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南無妙法蓮華経とは?唱える宗派はどこ?意味や意義、南無阿弥陀仏との違いを紹介

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目次

南無妙法蓮華経とは葬儀などで唱えるお題目

南無妙法蓮華経とは、葬儀や法事などで唱えるお題目のことです。

唱える宗派は、法華経を根本経典としている日蓮宗系の宗派です。日蓮宗では念仏と言わず、お題目と言われています。

南無妙法蓮華経の意味:妙法蓮華経に帰依します

南無妙法蓮華経は、サンスクリット語が起源となっている言葉で「南無」と「妙法蓮華経」に分けて言葉の意味を捉えることができます。

南無=帰依します

南無は、南が無いという意味ではありません。サンスクリット語の「namoナモ 」を音写したものであり「帰依します、尊敬します」という意味の言葉です。

妙法蓮華経=法華経

妙法蓮華経はお釈迦様が説いた仏教経典の一つです。略して「法華経」と呼ばれ全ての生き物を救い、仏のいる場所まで導く』という教えが込められていると言われています。

妙法は「真理」を、蓮華は「はすの花」を意味します。蓮の花は、泥沼に生えても、それに染まらず清らかで香り高い花を咲かせます。これと現在の世の中を例え、法華経には「濁ってっている娑婆しゃば(この世のこと)にあっても、清らかな蓮のように花を咲かせる存在」という真理が説かれていると言えるでしょう。

日蓮宗の開祖である日蓮は、そんな法華経こそが万人の苦悩を根本から解決するためのものとして「法華経に帰依することだ」との考えに至ります。そして、妙法蓮華経に「南無」をつけ、「南無妙法蓮華経」というお題目を唱え始めたと言われています。

仏教宗派で唱える念仏(一例)

仏教にはさまざまな宗派があります。唱える念仏やお題目(一例)は以下の通りです。

宗派念仏
浄土宗・浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・天台宗 など南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
日蓮宗・日蓮正宗南無妙法蓮華経なむみょうほうれんげきょう
曹洞宗・臨済宗南無釈迦牟尼仏なむしゃかむにぶつ
真言宗南無大師遍照金剛なむだいしへんじょうこんごう
律宗南無毘盧舎那仏なむびるしゃなぶつ

「南無妙法蓮華経」と「南無阿弥陀仏」の違いは?

日蓮宗などのお題目「南無妙法蓮華経」と、浄土宗などの念仏「南無阿弥陀仏」。いずれも「〇〇をよりどころとして帰依します」という意味です。

そのため、南無妙法蓮華経は「妙法蓮華経」を拠り所とし、南無阿弥陀仏の方は「阿弥陀仏」が拠り所となります。

南無阿弥陀仏:阿弥陀如来に帰依します

南無阿弥陀仏は、浄土宗や浄土真宗、天台宗などで用いられている念仏です。「阿弥陀仏」と、仏様の名号みょうごう(仏や菩薩の称号)を口に出して唱える「称名念仏しょうみょうねんぶつ」に該当します。

また「なんまんだぶつ」や「なんまんだぶ」など、唱え方にも違いが見られますが、阿弥陀如来への感謝を込めて唱えるということに違いはありません。

南無妙法蓮華経に関してよくある質問
南無妙法蓮華経を唱えたら、どんな効果があるの?

妙法蓮華経(法華経)は、お釈迦様の真の教えを示しているお経とされています。このため「南無妙法蓮華経」を繰り返し唱えることで、法華経の教えを信じ、自分が大宇宙の一点であることを宣言することが叶います。

また、同時に「宇宙本来の流れや力を自分の肉体に呼び戻すという回帰や覚醒の修行にもなる」という効果があると言われています。

▶︎法華経について詳しくはこちら

南無妙法蓮華経を唱える宗派はどこ?いつ唱える?

南無妙法蓮華経をお題目として唱える宗派は、「法華経」を根本経典としている日蓮宗系の宗派です。

中でも、日蓮宗の開祖である日蓮は、南無妙法蓮華経と唱える時に「心に三千の数に表される真実の世界と、法華経により得られる無量の功徳があまねく備わる」と説いています。

なお、唱えるタイミングは葬儀や法要の場です。お墓参りの時も唱えると良いとされています。唱え方は「なむみょうほうれんげきょう」や「なんみょうほうれんげきょう」などと発音され、団体によってさまざまです。

まとめ:南無妙法蓮華経とは「妙法蓮華経に帰依します」と唱えるお題目

南無妙法蓮華経とは、お釈迦様の真の心が表されているとされる「妙法蓮華経(法華経)に帰依します、全てを信じお任せします」として、唱えるお題目です。

葬儀や法要だけでなく、お墓参りの際にも唱えると良いと言われています。

南無妙法蓮華経を唱える宗派は、法華経を根本経典としている日蓮宗系の仏教宗派です。

中でも日蓮宗の開祖である日蓮は、南無妙法蓮華経と唱える時に「心に三千の数に表される真実の世界、法華経により得られる無量の功徳があまねく備わる」と説き、妙法蓮華経に「南無」をつけ「南無妙法蓮華経」というお題目を唱えたと言われています。

また、仏教には多くの宗派があり、唱える念仏(お題目)にも違いが見られます。どの念仏(お題目)を唱えるのか、また唱え方が気になるという場合は、菩提寺などに確認しておくと安心です。

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