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遺品整理士とは?遺品整理士認定協会による資格の取り方、収入や将来性について徹底解説
遺品整理士は遺品整理士認定協会による資格
故人の遺品整理を担う遺品整理士は、遺品整理士認定協会による民間の資格です。本来、故人の遺品整理は遺族が行うものですが、遺品の量が多かったり、遺品整理する時間がとれない、どうしたらよいかわからない、といった場合は、遺品整理業者に依頼して遺品整理を行ってもらうケースがあります。
遺品整理業者すべてが、遺品整理士の資格をもっている人がいるとは限りません。しかし、日本全国にこの資格を持っている人は2万人以上いるといわれています。遺品の正しい取り扱い方はもちろん、遺品整理業の法規制にも精通している遺品整理士は頼れる存在です。
遺品整理士の資格を取得するには
遺品整理士の資格を取得する方法を説明します。遺品整理業を行う際に役立つ資格であることは間違いないでしょう。
遺品整理士認定協会の講座を受ける
遺品整理士の資格を取得するには、遺品整理士認定協会の講座を受けなければいけません。料金を支払って申し込むと教本やDVDが送られてくるので、勉強してレポート提出します。ここでは、講座の詳細や遺品整理士認定協会について、詳しく説明します。
遺品整理士認定協会とは
遺品整理士認定協会は、2010年、遺品整理の認知、理解を進めるために設立されました。2021年現在、会員は30,000名以上、法人会員は1,000社以上です。専門家育成や法規制に応じた遺品整理業務を行う団体です。
理事長の木村榮治氏は、特定非営利活動法人暮らしサポートひだまり協議会、一般社団法人エイトサポート総合研究所、一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会の理事長も兼ねています。2014年には全日本葬祭業協同組合連合会の協力指定店に加盟。日本乳がんピンクりぼん運動より感謝状を送られるなど、社会貢献に力を入れている団体です。
講座を申し込むと教本、資料、DVDが送付されます。教本は遺品整理や遺品整理業の知識、理解を深め、社会問題にも向き合えるような内容です。また、違法業者が跡を絶たない現状を踏まえ、法規制についても学びます。
レポートを提出して合格すれば資格取得
- 教本:第1部 遺品整理・遺品整理業への知識・理解
第2部 遺品整理の実務について必要なこと
第3部 事例研究
- 資料:大学教授に協力を得たもので、教本の内容をより深く突き詰め、業務のイメージを膨らませる。
- DVD:教本で学んだ分野についての講師による講義
- 問題集:教本、資料、DVDで学んだことを確認するためのもの。全問に答えて提出し基準点に達していれば合格となる。
レポートはWEBか郵送で協会に送ります。合格となれば、認定証書が発行されるという運びです。
受講料
講座を受けるには入会金25,000円と2年間有効の会費7,000円が必要です。
会によりますと、この25,000円はあくまでも入会金で受講料とは異なるということです。テキストは無償なので、販売はできません。退会時には会の指示に従って処分することになります。
かかる期間
期間は約2ヶ月ですが、目安なので延長は可能です。尚、延長しても料金が上乗せされることはありません。
申込は反社会勢力でない限り、どなたでも可能です。遺品整理士認定協会HPの申し込みフォームから申し込んでください。
遺品整理士の収入はどのくらい?
遺品整理士は正職員の場合、アルバイト、独立開業で異なります。平均年収でご紹介します。
正職員の場合:平均年収
正職員の場合は、会社にもよりますが、月給20万~30万円くらいです。この額を年収で見ますと、240万~360万円くらいです。経験によってはもっと高い月収になるでしょう。また、会社によっては昇給でお給料がアップする場合も考えられます。
この額は平均的な会社員のお給料くらいです。後にご紹介する独立開業の方が収入は良いでしょう。
アルバイトの場合
アルバイトの場合は、時給1000円前後です。地域にもよりますが、他のバイトとさほど差はありません。1日8時間、週5日働いたとすると、月収は約16万円です。年収にしますと約192万円でしょう。
場合によっては、アルバイトから正社員に昇格するケースも考えられます。
独立開業の場合
独立開業の場合は、フランチャイズで行うケースと個人で開業するケースがあります。フランチャイズですと、初期費用が50万~90万円くらいかかり、ロイヤリティも払います。ロイヤリティは本部によってさまざまで、取られないことも考えられますので、きちんと調べた方が良いでしょう。収入は、一般的に年収360万~460万前後が多いようです。
個人で開業するケースですと、うまくいけば、高年収になる可能性が高いです。しかし、立地条件などもあるので、平均すると年収480万円前後でしょう。遺品整理士認定協会では、会員や会員外の方に開業支援も行っています。
遺品整理士の将来性
今後の高齢化社会における遺品整理士の必要性として、遺品整理士の将来性を考えてみます。
高齢化社会なので今後も需要が伸びる可能性大
参考:総務省統計局
こちらのグラフは総務省統計局のものです。1950~2015年は国勢調査、2017年、2018年は人口推計を参考にしています。それによりますと、2040年に向けて高齢者の増加傾向が分かります。
この資料からも読み取れますように、今後は遺品整理士の需要がますます高まってくると言えるでしょう。核家族化が進んでいる昨今なので、遺品整理まで手が回らないケースが考えられます。遺品整理業者にお願いする家庭はますます増えてくるのではないでしょうか。
まとめ:遺品整理士は遺品整理士認定協会による民間の資格・独立開業で高収入の可能性も
遺品整理士は遺品整理業者で認定される民間の資格です。遺品整理業者の講座を受けてレポートを提出すると認定証をもらえます。
収入は正社員やアルバイトよりも独立開業の方が高いです。ただし、立地条件などにもよります。将来性は今後の高齢化社会を考えるとますます高まっていくでしょう。