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お遍路に欠かせない輪袈裟とは?価格やお手入れ方法についても解説

目次

輪袈裟(わげさ)はお遍路で身に着ける法衣

輪袈裟は仏教徒が身につける袈裟の一種で、首から掛けるだけの略式の袈裟です。

お遍路(おへんろ)のような霊場の巡礼の際は、動きやすいように輪袈裟(わけさ)を使うのが一般的です。

袈裟はもともと長方形の布を体に巻きつけたのが始まりで、インドや東南アジアの国々では、現在も袈裟そのものを法衣として身に着けています。

一方、日本では着物式の法衣の上から袈裟を装飾的に付けるのが一般的で、九条袈裟のような格式の高いものから輪袈裟のような簡易的なものまで、さまざまな種類があります。

また、僧侶の階級によって身につける袈裟の色が異なるのも袈裟の特徴です。緋色や紫が最上位とされています。

この記事では、輪袈裟の購入方法や価格相場をはじめ、特徴やつけ方、お手入れの方法などを解説していきます。

輪袈裟は通販でも買える

輪袈裟は法衣専門店のほか、通販サイトでも購入できます。

専門店で購入する場合、既製品の輪袈裟は5000円~5万円ほど。

通販サイトはお遍路に便利な輪袈裟や半袈裟(はんけさ)を中心に扱っているショップが多く、2千円前後のリーズナブル価格帯のものが多くなっています。

輪袈裟の特徴

輪袈裟は袈裟を細長く折りたたみ、首からかけられるように仕立てたものです。

布の先に紐がついた半袈裟(はんけさ)は輪袈裟をさらに簡略化したタイプです。

僧侶が日常的に使うだけでなく、在家信者も仏教徒として正装する際には輪袈裟を身に着けます。

袈裟にはさまざまな種類がありますが、共通しているのは、複数の長方形の布を縫い合わせて大判の長方形の布に仕立てている点です。

九条袈裟、七条袈裟、五条袈裟は僧侶が法衣の上から身に着ける格式の高い袈裟で、細かい装飾が施された高級な袈裟になると500万円を超えることもあります。

輪袈裟のつけ方

輪袈裟は首からかけるだけなので、特につけ方を練習する必要はありません。

遠方の巡礼に行く際も、持ち運びやすく、つけ方も簡単です。

一方、僧侶が袈裟をつける場合は、左肩から右脇の下に斜めにつける偏袒右肩(へんたんうけん)が一般的で、つけ方には正式な方法がありとても複雑です。

これはお釈迦様が両肩を覆う通肩(つうけん)で袈裟を身につけているのに対して、右肩を出し敬意を表したことに由来するつけ方です。

不浄な手とされる左手を布で隠し、右手を働かせて尽くすという、仏への崇拝を表す意味が込められています。

輪袈裟のお手入れ方法

輪袈裟は、一般のクリーニング店でもドライクリーニングをしてくれる場合があります。

自宅でお手入れをする場合は、デリケート用洗剤で優しく押し洗いし、しぼらずに形を整えて陰干ししましょう。

「袈裟を洗うと徳が落ちる」という言い伝えから、洗わずに消臭スプレーと陰干しで済ませる場合もあるようですが、お遍路のような長い道のりを歩く巡礼では、輪袈裟にも汗や汚れが付着しやすく、汚れを放置すると汗染みや臭いの元になります。

気持ちよく参拝するためにも、定期的なお手入れをおすすめします。

まとめ

輪袈裟は仏教徒の制服とも言える法衣の一つです。お遍路さんの多くが、白装束の上から輪袈裟を掛けて巡礼を行います。

付け方は首から掛けるだけなので、日常的に仏壇に手を合わせる時にも、身なりと心を整えるために使うのも良いでしょう。

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