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ホテル葬でお別れの会を開催する場合の費用は?ホテル葬のメリット・デメリットについても解説
ホテル葬とは火葬後にホテルでお別れの会を行うこと
ホテル葬とは、文字通りホテルで行う葬儀のことです。通常の葬儀や火葬は済ませてから、ホテルの会場でお別れの会を催すのが一般的です。
ホテルには宿泊客や利用者もいるので一般的な葬儀はできませんが、会場の広さや設備が充実していて、形式について選択肢が多いこともホテル葬が支持される理由です。
この記事では、ホテル葬を行うタイミングや費用相場にくわえて、ホテル葬のメリットとデメリットについて解説していきます。
ホテル葬はどんな場合に行う?
ホテル葬は会社の経営者や役員の社葬、有名人や政治家などのお別れの会などで行われることがあります。
また近頃は、葬儀は近親者だけで済ませ、後日ご縁のある人たちを招いてホテル葬を行うケースも増えています。
特にコロナ禍では家族葬が増えたので、感染が収まった頃に改めてお世話になった人を招きホテルでお別れの会をする人が増える可能性があります。
ホテル葬のタイミングは四十九日を目安に
ホテル葬は一般的な葬儀とは違い、故人はすでに荼毘に付されているので、日程は余裕をもって決めることができます。
葬儀や火葬の直後に連続してホテル葬を開催するのは遺族にとって大きな負担になります。逆に1年以上時間が開くと、故人を追悼する思いが薄れてしまう可能性があります。
その意味では、四十九日は一つの目安になるでしょう。四十九日の法要を兼ねてホテル葬を行うケースもあり、タイミング的にもこの頃が良いでしょう。
ホテル葬の相場は100万円前後
ホテル葬は100万円以上かかるのが一般的です。これは招待客が50名くらい場合なので、人数が増えれば費用も高くなります。
もともとホテルの使用料が割高なうえに、料理やサービスのクオリティが高く、設備も充実しているので、他の施設に比べて費用が高くなる傾向があります。
一方で、ホテル葬は会費制で開催することも珍しくありません。会費制ははっきり金額が決まっているので、参加人数がわかれば、おおよその集まる金額を予測できます。
参加人数がわかった時点で、料理や会場の設営などを相談できるか確認すると良いでしょう。
ホテル葬の一般的な流れ
ホテル葬は一般葬の告別式ようなセレモニースタイルと、パーティースタイルなどがあり、希望に応じて自由に決めることができます。
ここではセレモニースタイルの流れについて解説していきます。
セレモニースタイルは式辞にそって、司会者が進行役を務めるのが一般的です。
司会者はホテルに依頼することもできますし、葬儀委員長や友人などが務めることもあります。
- 開会
- 黙とうを捧げる
- 故人の略歴紹介
- 参加者による追悼の言葉
- 弔電紹介
- 遺族または主催者挨拶
- 献花
- 会食
- 閉会
なお、パーティースタイルの場合は立食形式のブッフェが用意されることが多く、参列者は時間内なら自由に出入りできるので、短い時間しか参列できない人も参加しやすいのが特徴です。
ホテル葬のメリット・デメリット
ホテル葬にはメリットとデメリットがあります。両者を比較して、開催するかどうかを検討することをおすすめします。
メリット
利便性が高い
大型ホテルの多くは、駅から近くアクセスが良いうえに、駐車場も完備していることがほとんどです。
参列者にとっては、自分の希望に合わせた交通手段を選べることは大きなメリットになります。
また、ホテル内にロビーや喫茶室などの設備が充実しているので、待ち合いスペースなどを確保する必要がありません。
遠方の人が参加しやすい
ホテルはもちろん宿泊もできるので、遠方からの参列者も安心して参加できます。
斎場やレストランなどでお別れの会を開催した場合は、宿泊先を改めて手配する必要がありますが、ホテル葬ならそのまま宿泊できるので主催者も参列者にも負担がかかりません。
会場の選択肢が豊富
ホテルには利用者の希望や参加人数に応じて、さまざまな会場が用意されています。
一般的な斎場は、外からは見えにくくするために窓がない会場がほとんどですが、ホテルなら窓のある明るい部屋を選ぶこともできます。
会場の設営も比較的自由なので、式のスタイルや参加者の人数に応じて、テーブルの形や配置などを決めることができます。
スタッフのサービスの質が高い
ホテルではさまざまな来客に対応できるよう、スタッフ教育が行き届いているところが多いもの。
サービスのプロのサポートが受けられることは、ホテル葬の大きな魅力の一つでしょう。
食事の質が高い
大型ホテルには施設内にレストランが併設されているので、料理のクオリティが高いのもメリットです。
斎場では提携のレストランや仕出し店などに料理を外注する場合もありますが、ホテルでは作り立ての料理がそのまま運ばれてきます。
また故人にゆかりのある料理など、相談に応じてくれる可能性もあります。
デメリット
費用が高い
繰り返しになりますが、ホテル葬は一般的な斎場を利用するのに比べると割高です。
参列者の人数や料理の内容などは無理のない範囲で検討することが大切です。
遺体や遺骨の持ち込みができない場合がある
ホテル葬では基本的に遺体の持ち込みはできません。
衛生管理上の理由や一般の利用客や宿泊客への心象などを理由に、遺骨の持ち込みを断られる場合もあります。
遺骨を持ち込みたい時は、事前に相談することをおすすめします。
宗教的な儀式はできない可能性がある
ホテル葬では、基本的に僧侶による読経や焼香などはできなません。
特に焼香は安全上の問題と煙や匂いがつくという理由から、断られることがほとんどです。
ホテルや会場の場所によっては、僧侶の読経ができる可能性もありますが、事前に必ず確認しましょう。
まとめ
ホテル葬とは、一般的な葬儀の後に改めてお別れの会などをホテルで行うことです。
ホテルならではのメリットがある一方で、費用が高いなどのデメリットがあることも覚えておきましょう。
一般的な葬儀は終えているので、ホテル葬を改めて行う必要があるかどうかも含めて検討することをおすすめします。