金は、掲載する新聞が全国紙なのか地方紙なのかによって料金が異なり、さらに掲載するサイズ等でも料金の違いが生じます。全国紙と地方紙で死亡広告を掲載できるサイズや料金の目安についてをご紹介します。

全国紙の場合

全国紙は、日本全国に故人の訃報を知らせることができるため、掲載料金は高めです。しかし全国に支店を展開している大規模な会社の役員が無くなった場合、退職した社員にも周知できる等のメリットがあります。

最も小さいサイズでも30万円を超える掲載料となる場合もあり、非常に高額だといえます。葬儀代金や告別式費用も必要となるため、全ての費用がかかることを考慮し掲載を判断することが必要です。

地方紙の場合

各都道府県にある地方紙は、県や市町村単位で、地域を限定して訃報を知らせることができることがメリットです。掲載費用は、それぞれの地方紙の部数によって大きく変わります。

地方紙の中には、定型サイズを設定し、掲載料を定めていることもあります。

新聞へ掲載するメリット・デメリット

お悔やみ欄、死亡広告の違いは掲載料にあることが分かりました。しかしどちらも新聞へ掲載することは同じです。新聞へ掲載することで得られるメリットやデメリットについて考えてみます。

新聞へ掲載するメリット

お悔やみ欄や死亡広告として故人の訃報を新聞へ掲載する場合、連絡のつかない知人などより多くの人へ故人の訃報を知らせることが叶います。これが大きなメリットのひとつ。さらに葬儀日程や会場などの詳細を一人ひとりに知らせる手間も省くことができます。地方では掲載が当たり前となっている地域もあり、新聞のお悔やみ欄を見ることが日課という方もいるほど!多くの方に訃報をお知らせでき、葬儀に参列していただくための有効な手段だといえます。

新聞へ掲載するデメリット

故人と関係があった方に亡くなった情報を伝えることができ、さらに葬儀に参列してもらうための有効手段であるお悔やみ欄。しかし最近では、個人情報を不特定多数に周知してしまうデメリットが問題となっています。記載された情報を元に、墓石や仏壇の営業などの電話がかかってくることや、ひどい場合では葬儀を開催している時間の留守を狙った空き巣事件が発生したケースも。

この他、予想以上の人が参列される可能性もあり、引出物が足りないなどの問題が生じる可能性があります。

掲載は生前に意思の確認を

メリットとデメリットを比較し、個人情報の漏洩を防ぐためにも、最近ではお悔やみ欄へ掲載しないという方も増えています。必ず掲載しなければならないわけではないため、生前に掲載の意思を確認しておくとスムーズですね。

まとめ:お悔やみ欄とは故人の訃報だけでなく、葬儀の情報を掲載している新聞の記事欄のこと

お悔やみ欄は、必ず掲載しなければならない記事ではなく、遺族や故人の遺志をもって掲載を検討できます。地域によっては、お悔やみ欄だけでなく死亡広告が当たり前の習慣と根付いていることもあります。しかし個人情報の漏洩や葬儀中の空き巣に合わないための防犯意識として掲載を実施しない方も増えています。

葬儀の準備をスムーズに進めて行くためにも、生前に「お悔やみ欄には掲載したいか」を家族で共有しておくと安心ですね。

(引用)西日本新聞社 ご不幸広告のしおり 

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