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音木とは?|意味や宗派による違いを解説
目次
「音木」とは読経のテンポを合わせるために打つ木のこと
「音木(おんぎ・おぎ)」とは、読経のテンポを合わせ、調子を取るために打ち鳴らす木のこと。2本1組で、打つことで高く堅い音を響かせます。
節折(せったく)や戒尺(かいしゃく)、拍子木(ひょうしぎ)、激柝(げき)と呼ばれることもあり、主に紫檀や黒檀でできた仏具です。
宗派によって「音木」は名称も形状も異なる
宗派によって、「音木」は名称も形状も異なるものです。また使うタイミングや用途も少しずつ違う場合があります。
浄土真宗本願派(西本願寺)では「節柝(せったく)」
浄土真宗本願派(西本願寺)では節柝(せったく)と呼びます。長さは24cmほどの四角形の棒状で、先端を打ち合わせるように鳴らします。
真宗大谷派(東本願寺)では「音木(おんぎ)」
真宗大谷派(東本願寺)では、音木(おんぎ)と呼ぶのが一般的。長さは約27cmで、片方の幅が広く、片方は幅が細くなる形状をしています。
曹洞宗では「戒尺(かいしゃく)」
曹洞宗では「戒」を「授ける(さずける)」授戒の際に用います。そのため戒尺(かいしゃく)という名で使われています。