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夫婦墓とは?永代供養になる?値段やデザインは?読み方や意味を紹介
夫婦墓とは夫婦だけのお墓のこと
夫婦墓とは、夫婦二人だけのお墓のことで、子どもも含め、夫婦以外の人の納骨を前提としていません。
読み方は「ふうふぼ・ふうふばか・めおとばか」。
そのため、子どもにお墓の継承で負担をかけたくないと考える夫婦や、子どものいない夫婦の間で選択されるケースが増えていると言われています。
夫婦墓にある3つの種類
夫婦墓は、お墓の外観を指しているものではなく、以下の3種類があります。
種類 | 内容 |
個人墓 | 屋外の墓地に墓石を建立して埋葬するスタイル |
納骨堂 | 建物の中にあるロッカー型の1スペースに骨壺を安置するスタイル (納骨堂には、ロッカー型・位牌型・仏壇型など、いくつかのタイプがあり、夫婦墓としての利用はロッカー型が多いと言われている) |
樹木葬 | 樹木を墓石として見立てて遺骨を埋葬するスタイル |
夫婦墓に要する費用は20万円〜150万円ほど
夫婦墓に要する費用の相場は、20万円〜150万円と幅があります。これは、夫婦墓の種類によって相場に違いが生じるためです。
種類別に見た費用の相場
夫婦墓の種類別に見た費用の相場は以下の通りです。
建立に200万円〜250万円ほどかかるケースも珍しくないと言われている継承墓に比べると、夫婦墓はどの種類を選んだとしても継承墓よりも安価に感じるといえるでしょう。
種類 | 費用相場 | 理由 |
個人墓 | 80万円~150万円 | 実際に建墓するため高額になる |
納骨堂 | 20万円~80万円 | タイプにより異なる。ロッカー型であれば20万円~80万円 |
樹木葬 | 40万円〜100万円 | ・大樹(シンボルツリー)の周りに遺骨を納骨する場合は40万円程度〜 ・夫婦二人だけのシンボルツリーを植える場合は70万円〜100万円程度 |
夫婦墓のメリット・デメリット
夫婦墓には、メリットもあればデメリットもあります。
夫婦墓のメリット
・子どもに維持管理などの負担がかからない
・お墓の管理を心配しなくても良い(子どもがいない夫婦の場合)
・自分たちらしいデザインのお墓が建てられる
夫婦墓の多くは永代供養式がとられています。
永代供養とは、遺族に代わって、霊園や寺院が遺骨を管理・供養してくれるというものです。このため、夫婦に子供がいる場合は、残された子供にお墓の管理などで負担をかけることはなく、お墓の継承ということも生じません。また、子供がいない場合も、お墓の管理への心配も不要です。
このほか、夫婦墓は一代限りのものであり、継承墓のような決まりきったものではなく、自分たちらしいデザイン墓を建立することも可能です。
夫婦墓のデメリット
・子どもは複数のお参りが必要になる(継承墓がある場合)
・合祀後は遺骨が取り出せない
・最後の納骨者を決めておく必要がある
先祖代々のお墓を継承している中で「子どもに負担をかけたくない」という理由で夫婦墓を建立すると、自分たちのお墓は永代供養でお任せできても、先祖代々のお墓の管理は結局子供に負担をかけてしまいます。この場合は、自分たち世代の間に先祖代々のお墓を墓じまいしておくと良いでしょう。
また、夫婦墓は最後の納骨者を決めておく必要があります。特に、子どもがいない場合は行政書士や弁護士などに「死後事務執行者」として依頼しましょう。
なお、夫婦墓は33回忌の時点などで合祀となり、他の人の遺骨と混ざってしまいます。仮に子どもが「親と一緒のお墓に入りたい」としてお墓を用意するとしても、合祀後の場合は親の遺骨を取り出し、移すことはできません。
夫婦墓についてよくある質問
まとめ:夫婦墓とは夫婦二人で入るお墓のことで継承を目的としていないお墓
夫婦墓とは、夫婦二人で入るお墓のことです。子どもがいない夫婦や、子どもにお墓の継承で負担をかけたくないと考える夫婦に選択されるケースが増えていると言われています。
夫婦墓には個人墓、納骨堂、樹木葬などの種類があり、いずれの場合も遺族に代わって霊園や寺院が遺骨を管理・供養してくれる永代供養式が多くとられています。とはいえ、永代供養と言っても、33回忌の時点などで合祀となります。仮に子どもが「親と一緒のお墓に入りたい」とお墓を用意したとしても、合祀後だと親の遺骨を取り出し、移すことはできないため注意しましょう。
また、先祖代々のお墓を継承している状況で、夫婦墓の建立を検討する場合は、自分たち世代の間で先祖代々の墓じまいを済ませておくと良いでしょう。
その上で夫婦墓のメリット・デメリットを考慮することが大切と言えます。