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七本塔婆とは?ひっくり返すの?並べ方や意味、処分方法を紹介

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目次

七本塔婆とは四十九日までの法要で用いる七本の卒塔婆のこと

七本塔婆とは、没後四十九日までの間に営む 七回の法要で用いる七本の卒塔婆そとばのことです。

読み方は「しちほんとうば」。

卒塔婆とは?

卒塔婆とは、略して単に塔婆とも言われ、追善供養の目的で用いる細長い板のこと

塔婆を立てる=故人の冥福を願うことであり、善を積む行いとされています。善い行いは、自分自身にも返ってくると考えられており、用いられています。

なお、浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに浄土へ往生するという考え方です。地域や寺院によって慣習が異なりますが、卒塔婆を立て故人の往生を願う供養は行われないことが基本です。

卒塔婆が七本必要な理由

仏教では、人は亡くなると七日ごとに生前の所業が裁かれ七回目(49日目)の裁判で転生する世界が言い渡されると考えられています。

転生する世界は六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)のどこかです。

残された家族は少しでも良い世界に転生して欲しいと願い、裁判に合わせるかたちで計七回の追善供養を営みます。このため、卒塔婆は追善供養ごとに一本、計七本が必要となるわけです。

七本塔婆の形状・立てかけ方

七本塔婆の形状や立てかけ方には、地域によって違いが見られます。一般的なものは以下の通りです。

形状:1本の長さが30cmから40cm程度の板塔婆

七本塔婆は、お墓の後ろに立てるような長いものではなく、1本の長さが30cmから50cm程度と短めの板塔婆が一般的です。

また、塔婆立に7本立てるタイプ扇状など一つにまとめられているもの連板のように重なってくっついているものなど、様々な姿のものがあります。

立てかけ方:まとめて立てたり、立てたものをひっくり返したりとさまざま

七本塔婆の立てかけ方は、

  • 法要ごとに1本ずつ立てる
  • 七本まとめて立てる

など、違いが見られます。

また、一度立てたらそのままにしておく場合もあれば、七日が過ぎたらひっくり返したり、引き抜いたりする地域も見られます。

七本塔婆はお焚き上げで処分しよう

一度立てた七本塔婆は

・七日が過ぎたらその都度お焚き上げする

・まとめておき、翌年に菩提寺でお焚き上げする

・お地蔵さんに供える

など、地域によって違いが見られます。

どのように処分すればいいのか悩む場合は、菩提寺や地域の年長者に相談しましょう。

七本塔婆に関してよくある質問

なんで塔婆は七本必要なの?

仏教では、死後の魂は七日ごとに計七回の裁きを受けると考えられています。

このため、残された遺族側は、少しでも良い裁きを受けられるようにと願い、七日ごとの裁きに合わせ追善供養(中陰供養)を営みます。このときに用いるため、卒塔婆は七本必要とされています。

▶︎中陰供養について詳しくはこちら

使い終わったらどうするの?

使い終わった後の七本塔婆をどうするかは、地域や菩提寺の考え方によって違いが見られます

例えば

・七日ごとにお焚き上げをする

・四十九日が済んだら、お焚き上げする

・自宅やお墓に立てておく

など。どのように保管・処分すればいいのか悩む場合は、菩提寺に相談すると良いでしょう。

まとめ:七本塔婆とは中陰供養で用いる卒塔婆のこと

七本塔婆とは、故人の没後四十九日までの間に営む中陰供養で用いる七本の卒塔婆のことです。

一般的なものは、長さが30cmから50cm程度と短めの板塔婆で、

  • 塔婆立に7本立てるもの
  • 扇状など一つにまとめられているもの
  • 連板のように重なってくっついているもの

など、様々な姿のものがあります。

立てかけ方は

  • 法要ごとに1本ずつ立てる
  • 七本まとめて立てる
  • 一度立てたらそのままにしておく
  • 七日が過ぎたらひっくり返したり、引き抜いたりする

など地域によって異なり、処分方法も七日が過ぎたらその都度お焚き上げをする場合や、翌年に菩提寺でまとめてお焚き上げをするなど、違いが見られます。

立てかけ方や処分の仕方に悩むなら、菩提寺や地域の年長者に相談すると良いでしょう。

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