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個人墓とは?永代供養墓のこと?特徴や家族墓との違いについて紹介
個人墓とは個人専用のお墓のこと
個人墓とは、個人専用のお墓のことです。読み方は「こじんばか・こじんぼ」。
種類としては
- 戦国武将など、偉業を成し遂げた人を讃えるお墓
- 継承を前提としていない永代供養墓
の2つがあります。
現代では、個人墓というと②の継承を前提としていない永代供養墓を指します。
永代供養墓とは?
永代供養墓とは、お墓を管理する霊園や寺院が故人の供養、遺骨の管理を担うスタイルのこと。
従来は、先祖代々のお墓である家族墓に納骨し、子や孫がそれを継承するかたちが一般的でしたが、近年では
- お墓の管理ができない
- 子や孫にお墓の守りで手間をかけさせたくない
- 継承できる子や孫がいない
- お墓を持っていない
などといった人が、永代供養墓を選ぶ傾向にあります。
永代供養墓としての個人墓の種類
永代供養墓としての個人墓は、継承を前提としないものであり、従来のように墓石を立てるだけでなく、以下のような方法があります。
永代供養墓の種類 | 特徴 |
樹木葬 | ・樹木や草花を墓標とする。 ・遺骨が土に還えるものと、還らないものの2タイプがある。 |
納骨堂 | ・遺骨は屋内に安置される。 ・ロッカー式、仏壇式、自動搬送式の3タイプがある。 ・どのタイプも大人数向きの区画が多く、一人用の区画としては利用しづらいと言われることもある。 |
永代供養墓付き個別墓 | 最初は一般墓として建立するが、承継できなくなった時点で永代供養墓に改葬する。 |
合祀墓 | はじめから他の人の遺骨と一緒に埋葬する。 ※後になっての改葬・分骨ができない、 |
なお、永代という言葉がついていますが、どのパターンも契約期間(例:33回忌まで)が定められていることが多いです。期間が過ぎると合祀されることが一般的です。
個人墓の費用相場
永代供養墓としての個人墓にかかる費用は、種類やおのおののタイプにもより異なるものの
- 樹木葬・・・20万円~80万円程度
- 納骨堂・・・30万円~250万円程度
- 永代供養墓付き個別墓・・・100万円~200万円程度
が相場とも言われています。
また、費用を極力抑えたいとして、最も安価な合祀タイプの永代供養墓を利用するという人も見られます。
個人墓と家族墓の違いは継承の有無
一般的に知られている家族墓と個人墓との違いは、継承者の有無にあります。
核家族化が進む昨今では、お墓を誰に継承するのかに不安を抱く人が多く、継承を前提としていない永代供養墓が注目を集めているのもこのためだと言われています。
しかし、永代供養墓もいつかの時点では合祀となるなど、デメリットと思える要素がないわけではありません。
このため、墓石タイプの個人墓であれば、遺骨を安置するカロートと呼ばれるスペースも狭く作ったり、墓石も凝ったものではなくシンプルで定番の石塔を選ぶ人が増えています。
個人墓についてよくある質問
まとめ:個人墓とは継承者の心配がいらない永代供養を前提としたその人だけのお墓
個人墓とは、個人専用のお墓のことで、
- 戦国武将など偉業を成し遂げた人を讃えるもの
- 継承を前提としていない永代供養墓
の2種類があります。現代では、永代供養墓を指して個人墓と言われます。
永代供養墓は、遺族に代わって、墓地を管理する霊園や寺院が故人の供養・お墓の管理を行うもの。従来のように墓石を立てるという方法のほかに、樹木葬や納骨堂タイプのものなどがあります。
家族墓と個人墓との違いは、誰に継承するのかという不安を抱えない点にあります。デメリットと思える要素もあるため、家族や親族と十分に話し合ってから進めていきましょう。