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任意整理はしない方がいいのは本当?失敗しない借金終活のポイント
「任意整理ってなんだろう?」と分からないまま立ち止まっている人や、他の人が「任意整理しないほうがいい」と言っているから、任意整理は怖いと思ってできずにいる人…借金の返済には、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。借金で悩んでいるのであれば、まずは相談だけでもしてみるのがおすすめです。
任意整理はしない方が良いと言われる事情は?
インターネットで『任意整理』と検索すると、『しない方がいい』という検索結果が表示されます。
任意整理は債務整理の方法の一つですが、『任意整理はしないほうがいい』『任意整理にはデメリットが多い』といわれるのはなぜなのでしょうか?
考えられる事情を3つご紹介します。
借金の減額効果が低いから
任意整理は債務整理の中でも借金の減額効果が低い方法です。
自己破産は全額免除(できない場合もある)、個人再生は数分の1に減額されますが、任意整理は借金はゼロになりません。
3~5年の期間、支払える範囲で支払は継続されていきます。
任意整理の広告では『今まで10万円支払っていた返済が月々2万円になった!』などという謳い文句がありますが、将来の利息をカットしただけで元金は支払う義務があるのです。
月々の負担は軽減するものの、支払える範囲で返済を継続するという任意整理の特徴が、デメリットとして捉えられている可能性があります。
専門家への費用が高すぎるから
任意整理の手続きを弁護士や司法書士などの専門家へ依頼することで、費用が発生します。
項目 | 発生する費用の相場 |
---|---|
相談料 | 1時間10,000円~ ※初回の相談料のみ無料の事務所も多い |
着手金 | 1社につき20,000円~50,000円 |
解決報酬金 | 1社につき20,000円以下が原則 |
減額報酬金 | 減額分の10%程度 |
送金代行手数料 | 1社につき1,000円~ ※返済を事務所を通して行う場合 |
実費 | 印紙代・交通費・事務関係費など |
任意整理は、借金の減額はされたとしても、返済は継続する債務整理です。
借金は減額されても専門家への支払いがプラスされると、月々の負担は変わらないことがあります。
『借金をするほど困っているのに弁護士費用なんて払えない』という人も少なくないため、任意整理にはネガティブなイメージがついて回っていることも考えられるでしょう。
今後の生活に支障が大きいから
任意整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されます。
俗にいう『ブラックリストに載る』という状態です。
任意整理で信用情報機関に事故情報が登録されているのは、債権者と和解が成立してから5年間。
事故情報が載る=経済的な信用を失うということになりますので、行動が制限されます。
- クレジットカードが使えない
- 新しくローンが組めない
- スマホの分割払いができない
『スマートフォンの買い替えができないから画面が割れた機種をそのまま使っている』
『クレジットカードがないことでサブスクの契約ができない』
など、キャッシュレス化の進む現代社会においてはかなり不都合が生じるのです。
生活上の支障が大きいわりに支払いも継続する…借金が減ることよりも支障の方が大きいことがデメリットとして考えられている可能性があります。
任意整理とはそもそも何?
任意整理とはそもそも何なのか…借金にお困りの方であれば、一度は聞いたことがある単語かもしれません。
基礎知識として任意整理の特徴や条件をご紹介しましょう。
任意整理は債務整理の一つ
任意整理とは、自己破産や個人再生といった債務整理の一種で、裁判所を介さず弁護士や司法書士が貸金業者と直接交渉して和解案を作成する手続きのことです。
金利の引き直しやカットによって借金の返済総額を減らしたり、月々の返済額を減額したりできる可能性があり、基本的には3~5年の分割払いで借金を返済していきます。
任意整理の特徴
債務整理には主に3つの方法がありますが、任意整理には他の方法にはない特徴があります。
- 自分で債権者を選べる
- 安定した収入が必要
- 唯一裁判所を通さずにできる
債務整理の中でも自己破産以外は、借金を継続して返済していきます。
任意整理は自分で債権者を選べるため、家・土地・車など財産を残すことができるのも特徴です。
また裁判所を通さないため、手続きの時間は他の方法と比べると短期間で行えます。
任意整理ができる条件とは?
任意整理は誰もができるというわけではなく、和解交渉を行う上での条件があります。
- 利息をカットした上で元金を3~5年で返済できる収入があること
- 借金を全て返すまで返済を続ける意志があること
- 毎月の一定の収入があること
基本的に貸金業者が任意整理の交渉に応じてくれることが一番のポイントですが、借金の期間が極端に短い場合などは『最初から返済の意思がない』と見なされて断られることも…。
また任意整理は和解後も継続して返済をしていくため、一定の収入がない場合は自己破産・個人再生など、他の方法を検討する必要があります。
借金って死んだらどうなるの?終活に必要?
自分の借金は死んだらどうなるのか…終活を行っている人にとって、自分の身辺整理を行う上では借金の整理は外せない項目ですよね。
借金を残して亡くなった場合、全ての借金は相続されます。
配偶者が健在の場合は配偶者へ、配偶者がいない場合は子どもが被相続人です。
離婚をしていたとしても、亡くなった場合、借金は子供へ相続されてしまいます。
借金を負の遺産として相続してしまったら、被相続人は3ヶ月以内に相続放棄をしなければいけません。
多くの住宅ローンは団体信用生命保険に加入しているため、死亡した場合はローンがなくなりますが、カードローンや消費者金融などからの借金は、終活の一環として整理する必要があります。
金額が大きく、存命中に借金の返済が不可能な場合は、配偶者・子供などに相続放棄してもらうしか方法がありません。
自分にどのくらいの借金があるのか、終活で確認することは非常に重要なのです。
任意整理をしない方が良いのはどんな人?
借金があるからと言って、誰もが任意整理に適しているとは言えません。
中には任意整理をしない方が良いという状況の人もいます。
任意整理をしない方が良い状況の人とは、どんな人なのでしょうか?
借入の額が少ない・借入期間の短い人
借入額が少ない・借入期間が短いという人は、任意整理をしない方が良いでしょう。
少額・短期間の借入の場合は、利息を引いても返済金額が変わらない可能性があるからです。
手続きにかかる費用がかさんでしまい、返済金額が変わらない、もしくは増えてしまうことが考えられます。
またあまりにも借入期間が短い場合は、業者が交渉に応じないこともあるため、相談する場合は必ず専門家へ確認をしてください。
銀行系のカードローンから借入している人
普段使っている口座がある銀行のカードローンを利用している人は、注意が必要です。
口座を持っている銀行を任意整理の対象にすると、口座を凍結される可能性があります。
銀行側は少しでも多く借金を回収しようとするため、口座に残っている残高を引き出されないよう口座を凍結するのです。
任意整理の対象としている消費者金融と同系列の銀行口座がある場合も注意しなければいけません。
一度口座凍結をされてしまうと、凍結の状態は3ヶ月間程度続き、預金がある場合は借金と相殺されてしまいます。
現金の引出し・引落とし・振込みができなくなるので、非常に不便です。
すでに多重債務に陥っている人
返済時に他から借りて返している・借金の返済をすると手元に現金が残らない…そんな多重債務に陥っている人には、任意整理は意味がないでしょう。
基本的に任意整理は元本は減らず、金利の引き直しやカットによって借金の返済総額を減らすだけです。
信用機関に事故情報が登録されたら、他の金融機関からの借入ができなくなります。
多重債務に陥っている場合に任意整理を行っても、焼け石に水状態になるでしょう。
多重債務で苦しんでいる場合は、任意整理ではなく自己破産・個人再生を選ぶべきです。
任意整理で注意したい3つのデメリット
任意整理はメリットばかりではなく、注意しなければいけないデメリットも存在します。
『知らなかった!』では済まされない、任意整理のデメリットも理解しておくことが重要です。
①ブラックリストに載る
任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、いわゆる『ブラックリスト』入りの状態になります。
借入やローンが今後約5年間利用できなくなることを覚えておいてください。
債務整理の対象としなかったクレジットカードなども使うことができなくなります。
特に困る人が多いのはスマートフォンの機種変更です。
スマートフォンの本体代金は高額のため、多くの方が使用料と併せて分割購入します。
分割=ローンを組むということですので、経済的な信用を失った以上、現金で購入する方法しかなくなるのです。
②借金の元金は減らない
任意整理は、自己破産や個人再生と比較すると債務を減額させる効果が高くありません。
将来的に加算される利息をカットする方法なので、借金の元金は減らないのです。
実際に任意整理後に支払いができず、自己破産や個人再生を選ぶ人もいます。
定期的な収入があっても、3~5年の間返済を続けていけるかどうかを見極めることが肝心です。
③専門家へ依頼する費用の方が高くなることがある
任意整理の手続きを専門家へ依頼した場合、費用が高くついてしまうことがあります。
多くの事務所では費用の分割払いに応じてくれますが、減ったとはいえ借金の返済と費用の分割払いをしなければいけないことは、大きな負担です。
また借入の金額が少額の場合は、専門家へ依頼する費用の方が高くなり、債務整理のメリットが薄くなってしまいます。
任意整理をする3つのメリット
借金問題で困っている場合、任意整理にはそれなりのメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、3つのメリットをご紹介しましょう。
①手続きに手間がかからない
任意整理は他の債務整理に比べて、手続きに手間がかからないというメリットがあります。
任意整理は裁判所を通さない手続きなので、収入や資産を証明する資料を準備する必要がなく、自己破産や個人再生と比べて手続きが簡単です。
任意整理は金融業者と私的な交渉をするため、専門家へ依頼すれば自分はあまり手間がかかりません。
②債権者を選べる
任意整理には債権者を選べるというメリットがあります。
どの債権者を対象に任意整理するのかを選ぶことができるのです。
デメリットとして考えられる口座凍結の恐れのあるローンなど、生活に必要で整理したくない債権者は除外し、一部の債権者だけ整理するというようなこともできます。
③借金完済の目途が立つ
任意整理を行うことで、借金完済の目途が立つこともメリットです。
手続き完了後の利息が免除されるため完済が早まり、3~5年で返済計画を立てるため自転車操業に陥らずに済みます。
特に金利の高いキャッシングやリボ払いなどを抱えている方には、非常に有効な手段といえるでしょう。
任意整理はしない方が良い?口コミをご紹介
実際に任意整理をした人はさまざまな感想を持っています。
中にはしない方が良かったという人もいるので、どんな理由なのかを理解しておくことが大切です。
任意整理をして良かった!良い口コミ
任意整理をして良かったという口コミには下記のような内容が多く見受けられます。
- 借金完済のメドが立つ
- 不必要な返済の取り立てがストップする
- 利息の返済から解放される
- 1人で借金問題を抱えなくていい
2月に任意整理を依頼して毎月の返済をストップしてもらい、費用も分割にしてもらった。
やっと止まれたと思った。
いつも体調が悪くて、でもいつも何かしなきゃと思っていた。
借金で行き詰まらなければ、他のことで止まらされていたかもしれない。
命に関わることじゃなく止まれることができてよかった。
引用:さらら@UO4pKZKRtEEjSzX|Twitter
今思うことは任意整理して本当に良かった。
4年前は借金のせいで毎日不安で、楽しい未来なんて想像できなくて、死んだら保険金で借金以上のお金を妻に残せるなんて本気で思ってた。
あの日勇気を出して任意整理をして生きることを選んだ過去の自分に感謝。
こんなに楽しい未来になってるよ!
引用:まめまる借金返済中@mamemaruaa|Twitter
任意整理するといいことあるのかっていわれると…あるんだな。
・督促がなくなる
・日々の生活が見直せる
・お金に余裕ができる
・貯金も少しずつできる
・心も体も健康的
毎月の支払いに追われると、心も体も悪くなってきます。
考えすぎて頭が痛くなることも…任意整理後はそれがなくなりました。
引用:ゆう@今年の12月までに借金10万完済する@yuunohuku|Twitter
総額470万の任意整理を4年前にしました!
和解できるのか、毎月7万を払っていけるのか、突然の出費にどう対応したらいいのか。
色々悩みながら気づけば4年…返せてます。
あと少し!悩みながらでも少しずつ前に進めてる。
引用:4児ママあーちゃん@a_yumi_mytss|Twitter
借金し始めは本当何も考えずキャッシングやリボ払い消費者金融って言う流れで借りて、
最初はきちんと返済してたけど途中から滞納しだし、この頃は自分の借金額も把握してなかったです。
弁護士さんに相談して全部の借金額が車のローンや奨学金も含めて300万くらいだった。
この時はじめてやばいと思った。
引用:ダイ任意整理中@kusa_dai|Twitter
借金に苦しんで返済に頭を悩めていた過去が、任意整理をすることで解決した人たちの生の声です。
督促がストップしたり、完済の目途が立ったりしたことを心から喜んでいる様子が見て取れますね。
任意整理しなければ良かった…悪い口コミ
任意整理にはメリットだけではなく、しなければ良かったという後悔もあるようです。
- 費用の高い弁護士事務所に依頼してしまった
- クレジットカードの利用ができない
- 分割払いでスマートフォンの分割購入ができない
- 新たな借金が5年間もできない
ちゃんと調べれば良かった。
任意整理の弁護士費用…催促ストップしただけで、弁護士費用入れたら借金が増えた。
悪徳弁護士なのか!?
任意整理する前より支払い増えて余計に生活苦しくなったわ。
引用:任意整理しなければよかった失敗パターンを口コミと共に解説!|わかる債務整理ナビ
なんか充電されるの遅いんだけどついに壊れた?
本当はスマホ今すぐにでも変えたいんだけどローン組めないから買えない…
外で圏外なるのも結構ストレスなのに
引用:任意整理しなければよかった失敗パターンを口コミと共に解説!|わかる債務整理ナビ
来年7月までに現金で170万円くらい必要なんだけど(車買い替え)任意整理してるしバイトだし現金でしか車買えない。あれ、これ詰んでるのでは….?
引用:ゆるる❀借金垢@LeXbi4gf0ku|Twitter
任意整理依頼先に振込がスタート。
こんなカツカツの生活、4年半もできる自信が無い……
引用:CHIROL🌸@jrhd2g|Twitter
任意整理の弁護士費用だいぶお金使わされたのに全然和解してこなかったんだけど将来利息変わらず取るって依頼した意味ないやんマジでふざけとる(笑)
引用:えるさ@elsa600yen|Twitter
信用情報機関に事故情報が登録されることで、生活に支障が出てしまうケースが多く、現金のみの生活が難しいという声があります。
任意整理をするときには、デメリットの部分もきちんと理解した上で検討することがポイントです。
終活に必要な任意整理をする方法
終活で借金に関して検討するとき、任意整理は一つの選択肢です。
任意整理をするフローは大きく5つに分けられます。
- 弁護士・司法書士に依頼
- 受任通知で返済がストップ
- 利息の引き直し計算
- 債権者との和解交渉
- 交渉成立後の返済
①弁護士・司法書士への依頼
まずは弁護士・司法書士といった専門家へ手続きの依頼をします。
話だけ聞いてみたい・自分ではよくわからないという人でも、初回相談は無料というところが多いので、インターネットなどで検索してみると良いでしょう。
現在の借金状況を客観視することが重要です。
専門家の敷居が高い・近くに事務所がないという人は、法テラス(国が設立した法的な相談の窓口)もあります。
任意整理をすると決まったら弁護士や司法書士を紹介してくれるので、各自治体に問い合わせてみましょう。
②返済のストップ
任意整理を専門家へ依頼すると、『受任通知』という書類が債権者に送付されます。
受任通知には法的な効力があり、任意整理の和解成立までの間、借金返済がストップするものです。
返済の督促もストップするので、返済開始まで待機ということになります。
③利息の引き直し計算
利息制限法に基づいて引き直し計算をし、過払い金が発生していないかをチェックします。
過払い金がある場合は、借金と相殺され、中には現金が戻ってくることも。
専門家が行ってくれるので、特にしなくてはいけないことはありません。
④和解交渉
最終的に債権者との和解交渉を行います。
交渉の内容は、将来利息の免除をしてもらうこと、残った金額を3~5年の長期分割払いにして月々の返済額を見直すことの2点です。
和解交渉は弁護士・司法書士と債権者間のみで行われるので、結果を待っていればOK。
最近は和解交渉に応じない業者もあるので、注意が必要です。
⑤返済開始
専門家と債権者の和解が成立したら、いよいよ返済の開始です。
和解が成立すると和解契約が締結されます。
利息の引き直し計算後の残った借金を支払うことになり、支払開始日や振込先などが細かく指定されるので、確認をしましょう。
返済が開始されると同時に、専門家への費用の支払いが発生します。
費用は借入金額や債権者数によって異なりますが、分割の相談をすることも可能なので、生活に無理のない計画を立ててください。
任意整理の専門家選びに関するQ&A
任意整理をしたいけれどどんな専門家に依頼すれば良いのかわからない…とお悩みの方に、目的別の専門家をご紹介します。
さまざまな要望に対応できる専門家をピックアップしますので、ぜひ相談の足がかりにしてください。
まとめ:終活の任意整理はデメリットを理解して
終活を行うシルバー世代は、安定した収入=仕事をしているケースが少ないことが特徴です。
任意整理を検討する際には、3~5年という計画が遂行できるか、年金額・貯金額などを考慮することが非常に重要なポイントになります。
任意整理は返済を継続する債務整理であること、信用情報機関に事故情報が登録されることなどのデメリットをしっかりと理解し、必ず複数の専門家に相談してください。
債務整理の専門家でも、担当者によって異なった方法を提案されることがあります。
自分に合った方法を選ぶために、比較検討を行わなくてはいけません。
残された家族に迷惑がかからないよう、しっかりとお金に関する終活にも向き合いましょう。