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20代30代から始められる終活!断捨離・デジタル整理・エンディングノート・終活のメリット・親の終活について解説
20代30代で終活(自分の死後のための準備)を考えるのは早過ぎ?
終活は自分の死後のための準備です。大体は、50代くらいから考え始める方が多いでしょう。それには、自身の親御さんや親戚など身近な方が亡くなる、周囲の様子、講座を受けたなど、人それぞれの理由があります。
しかし、20代30代という若い世代でも終活を考えるケースもあるものです。一方、そんな若い世代の終活を早いという考え方も存在します。
それぞれの意見を見てみましょう。
早すぎると考える意見
まずは早すぎるという意見です。
Aさん20代女性 大学生:終活はまだ先と思う
終活って私の親世代の人がするものだと思います。私はまだ大学生なので、勉強もありますし、終活というと就活の方を思い浮かべます。
Bさん30代男性 会社員:終活に興味ない
自分としては、まだ終活を考える余裕はないし興味もありません。それより働いてお金を貯めなくてはと思います。
早すぎではないという意見
続いて早すぎではないという意見です。
Cさん20代 男性 大学院生:バイトをきっかけに考えた
私は老人ホームでバイトしながら大学に通っているので、老後についていろいろ考えました。老人ホームはランクにもよりますが、なかなかお金がかかるとわかりました。そのため、余裕のある老後を過ごしたいと思い、早めの終活を考えたのです。とりあえずは、老後に備えてお金を確保しておきたいと思い生命保険に入りました。
Dさん30代女性 主婦:出産を機に将来のこととして考えた
最近、子供を産んだばかりです。子供の将来のことを考えると早めに終活しておきたいと思いました。コロナが流行っていますし、いつどんなことが起きるかわからないからです。私や夫に何かあった時に子供が困らないようにお金を貯めたり、要らない物を処分したりしています。
20代30代別の終活準備
終活の準備に対する考え方は人それぞれです。まだ早いと思う方も早めに準備したいと思う方もいますが、どちらも間違いではありません。
ここでは、早めの終活をお考えの方に、20代、30代でできる終活準備をご紹介します。断捨離やデジタル遺品、エンディングノートなどは、若い方でもできる終活準備です。
断捨離
断捨離は、自分にとって不要な物を捨て、本当に必要と思われるものを残す作業です。20代、30代の断捨離はどのように行えばよいか考えてみます。
20代の場合は部屋の整理も兼ねて
20代の方が断捨を行うのであれば、部屋の整理も兼ねてで良いのではないでしょうか。
たとえば、要らなくなった本や教科書、服を処分するといったことです。不要なものを買わないというのも、無駄遣いをなくすことになり、お金を貯めるのに役立ちます。
30代の場合は不要なものをよく考える
30代になると、仕事で責任のあるポジションについている方も多くなってきます。断捨離を行うのであれば、仕事で必要なものを処分しないように慎重に行う事が必要です。
仕事上、必要になるものを用意しなけでばならないケースも考えられます。そのため、極力新しいものを買わないというより、吟味して買うようにしましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
デジタル情報の整理
デジタル遺品と言われるのは、パソコンやスマホなどに入っている情報です。そういった情報を整理することが終活の一部ですが、20代30代の場合は、どのように扱えばよいものでしょうか。
20代の場合:情報を整理する
20代の方は、さまざまなデジタル情報を持っているのではないでしょうか。LINEやgメールのアカウント、買い物などで使っているサイトのアカウント、キャッシング情報など。
20代ですと、そういったデジタル情報をすべて解除するには、まだ早いです。ただ、中には持っていても無駄になるものもあります。そういった情報を整理することが終活につながります。
たとえば、1回買い物しただけなのに会員登録しているサイトがある、もう付き合いがないのに、LINEの友だち登録している、使わないLINEグループがあるなど。こうしたことは、他の年代の方でもありがちですが、削除するなどして整理しておいた方が後で助かります。
30代の場合:エンディングノートに必要事項を書く
30代の場合でも、20代で書いたように無駄なデジタル情報は多いでしょう。特に30代は仕事で責任のある立場にいる方もいらっしゃるので、人間関係がさらに多くなっているはずです。
終活に興味のある方でしたら、30代からエンディングノートを使い始めるのもありです。増えているデジタル情報をエンディングノートに記しておき、いらなくなって削除したりしたら、その旨も書いておきましょう。
このようにしておくと、デジタル情報を整理するクセがつき、40代、50代になると役に立ちます。
エンディングノートを用意する
上記でも触れましたが、エンディングノートを早めに用意するのもありです。20代、30代別で活用方法を考えます。
20代の場合:エンディングノートはどんなものか理解する
20代の方がエンディングノートを使う場合は、まずどんなものか理解することが大事です。
実際に用意してみて、中身を確認してみましょう。中を見れば、どんなことを書くようになっているのかわかります。それだけでも終活の初歩になります。
30代の場合:実際に書いてみる
30代の場合は、デジタル情報のところでも触れましたが、実際に書けるところのみでも書いてみると良いのではないでしょうか。
たとえば、デジタル情報の他に、毎月の収入や支出、保険や家族の情報など、書けることはけっこうあるものです。
20代30代で終活を考えるメリット
ここからは20代30代といった若い世代で終活を考えるメリットをお伝えします。年代別で考えてみました。
20代のメリット
20代のメリットは、今後の人生を考えるヒントになること、断捨離で部屋が片付いたり、親の終活に関心を持てることです。
今後の人生を考えるヒントになる
20代というと、まだ大人としても人生が始まったばかりです。そんな時にもう人生の終わりについて考えるのは、先走りに思われそうですが、今後の人生を早めに考えることで、生きるヒントを得ています。
たとえば、人生をあと70年としますと、その間にどんなことをやってみたいか考えられます。学生であれば、どんなところに就職したい、どんな職業に就きたいなど考えられるでしょう。
仕事をしている方であれば、この先はどんなポジションにつきたいか、転職はどうするかなど、キャリアアップを考える方もおられるはずです。
そして、最終的にはどんな人生を歩みたいか、考えられるので早めに人生設計を立てられます。
断捨離で部屋が片付く
20代ですと、断捨離を片付けや掃除と考えても良いでしょう。不要なものを捨てることで、部屋が片付いてすっきりします。
部屋に物がなくなれば、整理整頓しやすくなるので、生活する上での大きなメリットです。
親の終活にも関心を持てる
20代の方の親というと、40代後半から50代くらいが多いでしょう。ちょうど終活に入ることが多い年齢です。
自分自身が終活となれば、親の終活にも興味をもてるのではないでしょうか。親子で終活について話すのも良いコミュニケーションになります。
順番で考えますと、親の方が先に逝くでしょうから、親の希望を聞くことができます。
30代のメリット
30代のメリットは、今までの反省や今後について考えられること、心の整理ができること、これから用意しておく資金を考えるきっかけになることです。
今までの反省と今後の人生を考えられる
30代になれば、もう立派な大人です。当然ですが、20代よりも多くのことを経験しているはずなので、たとえば終活でエンディングノートを書けば今までの反省をすることができます。
仮にエンディングノートで支出のページを書くとします。どんなことにお金を使っているのかチェックすることになるので、無駄遣いがわかり、反省の材料になるでしょう。
反省すれば、今後に生かそうと思うはずです。ささいなことですが、今後の人生において大事なことではないでしょうか。
断捨離で心の整理にもなる
断捨離で不要なものを整理することで、心の整理になる方もいらっしゃるでしょう。
たとえば、買ったときと好みが変わってしまい、不要になったバッグをブランド買取店で売る場合、手放すことで過去の自分にさよならできます。今後は決意を新たに新しい道を行くというケースもあるでしょう。
今後の資金について考えられる
終活の一端としてエンディングノートに今ある貯金額を記すことで、今後の資金について考えられます。
たとえば、今の仕事を続けていたとして、退職金はどのくらいになるかなどを考えて人生設計を決めることもできます。マイホームをどのくらいの頭金で何年後に建てるかなど、人生の大きな買い物などを考えるきっかけになるでしょう。
親の終活も考えてみる
順番で考えますと親の終活の方が先です。ご自身の終活を考えながら、親の終活を考えてみませんか。
たとえば、親の持ち家や土地がある場合は、相続のことを考えなければいけません。親が元気なうちに将来的には、どのようにしたいかなど、聞いてみることも親の終活になります。
死後の話となると、なかなか切り出しにくいものですが、終活を切り札に今後のことを親子で考えましょう。
まとめ:20代30代から終活を始める場合はできるところから
20代30代で終活を始める場合は、無理なくできることころからで十分です。エンディングノートや断捨離、デジタル整理などを少しずつ始めてみてください。
また、自身の終活を考える際に、親の終活も考えられます。若いうちから終活に興味をもてれば、親に万が一のことがあったときにも役立つ知識を得られるでしょう。