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焼香炭は100円ショップでも買える!?焼香炭の使い方や香炉の片づけ方についても解説

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目次

焼香炭とは焼香の火種として使う炭

焼香炭(しょうこうたん)とは、線香や焼香の火種として使う炭のことです。

葬儀や法事などで焼香をする時に、香炉の灰の上に火をつけた焼香炭を置いて火種として使います。

焼香炭は細長い形状で、数か所に切れ目が入っているので、1回分ずつを折って使用します。

この記事では、焼香炭の購入方法と焼香炭の使い方や香炉の片づけ方などについて解説していきます。

焼香炭は100円ショップでも購入できる

日頃は目にする機会の少ない焼香炭ですが、実は100円ショップでも購入できます。

以前は仏具店のように一部の専門店に限られていましたが、現在は100円ショップやネットショップなどで簡単に手に入れることができます。

商品名が、焼香炭ではなく「香炭」となっていることもありますが、同じく焼香炭のことです。

100円ショップで揃う仏具

焼香炭以外にも100円ショップには、様々な仏具の取り扱いがあります。

定番のロウソクや線香はもちろん、香炉に入れる灰や灰をならす道具、香炉を掃除する際に必要なふるいも100円ショップで揃います。

また、葬儀や法事に参加する際の不祝儀袋や不祝儀袋を包むための袱紗、さらに喪服用の黒のネクタイや靴下、黒のストッキング、白または黒のハンカチも100円ショップで購入できます。

焼香炭を使う時の手順

焼香炭を初めて使う時は戸惑うことがあるかもしれませんが、基本のコツを覚えるだけで簡単に扱うことができます。

香炉の準備

香炉には角型と丸型があります。

角型は左右2つに分かれていて、左側には香炉灰を入れて中央に焼香炭を置き、右側には抹香(まっこう)を入れて使います。

角型の香炉は回し焼香といって、参列者が自席についたまま香炉を順に回していく時によく用いられます。

素材は木製のものがほとんどです。

丸型の香炉は、木製の他にも陶器や金属で作られたものもあります。

葬儀や法事で焼香台を作る場合は、丸香炉とあわせて抹香を入れた香合(こうごう)と仏具を焼香台に置き、参列者が焼香台まで進み出て順番に焼香を行います。

いずれの香炉を使う場合も、香炉灰を入れ表面をきれいにならしておきましょう。

灰を敷くことで、燃焼時間が長く保たれる上に、焼香の熱が香炉に直接伝わることも防げます。

焼香炭に火をつける

1回分の焼香炭を分け火をつけます。

その際、仏壇のロウソクの火を使うのが正式とされています。

仏壇に備えたロウソクから火をつけることは、仏様から火を分けていただくという意味があるためです。

焼香が始まる10~15分前に火をつけて、香炉の準備をしておきましょう。

焼香炭の燃焼時間はおよそ30分なので、早すぎると火種が消えてしまいます。

また、法要が長くなることが予想される場合は、余裕をもって焼香炭を用意し、タイミングを見て焼香炭を追加するようにしましょう。

香炉に焼香炭を置く

火が付いた焼香炭を香炉の中央に置きます。

香炉の縁に置くと、焼香炭の熱で香炉が熱くなりすぎたり、傷ついたりする恐れがあるので、必ず中央に置きましょう。

また、灰をかぶると火が消えてしまうので、火をつけた部分に灰がかぶらないように注意しましょう。

焼香炭の上に抹香を乗せると、20~30秒ほどで煙が出て香りが立ち上ります。

なお、焼香炭の火種は30分程度しかもたないので、焼香が済んだらそのままにしておけば自然に火も消えます。

焼香炭を使い終わった時の片づけ

焼香炭を使い終わったら、香炉のお手入れをすることが大切です。

抹香や線香の燃え残りがカスとなって残るので、そのまま放置すると香炉の汚れの原因になります。

  • 燃え残りのカスをつまんで取り除く

スプーンやピンセットなどでつかむと灰が手につかないのでおすすめです。

  • 細かいごみをふるいにかける

灰に混ざりこんだ細かいゴミは、振るいにかけて取り除き、灰だけを取り出しておきます。

  • 香炉を水で洗う

香炉が空になったら、水で洗うか濡れ布巾で汚れを取り除き、乾かします。

香炉が乾いたら灰を戻し、表面をならして完了です。

まとめ

焼香炭は日常でも香りを楽しむために、抹香を炊く時に使用することもあります。

線香に比べると、抹香を使った焼香の習慣がある人は多くはないと思いますが、焼香炭の使い方に慣れておくといざというときに慌てずに済みます。

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