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埋蔵とは?納骨のこと?意味は?埋葬、収蔵との違いも紹介
お墓における埋蔵とは焼骨を納骨すること
お墓における埋蔵とは、火葬後の遺骨をお墓に納めることである“納骨”を指します。
墓地、埋葬等に関する法律では
・墳墓とは、死体を埋葬し、又は焼骨(火葬後の遺骨のこと)を埋蔵する施設をいう
・埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない
と規定されており、お墓における埋蔵は焼骨をお墓に納骨することを意味すると言えるでしょう。
読み方は「まいぞう」。
埋蔵=資源や宝物などを指して用いられることが一般的
埋蔵の本来の意味は「地中に埋め隠すこと、または、埋もれ隠れていること」です。
このため、埋蔵という言葉は、納骨を指して使うよりも、
- 鉱物などの天然資源→(例)石油の埋蔵量 など
- 土器や遺跡などの文化財→(例)埋蔵文化財
など、地中に埋もれ隠れているものを指して用いられることが一般的です。
土の中に遺骨を納めることが少なくなった昨今では、「遺骨を埋蔵する」と用いるよりも「遺骨を納骨する」と使う方が自然だと言えるでしょう。
埋蔵と似た言葉:①埋葬②収蔵
埋蔵と似た言葉として
①埋葬
②収蔵
があります。それぞれの意味と埋蔵との違いは以下の通りです。
①埋葬=いわゆる土葬のこと
埋葬=土葬のこと。土に掘った穴に亡くなった人の遺体を埋める行為を指します。
公衆衛生上の観点から、火葬率が100%に近いと言われる昨今では、条例などで土葬を禁止している地域もあり、遺体を埋葬するケースはごくわずかとなっています。
そのため、お墓や弔いの場面では埋葬という言葉は用いられなくなってきていると言えるでしょう。
②収蔵=納骨堂に遺骨を安置すること
つまり、収蔵とは、納骨堂に遺骨を安置する行為を指します。
埋蔵についてよくある質問
まとめ:お墓における埋蔵とは火葬後の遺骨を納骨する行為のこと
お墓における埋蔵とは、火葬後の遺骨をお墓に納める行為である「納骨」を指します。
しかし本来の埋蔵の意味は、「地中に埋め隠すこと、または、埋もれ隠れていること」であり、鉱物などの天然資源や土器・遺跡などの文化財などを指して、石油の埋蔵量、あるいは埋蔵文化財などのように用いられることが一般的です。
また、埋蔵と似た言葉に「埋葬」あるいは「収蔵」という言葉があります。これらは
- 埋葬とは、死体を土中に葬ることをいう。
- 納骨堂とは、他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設をいう。
と、墓埋法に規定が見られます。つまり、埋葬とはいわゆる土葬のこと、収蔵とは納骨堂に遺骨を安置する行為を指しています。
なお、公衆衛生上の観点から火葬率が100%に近いと言われている昨今では、遺体を埋葬するというケースはごくわずかと言えます。