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慰霊碑とは?慰霊塔との違いは?参拝時のマナーも紹介

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目次

慰霊碑とは戦争などで命を落とした人の霊を慰めるために建てられた石碑のこと

慰霊碑とは、戦争や事故、自然災害などで命を落とした人の霊を慰めるために建てられた石碑のことです。鎮魂碑ちんこんひとも呼ばれています

読み方は「いれいひ」。

英語では「Cenotaph 」と訳されます。

動物園や水族館などでは、飼育動物の慰霊碑を建立してその霊魂を鎮めているところもあります。

いましめや警告の象徴でもある

慰霊碑は、霊魂を慰めることの他に「二度とこの悲しみが繰り返されないように」と戒め、警告の象徴という意味も持っています。

そのため、石碑には“戒めの碑文”が刻まれています。

慰霊碑と慰霊塔の違いは?

慰霊碑と同じような目的で建立されるものに「慰霊塔」があります。慰霊塔は慰霊碑の一種ですが、両者の違いとして慰霊塔は

  • 高さがあること
  • 碑文が刻まれないこと

があげられます。

慰霊碑の参拝時のマナー

慰霊碑に参拝するときは、手を合わせ、30秒〜1分程度を目安に黙祷することが一般的なマナーと言われています。また、集団で訪れる際は、献花がなされることもあります。

どのような状況で参拝する場合も、碑文に刻まれた思いをしっかりと心に留めおくことが大切です。

日本国内の代表的な慰霊碑

日本国内には、地震や豪雨などの自然災害をはじめ、第二次世界大戦などの戦争で犠牲となった戦没者に向けたものなど、数多くの慰霊碑が建立され、今も大切に残されています。

一例をご紹介します。

広島県:原爆死没者慰霊碑

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」この碑文が刻まれた原爆死没者慰霊碑。世界最初の原子爆弾の投下を受け、壊滅した広島市を「平和都市」として再建することを願い、1952年に広島平和記念公園に設置されました

石室には、死亡した原爆被爆者全員の氏名を記した「原爆死没者名簿」が納められており、今でも毎年加筆されています。

▶︎原爆死没者慰霊碑について詳しくはこちら

東京都:鎮魂の碑

太平洋戦争などで戦死したプロ野球選手の功績を称えた鎮魂の碑。1981年に当時の後楽園球場脇に建立され、東京ドームの完成とともに1988年3月に現在の場所に移設されました。

碑は2枚。1枚目には戦死した選手76名の氏名、2枚目には遺族を代表して特攻隊員の実兄による追悼文などが刻まれています。

毎年8月15日の終戦記念日ごろになると、毎年季節を飾る花々が献花されています。

▶︎鎮魂の碑について詳しくはこちら

慰霊碑に関してよくある質問

慰霊碑と慰霊塔との違いは何?

どちらとも戦争や自然災害などで命を落とした人々の霊を慰める目的で建立されていますが、

  • 高さ
  • 碑文の有無

に違いがあります。石碑に高さがあり、碑文が刻まれないものが「慰霊塔」に該当します。

まとめ:慰霊碑とは鎮魂碑とも呼ばれる「戒めの碑文」が刻まれた石碑のこと

慰霊碑とは、鎮魂碑とも呼ばれており戦争や事故、自然災害などで命を落とした人々や動物の霊を慰めるために建てられた石碑のことです。

さらに慰霊碑には「二度とこの悲しみが繰り返されないように」と戒め、警告の象徴という意味もあります。石碑には“戒めの碑文”が刻まれています。

慰霊碑を参拝する際は、碑文に刻まれた思いをしっかりと心に留めおき手を合わせて30秒から1分程度を目安に黙祷をするようにしましょう。

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