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竿石とは?読み方や意味は?交換できる?種類や費用も紹介

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目次

竿石とは墓石の一番上に設置されている縦長の石のこと

竿石とは墓石の一部をなすもので、お墓の一番上に置かれる縦長の石のことです。横長の洋型墓石でも、一番上の部分を竿石と呼んでいます。

読み方は「さおいし」。

竿石はお墓の中心であり、先祖の魂がここに込められているとも言われています。

竿石の一般的な形状

縦長の和型墓石であれば、形状は直方体で7寸〜8寸(約21cm〜24cm)四方、高さは2.5寸(約70cm)前後のものが一般的です。中には、1尺(約30cm)四方を超える大きなものも見られます。

竿石の正面には墓碑銘を彫る

どのサイズの竿石であれ、正面に墓碑銘を彫ることは共通しています。

墓碑銘とは文言や短い文のこと

  • どの家のお墓なのかが分かるもの(〇〇家之墓、〇〇家先祖代々之墓など)
  • 故人の俗名や戒名(一人用や夫婦用のものに多い)
  • 故人を偲ぶ言葉(ありがとう、感謝、心、絆、夢、お経の一部など)

などです。

竿石の側面や裏面には建立者の名前を彫る

竿石の側面や裏面には、誰が建立したのかが分かるよう、建立者の名前と建立年月日を刻むことが多いです。

竿の頭部分で分けられる6つの呼び名と特徴

竿石には、竿の頭部分の形状などにより、6つの呼び名があり、それぞれの特徴は以下の通りです。

呼び名特徴
普通型石の上部が平らになっている形。他のものと比較すると安価。
香箱型石の上部に段がある、少し幅が狭い屋根をつけたような形で上部に雨が溜まりにくいと人気。
櫛型石の上部がゆるい半月形(江戸時代の女性が使用する櫛の背面のような形)になっている。
香箱型と同様、上部に雨が溜まりにくいと人気。
京都型石の上部が橋のような形に盛り上がっている。
神徒型石の上部が四角錐になっている。軍人や神道に関係するお墓に用いられた。
山伏がかぶる帽子「兜巾ときん」 に似ていることからトキン加工とも言われている。
額縁型石の正面が額のようになっている。位牌の形を表現していると言われる。

竿石についてよくある質問

竿石の値段はどのくらい?

竿石の値段は、30万円から80万円程度が相場と言われています。しかし、石材の種類や大きさによって違いがあり、庵治石あじいし本小松石ほんこまついしをはじめとする高級石材ともなると数百万円に昇るものもあります。

竿石はお墓の顔であり、こだわる人も多いです。墓碑銘も含め、石材や竿石の形状について家族や親族間で話し合うようにしましょう。決定する前には、石材店と相談することも大切です。

竿石の種類は?

竿石は、主に

  • 普通型
  • 香箱型
  • 櫛型
  • 京都型
  • 神徒型
  • 額縁型

という6つに分けられます。

▶︎それぞれの特徴について詳しくはこちら

竿石を取り換えることはできるの?

竿石を取り換えることは可能です。その場合は既存の石材と同じもので新しく作ることが望ましいと言われています。

しかし、たとえ同じ石材を使ったとしても、既存の墓石と色味が合わないことが懸念されるます。そのため、竿石は取り換えずに墓碑銘の部分を削り取った上で、新たに文字を彫り直す方法を取られることもあります。この場合は竿石の厚みが薄くなってしまうため、見た目がおかしくならないかどうか、石材店への相談が必須です。

いずれにしても、竿石の取り替えは菩提寺に相談した上で進めることが大切です。

まとめ:竿石とはお墓の中心となるもので墓碑銘を彫る墓石のこと

竿石とは、お墓の一番上に置かれる縦長の石で、墓碑銘を彫る石のことです。竿の頭の部分の形状などにより普通型、香箱型、櫛型などとそれぞれに呼び名がついており、それぞれに特徴があります。

▶︎特徴について詳しくはこちら

このほか、石材の種類や大きさによる違いもあり、高級石材と言われる庵治石あじいし本小松石ほんこまついしのような高価なものもあります。

また、竿石はお墓の中心となるもの。先祖の魂がここに込められているとも言われているため、お墓の顔として こだわる人も多いです。新しくお墓を建立するときは、石材や竿石の種類を、家族や親族間で話し合って決めていくと良いでしょう。

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