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華瓶とは?浄土真宗のもの?飾り方や読み方、花瓶との違いを紹介
目次
華瓶とは浄土真宗で用いる仏具のこと
華瓶とは、浄土真宗で用いる壺型の仏具のことです。
真鍮や金銅で造られており、香木である樒を挿し、香水として仏壇にお供えします。香水には香りを「加えた水」という意味があります。
読み方は「けびょう」。
華瓶は上卓の上に四具足として供える
華瓶は、上卓と呼ばれる机の上に供える四具足 の一つとして飾られます。
四具足は
- 華瓶一対
- 火舎(香炉のこと)
- 蝋燭立てまたは仏飯器(ご飯を盛った器)
の4つの仏具のことです。
具足とは、仏壇に飾る仏具の総称。数によって三具足・四具足・五具足などと呼びかたが変わります。
青蓮華に見立て、樒を挿す
華瓶に樒を挿す理由は、樒を青蓮華に見立てているためです。
青蓮華は仏教で最上とされている花ですが、日本での入手は、なかなか困難です。そのため、香木である樒を代用するようになったと言われています。
華瓶はあくまでも香水として供える
浄土真宗は、即身成仏といって「人は死を迎えると同時に阿弥陀如来によって極楽浄土へ導かれる」という考え方です。
極楽浄土は清らかな水にあふれ、喉が渇くことはありえないとされています。そのため水をお供えする必要はなく、華瓶は樒を挿すことであくまでも香水としてお供えしています。
華瓶についてよくある質問
まとめ:華瓶とは樒を挿し、香水としてお供えする浄土真宗の仏具
華瓶とは、浄土真宗で用いる壺型の仏具のことです。
飾り方は、水を入れ、樒を挿し、仏壇の上卓と呼ばれる机の上に火舎(香炉)、蝋燭立又は仏飯器(ご飯を盛った器)と一緒にお供えします。
樒を挿す理由は、樒を青蓮華に見立てているためです。青蓮華は仏教で最上とされているものですが、日本では入手することが困難だったため、香木である樒を代用するようになったと言われています。
また、浄土真宗は「人は死を迎えると同時に阿弥陀如来によって極楽浄土へ導かれる」という教えがあります。そのため、華瓶には樒を挿し、あくまでも香水として供えられています。