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終活のための断捨離とは?流れやコツ・我が家の断捨離をご紹介

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目次

断捨離は物への執着を手放すという考え方

断捨離は、ヨガの※「断行」「捨行」「離行」という考え方の一つで、物への執着を手放すことです。つまり、物にとらわれない生き方を推奨しています。

※断行(だんこう):どんなことがあっても断じて行うこと

 捨行(しゃぎょう):捨てるという意味

 離行(りぎょう):離れるという意味

断捨離は終活の第一歩という考え方もある

上記で説明しました断捨離は、終活の第一歩という考え方もあります。いつか迎える最期の時のために、身辺整理をしておきたいということです。

終活における断捨離は、残された家族に迷惑をかけないという思いも考えられますが、残された人生、物にとらわれずに過ごしたいという考え方も存在します。

断捨離の流れ一例

断捨離に正式なやり方はありません。人それぞれのやり方で構わないものです。

しかし、人によっては、やり方の例があればわかりやすい、整理整頓が苦手なので、いざやろうとしても何から手をつけるべきかわからないということもあるでしょう。そんな皆さまのために、まずは断捨離の流れの一例をご紹介します。

物を出す

断捨離は、少々大掛かりな片付けと思ってください。年末の大掃除や引越しの準備のための整理と思っても良いのではないでしょうか。

その際、一番最初にやることは、今ある物を出すことです。しかし、一度に家中の物を出してしまっては大変です。寝る部屋さえもなくなる事も考えられます。また、その日だけでは終わらず、ずっと散らかった部屋で過ごさなければならないことも。

そんなことにならないように、少しずつ始めることが賢明です。仮にこの日はリビング、次の日はキッチンというように、整理する日を決めましょう。

特にシニア世代になると、いつもやらないようなことをすれば疲れます。断捨離をはりきり過ぎて、ものすごくくたびれてしまうことも考えられます。日々の生活のためにも、そんなことは避けたいものです。

要らない物を捨てる

物を出したら、今度はそこで要らない物を捨てます。ここでは、余り深く考えずに誰がどう見てもゴミと思うものは捨てるように決めましょう。

たとえば、取っておいた広告紙や包み紙、使い終わったノート、ノリが乾いて使えなくなったテープ類など。もしも自分で判断がつかない場合は、家族に判断してもらいます。

残った物の中で残すものを決める

「どう見てもゴミ」を捨てたら、残った物の中から残す物を決めます。ここが大事なポイントです。

たとえば、お気に入りの服。20年以上前に旦那様に買ってもらったお気に入りのワンピースでも、今の自分に似合うでしょうか。流行も変わってきているので、子供が着ることも考えられないのであれば、思い切って捨てるべきです。

ここも自分で判断できなければ、家族に判断してもらいます。服飾類であれば、身に着けて鏡を見てみるのも良い方法です。現実がわかります。

残す物が本当に必要かもう一度見直す

上記で残すと決めた物をここでもう一度見直します。本当に必要な物?と思ってみてください。

ここも本当に自分に必要か考えることです。たとえば、古くなって読まないけれども、置いておきたいと思う本。細かい字であれば、この先は読むのがつらくなります。それに放置したままの古い本は、汚れていたり、黄ばんでいたりするので、見栄えも良くありません。

その他、思い出と思って取ってある宝石類も今は使わないのであれば、処分して少しでもお金にした方が良いという考え方もあるでしょう。

断捨離のコツ

ここでは、断捨離のコツをお伝えします。コツはすっきりとした綺麗な部屋を目指すことです。物がほとんどない、動きやすい部屋を思い浮かべましょう。

手に届く場所に物を置くようにする

シニアは、無理をして高いところの物を取ろうとしない方が良いです。万が一の転倒が考えられるからです。

そのためによく使う物は、背伸びしたり、脚立をもってきたりしないと取れないような場所に置かないようにしましょう。

物が少なければ、高いところまで物を置かずに済むのではないでしょうか。

大きな物から処分していく

大きな物から処分していくのも良い方法です。たとえば、要らない本を整理すれば、大きな本棚はいらないはずです。

本棚があった部分に空間が生まれるので、風通しの良いリビングになります。また、他に所帯を持った子供部屋のベッドや勉強机を処分して、こじんまりしたパソコンルームにするのも良いでしょう。

もったいない精神を捨てる

ここで大事なのは、もったいない精神を捨てることです。物を大事にするのは、良いことですが、先に書いたように物にとらわれるのとは意味が違います。

そこで、そのものがこれから先のあなたの人生で必要なのかどうか考えてみてください。たとえば、2人暮らしなのに、4人用のダイニングテーブルは必要かどうかなど。

ここで大事なことは、その物は本当に今のあなたを幸せにしているのかということです。もしも、それがあなたを幸せにしていないものであれば、今のあなたには必要がないものと解釈しましょう。

我が家の断捨離

我が家の断捨離をご紹介します。我が家は夫の単身赴任に伴い、要らない洋服を整理しようと思っています。

単身赴任に伴い夫の不要な服を処分

夫は半年のみの単身赴任なので、ウィークリーマンションに住みます。そのため、家具は不要ですが、洋服は何枚か必要です。

筆者はこの機会に夫の断捨離を考えました。要らない服を赴任先に持って行ってもらい、半年後にそれを処分して戻ってくるという計画です。

男性も女性と同じで20年前の若いころの服は、サイズが合っても似合わないものです。しかし、家の中で着るくらいなら良いでしょう。この計画がうまくいったら、また皆さまにご報告します。

捨てられない楽譜の山

今度は筆者の問題です。何十年かピアノに携わっているので、楽譜が山のようにありますが、捨てられません。

昔弾いた曲の楽譜でも、いつか弾くのではないかと思うと断捨離できないのです。筆者は本や服、写真には未練がないので、わりとすぐに捨ててしまいますが、楽譜だけは捨てられません。

しかし今のところ、楽譜は自分を幸せにするものと思っているので、死後に子供たちに処分してもらうつもりです。エンディングノートには、その思いとお願いを丁寧に書く予定です。

まとめ:終活の断捨離は物への執着を見直し今の自分に合う物を残すこと

終活における断捨離のポイントは物への執着を見直し、要らない物、必要な物に分けて、さらによく考えることです。

残された物が本当に必要であれば、残しますが、今の自分に必要ないと思ったら、処分するようにしましょう。

目指すのは、自分を幸せにするものだけに囲まれた老後の生活です。

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