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請花とは?読み方や意味は?特徴や相輪との関係について紹介

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目次

請花とは石塔などに見られる蓮華を模した飾りのこと

請花とは、石塔や宝塔ほうとう、五重塔などに見られる、蓮花を模した飾りのことです。

読み方は「うけばな」。

塔の一番上の相輪に取り付けられる

請花が取り付けられる場所は、塔の一番上にある「相輪そうりん」と呼ばれる部分。

塔に合わせた素材で造られており、石塔であれば石製、五重塔であれば鉄製や青銅製などのものが多いと言われています。中には、瓦を使った珍しいものも見られます。

蓮の花にはどんな意味がある?

仏教では、蓮華は極楽浄土を意味するものとされ、蓮の花の上に「仏様が座る」と考えられています。

このため、請花に蓮の花を用いていることには先祖や故人が極楽浄土で安らかに過ごせるようにとの願いが込められているそうです。

なお請花は、極楽浄土にあるとされる花弁が8枚の蓮の花である“八葉はちようの蓮華”で上を向いているものが多いと言われています。

請花と五重塔の関係:相輪を支える役割

多くの寺院で見かける五重塔ごじゅうのとう

五重塔は、文字どおり五重の屋根を持つ高楼式の仏塔で、仏教的な5つの世界観・宇宙観を表すと言われています。

この五重塔の最上部にも相輪と呼ばれる部位があります。地上からは少し見にくいですが、そこに請花が飾られており、仏舎利を納める宝珠ほうじゅ九輪くりんを支えるという大切な役割があると言われています。

請花についてよくある質問

請花の読み方や意味は?

請花の読み方は「うけばな」です。

石塔や宝塔をはじめ、五重塔にも飾られる「相輪」と呼ばれる部分を支える役割を担っており、塔に合わせた素材で造られています

「先祖や故人が極楽浄土で安らかに過ごせるように」との意味が込められているようです。

請花はどんな形?

請花は、蓮の花の形を模しています。仏教では、蓮の花には仏様が座るとされ、極楽浄土の意味をもつ装飾品とされています。

まとめ:請花とは石塔などに取り付けられている蓮華を模した飾り台

請花とは、石塔や宝塔、五重塔などの一番上にある「相輪」と呼ばれる部分に取り付けられている蓮華を模した飾りのことです。

仏教では、蓮華は極楽浄土を意味するもの。蓮の花の上に「仏様が座る」と考えられています。請花に蓮の花を模して用いていることは、先祖や故人が極楽浄土で安らかに過ごせるようにとの願いが込められているようです。

塔の最上部に飾られているため、特に五重塔の請花は地上からは見にくいです。しかし、仏舎利を納める宝珠や九輪を支える大切な役割を担っているものなので、五重塔を訪れた際は最上部にも注目してみましょう。

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