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解脱とは?読み方・意味・英語は?輪廻から解脱する方法や類語についても紹介
解脱(げだつ)とは「煩悩(ぼんのう)から解き放たれ、自由の境地に達すること」
解脱とは「げだつ」と読み、人間を縛っているもの(煩悩:ぼんのう)から解放され、自由の境地に到達することを意味する仏教用語です。
このほか
・輪廻(りんね)から脱出すること
・煩悩(ぼんのう)と業(ごう)の束縛から解放されること
などともいわれています。
解脱の訳語・英語訳・類語・使い方
解脱の語源・英語訳・類語・使い方の一例は、以下の通りです。
訳語:サンスクリット語の「vimukti(ビムクティ)」
解脱は、サンスクリット語の「vimukti(ビムクティ)」の訳語(やくご:翻訳に用いる言葉)だといわれています。
他にもサンスクリット後では、「vimokṣa(ビクモークシャ)」「moksha(モークシャ)」などが解脱の表現として使用されることもあります。
英語訳:「deliverance」
解脱を英語に訳すと「deliverance」となります。
例文1:彼はあらゆる苦悶から解脱した
He was delivered from it out of every agony.
例文2:仏教僧は解脱のための修行を欠かさない
The Buddhist monk does not miss ascetic practices for deliverance.
類語:「涅槃」・「悟り」など
解脱の類語は
・涅槃(ねはん):煩悩を消し去り、智慧を完成させた境地のこと
・悟り(さとり):煩悩を払い去り、生死を超えた永遠の真理を会得すること
などがあげられます。
使い方例
解脱の使い方の一例は
・解脱したいと願っている間は解脱も叶わないだろう
・人間の欲望は、簡単に頭で考えたぐらいでは解脱できない
・持ちたい、見たい、語りたい、などの執念からは解脱したい
などがあげられます。
輪廻転生からの解脱が仏教の境地
仏教には古代インドの哲学に基づき、「命あるものは再び生まれ変わり、これを何度も繰り返す」輪廻転生(りんねてんせい)という考え方があります。
この生まれ変わる場所は、六道と呼ばれる世界です。
善い行いをした人は善い世界に、悪いことをした人は悪い世界に生まれ変わると解釈されています。これは因果応報の考え方の根本だと言えるでしょう。
しかし、六道の世界で生まれ変わりを繰り返しているままでは、いつになっても仏の住む世界(極楽浄土:ごくらくじょうど)に行くことができません。
そのため仏教では、六道輪廻から解脱し「仏の住む世界に生まれ変わること」が最大の目的だと説かれています。
六道輪廻からの解脱には煩悩を消し去ることが重要
仏教では、六道輪廻から解脱するには、煩悩(ぼんのう)を消し去ることだと考えられています。
煩悩とは?
煩悩とは人間の欲のことです。
・自分の思うようにしたいとうわがままな気持ち
・権力や名誉へのこだわりなど、底なしにある欲
・怒り、憎しみ、怨み、羨ましい気持ち、妬み
など。
ネガティブな要素が多く、全部で108つあるといわれています。
度を超えた欲求こそが人を苦しめる煩悩です。「足を知る(今あるもので満足とする)」を心がけ、強すぎる感情や執着を抑えることから始めていきましょう。
除夜の金を鳴らすことも「煩悩を祓うため」
年越しの行事となっている除夜の鐘撞き。鐘は108回鳴らすとされています。これも、煩悩を祓うためという説が有名です。
煩悩はさまざまな修行を積むことで煩悩に打ち勝つことができるとされていますが、修行を積んでいない人でも鐘の音を聞けば煩悩を抑える力が授かれると考えられています。
まとめ:解脱とは煩悩を消し去り、仏の世界に生まれ変わること
解脱とは、煩悩から解放され、自由の境地に到達することを意味する仏教用語です。
私たちが多く抱えている悩みや嫉妬などの感情は、煩悩からくるものです。これらを消し去ることができれば、輪廻転生から解脱し、仏のいる世界に生まれ変わることができると考えられています。
日々の生活を見つめ直し「今」に感謝する。これを続けることが解脱への近道であり、煩悩を消し去ることに繋がっていくのではないでしょうか。