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塔婆立とは?自作できる?タイプと価格の目安も紹介

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目次

塔婆立とは塔婆を立てかける器具のこと

塔婆立とは、塔婆を立てかけるための器具のことです。

読み方は「とうばたて」。

なぜ塔婆立が必要になったの?

追善供養の一つとして用意する塔婆は、元々お墓の地面に直接さして立てていました。木の板でできているため長期間立てておくことで劣化し、強風で折れる危険性も。周りのお墓やお墓参りに来てくれた人たちに迷惑をかけることがないようにと、塔婆立を設置するようになりました。

塔婆を長期間立てておく場合に重宝する

塔婆は、納骨や年忌法要、お盆、お彼岸などで立てるものですが、立てた後もある程度の期間そのままにしておく場合が多いです。このときに塔婆立があると重宝します。

とはいえ、塔婆立は“お墓に必須の器具”とはいえず、立てておく期間が短い場合や、立てた後すぐに下げる慣習なら、塔婆立を設置しないこともあります。また、浄土真宗には、塔婆を立てる風習がありません。

このように宗派や菩提寺の考え方によって、そもそも塔婆立を必要としない場合もあります。

塔婆立のタイプと特徴

塔婆立には、以下のようなタイプがあります。

タイプ特徴参考価格
ステンレス製・耐久性に優れ、錆びないため人気。1万円〜3万円程度
アルミ製・耐久性はステンレス製には劣るものの、錆びにくい。
・強度はあまり強くなく、傷つきやすい。
1万円〜1万5千円程度
石製・最も耐久性に優れている。
・お墓に統一感がでるとして人気。
5万円〜10万円程度

塔婆立は自作できる?

お墓用の塔婆立にはステンレス製や石製などのタイプが市販されていますが、費用を抑えたいという場合は自作することも可能です。

ホームセンターやインターネット通販で、アルミパイプやDIYキットなどを調達し、ハンドメイド加工をすると良いでしょう。

塔婆立についてよくある質問

塔婆立は必要?

お墓に立てかける塔婆は、納骨や年忌法要、お盆やお彼岸などで準備する風習があります。一度立てかけると、しばらくの間はそのままにしておくことが多いため、このときに塔婆立があると重宝します。

一方で

  • 塔婆は立てたあとですぐに片付ける
  • 浄土真宗のように卒塔婆を立てる風習がない

など、地域の慣習や宗派の考え方によって塔婆立を必要としない場合もあります。

塔婆にはどんな種類がある?

塔婆には

板塔婆いたとうば:長さは150㎝〜180㎝、厚みは1㎝程度

角塔婆かくとうば:長さは120㎝~2m、厚みは10㎝程度

経木塔婆きょうぎとうば:長さは27㎝〜36㎝、厚みは1㎜程度、水塔婆とも呼ばれる。

七本塔婆しちほんとうば:長さは30㎝~50㎝、厚みは1㎝程度

梢付き塔婆うれつきとうば:長さは27㎝~36㎝、厚みは1㎜程度、生木塔婆とも呼ばれる。

※枝葉のついたままのもので、弔い上げの際に立てられる。

の5種類があり、一般的にお墓に立てかける塔婆は①の板塔婆です。

まとめ:塔婆立とは塔婆をお墓に長期間立てかけておく場合に重宝する器具のこと

塔婆立とは、お墓で塔婆を立てかける器具のことです。

お墓の地面に直接さして立てた塔婆ですが、長期間そのままにしておくことが多く、劣化して折れる危険がありました。このため、周りのお墓に迷惑をかけないためにも、塔婆立を設置し、そこへ立てかけるようになりました。

現に塔婆立ては多くのお墓で見られ、そのタイプもさまざま。ステンレス製のものが多く、アルミ製や石製のものもあります。中には、アルミパイプやDIYキットなどを調達し、自作する人もいるようです。

▶︎塔婆立のタイプと特徴について詳しくはこちら

なお、塔婆立ては必ずしも必要というものではありません。設置に悩む場合は、菩提寺や地域の年長者などに相談してみると良いでしょう。

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