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改葬許可証申請書はダウンロードできる?書き方や記入例についても解説

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改葬許可証申請書とは改葬の際に届け出る書類

改葬許可証申請書とは、改葬(お墓の移転)をする時に役所に届け出る書類です。

申請が受理されると改葬許可証が発行され、改葬が可能になります。

改葬とは、遺骨を埋葬している現在の墓から、別の墓や納骨堂などに遺骨を移すことで、その際は公的な改装許可証が必要です。

この記事では、改葬許可証申請書の入手方法や書き方、手続きの流れに加えて、改葬が増えている背景についても解説していきます。

改葬許可申請書の入手方法

改葬許可申請書は、墓のある自治体のホームページからダウンロードするか役所の窓口で入手できます。

書式は自治体ごとに異なり、遺骨1体につき申請書が1枚必要になる場合と、複数の遺骨を1枚にまとめて申請できる場合とがあります。

改葬許可申請書の書き方

改葬許可申請書は自治体ごとに独自の書式で作られていますが、おおむね記載する内容は同じです。

申請書には遺骨に関する細かな情報の記載が必要です。

まずは埋葬されている遺骨の情報を確認し、わからない場合は戸籍をたどるなどして、できる限り調べましょう。

明治時代から続く先祖代々の墓で100年以上の歴史がある場合は、死亡者全員の情報がわからない可能性があります。その時は、「不詳」と記載することを認めている自治体もあるので、一度相談してみると良いでしょう。

ただし、不詳が多すぎる書類は受理されない恐れがあるので、できるだけ詳しく記載するように務めることが大切です。

昭和以降であれば、役所に情報が残っているので調べやすいはずです。

改葬許可申請書に必要な情報

改葬許可申請書の記載には、以下の情報が必要です。

遺骨に関する情報

  • 死亡者の本籍地
  • 住所
  • 氏名
  • 性別
  • 死亡年月日
  • 火葬や埋葬の年月日

申請者に関する情報

  • 申請者の住所
  • 氏名
  • 連絡先
  • 捺印
  • 墓地使用者との関係
  • 死亡者からみた申請者の続柄

現在の墓地に関する情報

  • 現在の墓のある墓地や霊園の名称
  • 管理者の氏名
  • 住所
  • 捺印

改葬先の墓地に関する情報

  • 改葬先の墓地や霊園の名称
  • 管理者の氏名
  • 住所
  • 捺印

改葬許可申請書の記入例

ここでは、品川区の申請書の記入例をご紹介します。

品川区の申請書では、申請書1枚に遺骨4体までを申請できます。

自治体によっては遺骨1体につき申請書が1枚必要になるところや、別紙に複数の遺骨の情報を記載する必要があるところなど、それぞれ様式は異なります。

出典:改葬許可|品川区

改葬許可証申請に必要な手続き

改葬許可申請をする際は、申請書に加えて添付しなければならない書類や手数料が必要になることがあります。

ここでは、申請に必要な手続きについて解説していきます。

申請方法

役所の窓口または郵送(自治体による)で申請を行います。

郵送での申請および許可証の発行を希望する際は、返信用封筒に住所を記入し切手を貼って同封しましょう。

必要書類

改葬許可証の申請には、以下の3つの書類が必要です。

  • 改葬許可証申請書
  • 埋葬証明書
    • 現在の墓の管理者から、遺骨を埋葬していることを証明するために発行してもらう書類です。古い墓で遺骨の記録がない場合は、役所に相談しましょう。
  • 受入証明書
    • 改葬先の管理者から、遺骨の受け入れを認めてもらったことを証明するために発行してもらう書類です。

なお、申請者は墓地の使用者で、本人確認書類の提示が必要です。

運転免許証やパスポートなどを窓口に持参するか、輸送の場合はコピーを同封しましょう。

発行費用

改葬許可証の発行費用は、自治体が独自に設定しています。

無料の自治体もあれば、遺骨1体ごとに費用がかかる場合や、申請書1枚あたりの費用としている自治体もあり、さまざまです。

有料の自治体の多くは、1枚あたり300円くらいの発行手数料としているところが多いようです。

改葬が増えている理由

改葬許可証が必要になるのは、墓じまいをして墓を移転したり、永代供養のように供養の方法を変更したりする時ですが、近年、改葬を希望する人が増加しています。

その理由については、少子化と地方の過疎化が関係しています。

原因1 少子化問題

墓参りや掃除が今はできても、子どもや孫がいなければ、いずれは墓の継承はできなくなります。

さらに、墓を維持するには管理費の負担もあるので、たとえ継承者がいても経済的な負担が大きければ、墓を維持することは難しくなります。

現代では、そうした事情を抱えた人は少なくありません。そのため、墓じまいをして負担の小さい供養方法を選ぶ人が増えているのです。

原因2 地方の過疎化

遠く離れた場所から墓のある地方まで行き来するのは、時間も費用も、さらに身体的な負担も大きく、墓じまいをして家の近くで供養を続けたいという人が改葬を選択するケースが増えています。

まとめ

改葬許可申請書の手続きには、遺骨に関する情報集めや墓の管理者から発行してもらう書類など、事前の準備が必要です。

改葬許可証の発行も申請から1週間程度かかることもあるので、改葬の日程は余裕をもって組むようにしましょう。

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