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化粧砂利はお墓やお庭に敷く砂利・種類・メリットやデメリット・価格・事例・よくある質問をご紹介

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目次

化粧砂利とはお庭やお墓に敷くデザイン性のある砂利

化粧砂利はお庭やお墓に敷くデザイン性のある砂利です。自然な石を使っていますが、カラフルでデザイン性のあるものも存在します。

この記事では、主にお墓に敷く化粧砂利を取り上げます。化粧砂利の種類・メリット・デメリット・価格・お墓に敷いた事例・よくある質問を紹介します。

建築工事の砂利とは違う

化粧砂利は、道路工事に使う砂利とは目的の上で異なります。

建築工事などに使う建材用砂利の目的は地盤固めです。レンガを敷く時に下地に使い、地盤を固めます。

化粧砂利は、お墓、お庭、アプロ―チ、植木鉢などに敷いて使用します。種類、大きさ、色などを使い分けます。

カラフルなものもある

化粧砂利には、カラフルな小石も使います。

一般的に砂利というと、グレー系の暗めな色をイメージしがちですが、桜色やブラウン、白、黄色など、明るい色もそろっています。

化粧砂利の種類

ここからは化粧砂利の種類を紹介します。

  • 白色の白玉砂利
  • 黒の黒那智
  • 複数がミックスされた五色砂利・ファイブストーン
  • 緑色の大磯
  • 個性的なお墓におすすめのビー玉

白色の白玉砂利

出典:photo AC

白玉砂利は石灰岩の原石を砕いて加工しました。敷き詰める事で、周囲を白く明るい雰囲気にします

お墓のみでなく、ガーデニングなどでも使えます。他の砂利に比べてお求めになりやすい価格なのは、うれしいところです。

黒の黒那智

出典:photo AC

三重県産出の黒那智は、その名の通り黒です。砂利のみでなく、碁石の黒や硯にも使われる重宝な石です。

濡れると黒ですが、乾いている時は灰色なのも特徴です。しかし、中には乾いても黒に見えるように研磨した種類もあります。

複数がミックスされた五色砂利・ファイブストーン

出典:ptoto AC

五色砂利は、淡路島の五色が浜産で五色石とも呼ばれます。

五色というと仏教において重要な青・黄色・赤・白・黒をイメージしますが、五色砂利は黒、赤、白です。

ファイブストーンも複数の色が混じったカラフルな化粧砂利です。ただし、五色砂利よりも粒が大きいです。

緑色の大磯

出典:ヤフーショッピング

大磯は緑色の砂利です。かつては神奈川県の大磯海岸が産地でした。しかし、現在は採取が禁じられているため、ほとんどが外国産です。

オーソドックスで上品な雰囲気がお墓にマッチするでしょう。

個性的なお墓におすすめのビー玉

出典:photo AC

ビー玉はデザイン墓石のような個性的なお墓に合います。砂利ではありませんが、最近は化粧砂利として使用されることが増えてきました。

カラフルで現代的な感じが洋風のお墓にマッチします。

化粧砂利をお墓に敷くメリット

ここでは、まず化粧砂利をお墓に敷くメリットについて触れます。

お墓というと、寂しくて暗い雰囲気をイメージするものです。しかし、化粧砂利を敷くことでお墓のイメージが明るくおしゃれな雰囲気に一掃されます。

また、砂利を敷くことで雑草が生えにくくなります。雑草にお悩みの方は、化粧砂利をご検討ください

明るくおしゃれな雰囲気になる

化粧砂利を敷くことで、明るくおしゃれな雰囲気になり、お墓参りに行きやすくなります。

特にお子様にとっては、明るい雰囲気が大事です。従来のお墓のような寂しい感じがすると、お墓参りに行きたがらなくなります。

しかし、化粧砂利を敷いて明るくおしゃれな雰囲気にすると、お子様も安心してお参りできます。

雑草が生えにくくなる

化粧砂利を敷くと、雑草が生えにくくなると言われています。ただし、3~5cmほどの厚さにすることがポイントです。

しっかりと敷き詰めれば、3~5年は雑草が生えないという説がありますが、お墓の状態にもよります。

化粧砂利のデメリット

化粧砂利にはデメリットもあります。完全な防草にはならないこと、落ち葉が多いお墓に向かないことです。

対策とともにお伝えします。

完璧な防草にはならない

化粧砂利を敷くことで雑草が生えにくくなります。しかし、何年か経過すると石の重みのために沈んでいた土が徐々に上に上がってきます。そして、その部分に雑草が生えます。

雑草には以下の対策をすると効果があります。

  • 草を生えにくくする防草シートを使用する
  • 墓地内をセメントで固め、その上に砂利を敷く
  • 防草マサで土を固めた上に化粧砂利を敷く

上記のようなものを利用することで、雑草が生えにくくなります。ただ、防草シートの場合は、経年劣化で効き目が薄れるので、マメにチェックして取り換えることも大事です。

落ち葉が多いお墓には不向き

化粧砂利は、落ち葉が多いお墓だとお手入れが大変になります。

仮に、化粧砂利の上に落ち葉が落ちてしまうと、取り除くのが困難です。貼り付いたようなカタチになるため、ホウキで掃いて取ることは不可能です。

そのため、一つひとつ手で拾っていかなければいけません。落ち葉の数が多ければ、それだけ大変な作業になります。

化粧砂利の価格

化粧砂利を採用する場合、気になるのは価格です。ここでは、化粧砂利の価格について、業者に頼む場合と自分で作業する場合を想定してみました。

化粧砂利をお考えの方は、参考にしてください。

業者に頼む場合

業者に化粧砂利敷きを依頼すると1㎡あたり2000円~です。

たとえば、面積2.5㎡のお墓があるとします。1㎡あたり2500円の業者に頼んだとすると、作業費用は2500円×2.5㎡=6250円です。

しかし、費用はこれだけではありません。盛土を取り除いて数㎝に均等に敷き詰めるための施工費、砂利を運搬するための運搬費、残土の処分費も必要です。

それらを合計すると安いとは言えない額になります。しかし、自分ではできないので、任せたいと思うならば、業者に依頼するのも良い選択です。

自分で作業する場合

自分で作業する場合の費用も考えてみます。

まずは、好みの化粧砂利を購入します。ホームセンター又はインターネットで購入すると20kgで1000円~2000円くらいです。かかる費用としては、これだけです。

このように自分で作業する場合は、ほとんど費用はかかりません。ただし、作業の労力がかかります。

下記で化粧砂利を設置する方法を紹介します。

化粧砂利の設置方法

以下に設置方法を記述します。ご自身で設置する場合の参考にしてください。

①土の上積みを3~5cm取り除く

②①の上に砂利を平らにしながら敷き詰める(コテを使うとやりやすい

③取り除いた残土を処分する

化粧砂利をお墓に敷いた事例

ここからは、化粧砂利をお墓に敷いた事例を紹介します。

  • 和風のお墓に敷いた例
  • 洋風のお墓に敷いた例

この2例について説明します。

和風のお墓に化粧砂利

出典:photo Ac

典型的な和風のお墓に化粧砂利を敷き詰めています。

明るい色の化粧砂利を敷いているので、お墓の印象が明るい感じになりました。法事のお墓参りも気持ちよくできます。

化粧砂利の色とお供えするお花の色のコントラストもすてきです。

洋風のお墓にマッチする化粧砂利

出典:吉祥

化粧砂利として五色砂利を敷きました。墓石の色にも合わせているので、すっきりして見栄えが良いものです。

洋風のお墓にも化粧砂利がマッチするものです。砂利の面積が広いので、明るく開放的な雰囲気に仕上がりました。

よくある質問

お墓に化粧砂利を敷く意味は?

見栄えが良くなり、雑草が生えにくくなるのでお手入れが楽になるという意味があります。

実は、かつての日本では、お墓に砂利を敷く習慣はありませんでした。しかし、いつの頃からか、お墓に化粧砂利を敷くケースが増えてきました。

お墓にはどのくらいの化粧砂利が必要?

必要な量は計算式で求められます。

お墓の面積(㎡)×砂利の厚み×20で出せます。

たとえば、2㎡のお墓で厚み3cmの化粧砂利を敷くならば、2㎡×3×20で求められます。答えは120になるので、120kg必要です。

お墓に敷く化粧砂利にはどんな色があるの?

以下に主な種類の色を挙げてみました。

  • 黒玉砂利:黒
  • 白玉砂利:白
  • 五色砂利:黒・白・赤
  • 大磯:緑
化粧砂利はお墓の雑草対策になる?

土を覆う形になるので雑草対策になります。

しかし、完全ではありません。防草シート、セメントで固めた上に敷く、防草マサで土を固めて敷くといった対策がおすすめです。

まとめ:化粧砂利はお墓におすすめ

化粧砂利は、ガーデニングなどに用いられますが、お墓で用いることも多いものです。カラフルな砂利を敷くことで、寂しい印象のお墓を明るい雰囲気に変えてくれます。

また、土のままよりも防草対策になるので、草むしりの手間が省けます。ただし、完全ではないので、防草シートやセメント、防草マサなどの対策がおすすめです。

お墓は家族そろって気持ちよくお参りしたい場所です。化粧砂利を施してお好みの雰囲気に変えると、お子様も行きやすくなるのではないでしょうか。

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